ベッドは硬い、壁は黴だらけ、安いホテル、安いホテルにいる僕、安いホテルにいた、君。シャワーヘッドから溢れる液体、僕を包む湿度、轟音、それはシューゲイザー、君が好きだと言うシューゲイザー。足元をみる、汚 .... 鼓動はクリーンなアルペジオ

君の血管はエレキギターの弦、
錆び付いた弦。

テクニカルなエレクトロは君の装備
歪んだディレイは君の叫び
アンプラグドで君の声をきく

君は錆び付いた ....
錠剤首輪
鎖の先は生
空腹時は首輪を飲み込む
そうして誰かに吼えている
そうして誰かに噛みついている
泣き叫ぶ声の中に笑みが浮かぶ
醜いその顔に
柵の中で暮らす豚の肉をぶつけたい

 ....
その手にあるものを捨てろ
本も紙も筆も何もいらない
その何もない手で視界を塞げ
そうしてみえるものがお前だ
それをじっくりみつめろ
ひな壇の上に並べられた文章も
デフォルメされた自身をゆめ ....
「ねえ、キンモクセイって何?」
 テレビから聞こえてきたのは、キンモクセイ、というはじめて耳にする単語。形も香りもなく、音楽のように心地よく響く単語だった。
「木星と金星がぶつかってくっついたん ....
波。
人の波。
空は青空。冷たい風が髪の毛をふわふわと撫でる。
なのに目の前の海は台風に襲われているかのように荒れている。
泳いでる人。笑ってる。
無表情を装っている。一匹狼になろうとしてい ....
夜のトンネル徒歩徒歩 持ち物のガラスケース泥泥 走り去る言葉ちらちか
立ち止まる私 

不純物ぽたぽた ガラスケースへ
ぶつかる言葉 ちらちか フラッシュ 目の前真白
砕けるケース ばらぱら ....
テレキャスターを買った
ストラトとはもう何年も話をしていないのに

タルボとモッキンバードはガラスケースに入れられ飾られている、あの店で。
ゼマティスは優雅に笑ってた
レスポールはストラトを ....
01(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
排水溝へ流れていくのは散文(批評 ...211/8/7 11:39
たったひとつの協奏自由詩011/7/12 16:27
装殖自由詩011/2/17 19:16
レイへ自由詩211/2/9 6:00
金木犀と綿が舞うような散文(批評 ...110/12/12 20:59
ガラス水槽の中にて自由詩110/11/21 20:36
轟音部屋自由詩010/11/12 3:36
停電ギター自由詩0*10/11/11 4:29

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