君の手を引いて 星空の下を歩きたい
星空の、そのずっと向こう 南十字星の下まで

空からの十字架は僕らの結んだ手を赤く塗り替えてしまうかな
それとも、二度と離れないようぎゅっと楔を打ち込む ....
私のまわりのきまぐれ君 あなたに あなたのすぐそばでお話したいことがあります
「ほら、聞き耳立ててるのがわかるんですもの」
ええ あなたはいつもそう 何の前触れもなく降る通り雨みたいで
雲みたい ....
君と初めてキスをした 瞬間の風の におい
君と初めて腕を組んだ ボクの足の 歩幅
君と初めてあんみつを食べた 時の 周りのカップルたち

べつに君以外の何かを思い出そうとしてるわけじゃない ....
気がつくと見下ろす先にいいようのない雰囲気をまとった二人の男女がいた




彼は五円玉(みたいな形の銀貨)を手にとってそっと、
でも大胆にその{五円玉=銀貨}を抱きしめた

隣でその ....
「私のこと、本当に。好き?」

聞かれたら

抱くたびに気持ちいいのは本当
でも、肌を重ねるという儀式のつじつまあわせしてるんじゃないか
とか思っても口には出せないから

「・・・・・ ....
ウインドウショッピングの延長線上で窓の向こうの鏡に映る遠ざかる君の姿を
ただ見つめてる
まるでドラマのワンシーンみたいに距離感のうつろなスローモーションにスタッフロールがながれるのを

(キャ ....
あの夏の夜 日焼けした月に 手を伸ばしたボクは
触れた君の手に ボクの体温を 悟られないように
頑なに なんともないフリをして....

君に何を話せただろう 君に何をしてあげれただろう
 ....
「好き」

ことのは一片手のひらに 乗せてふぅっと一息
吹きかけてみれば あなたに届くそんな
想いが心を満たしていくけど あなたに届いているの?この同じ月の

同じ下弦の月が街のネオンに紛 ....
閉じていた重い瞼を少ししかめて外に目をやればまだ夜更けのように空は蒼く
力の入りきらない腕と体に静かな苦痛を感じながら時計の針を追えば普段と変わらぬままで

重い・・・痛い・・・
病み上がりの ....
太陽が闇を侵食しようとしてる直前

一匹の首輪のない犬が
いつもの散歩道だろうか
時折道端にうち捨てられたボトルに鼻を
近付け歩いていく

ボクは身を縮ませながら
そんな風景に降り ....
小さな書道家の
書道家のような事をしたい演劇好きのジェームスは背格好には大き目の
和室には不釣合いな本皮製ブラックの「作業着」に着られて立っている

閉じられた目の奥ではどんな風景が流れている ....
「ほらっ」

あっちこっちから聞こえてくるでしょう?
あのすっかりやせ細ってしまった枯れ木の根っこのあたりから
その足元の凍えて背筋をピンッと伸ばしてる土の隙間から

相手を押しのけ押しの ....
どんなにひどい言葉を投げかけたか
どんなにつらい気持ちを綴ったか

それらは
どんなにやさしい言葉をかけたとしても
どんなにやわらかい心で包んだとしても

きっと
もろい布袋のようにず ....
「今日はクリスマスだよね
 そう、昔小学校だったっけ?教科書で習ったイエスキリストの記念日
 
 生誕の日とかそうでないとか今じゃ色々言われてるけど
 キリストの日だよね?」
 
 十代の ....
吠える
獣のように大きく響き渡るような
そんなたいそうなものではなく

ただ
吠える
「俺だ!」と自己主張するにしては
物腰を気にして周りを気にして

吠える
元来声が小さいわ ....
「今日○月×日、午前△△時に自動車同士による
事故がありました。この事故で......」

気づくと僕は走っていた

何も考えられないくらい
一心にただ目いっぱいに

別に
何かに急 ....
ゆらゆらり

揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ

ゆらゆらり

揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
 ....
君との約束の日は近い
あと三日と四時間

待ち合わせ場所は
もちろんあの場所

夜空に咲く白がとってもきれいなんだ
見に行こう 僕らも空に上って

どうやってだって?
それはね 秘 ....
あなたはこれまでのいくらかに
具体的で想像にそこまで苦を要しない答えを期待している
 たとえそうでなかったとしても
僕は小さな迷いの果てにそう感じたんだ

あなたはたかがそれくらいと
 ....
悲しみの生まれるところ

手を伸ばせば届くけれど
すぅっと零れ落ち消えてなくなってしまう

今まで見てきた景色の中で一番切なくて儚い
そんな匂いのする場所

悲しみの還るところ

 ....
寒い夜

隣を歩く君の手を

握ってポッケに

詰め込めたなら……^^
僕の演じた役はぼく そのもの
いいかえれば過去にそうであった ぼく
そのときの 心のうちだった気がする

演じてる 演じてた 演じようとしてる

でも最後には必ず前向きになってた 僕はここ ....
めでたしめでたし

パチパチ
        ワァーワァー

鳴り止まぬ拍手と歓声

その演劇はきっと素晴らしい物だったに違いないと思わせるには
十分の評判だから内容にまでケチをつ ....
君の笑顔がうれしくて

          痛い

君の冗談がたのしくて
          
          辛い

君の手の平が温かくて

          苦しい
 ....
お店のショーウインドウでみかけたおいしそうなパフェ
 白と赤や黄色や黄緑をちりばめたガラス細工みたいにきれいな パフェ

お手ごろ価格だったのと甘いものが食べたくなったのとで
 ついに頼んでし ....
 見てみぬ振りしようとしてた
 ただ通り過ぎようとしてた 現実

 どんなに願っても叶えられない
 どこまで行っても終わりなんか見えない 愛の形
 
 でも
 それでもただ見つめてい ....
拝啓
 お元気ですか?私は相変わらずの毎日です。
 
 朝は六時におきて、支度を済ませてから家を出て
 電車を乗り継いで、会社につくのが大体八時。
 五時まで仕事をして、また電車を乗り継 ....
ねぇ。空に投げたらどうなるのかなぁ?
うん。投げてみたらいいんじゃないかなぁ?

そか。でも、投げてもいいのかなぁ?
だね。いいんじゃないかなって思うよ?

じゃあ、投げるね。
うん ....
まっしろのシャツ まっしろのパンツ

まっさおな空の下 決して汚れないように気をつけて

ジャングルジムのてっぺんで仁王立ち ちょっとの優越感と開放感

まっくろな空の下 決して濡れな ....
道端にぽつんとひとつ
夕日色のビー球ひとつ 

落ちていた

別に何の変哲もないのだけど 体はなぜか引き寄せられて
心はその傷ついた透明の球体に吸い込まれる

ビー球なのか何なのか丸っ ....
もこもこわたあめ(126)
タイトル カテゴリ Point 日付
CROSS自由詩3*08/6/8 21:56
きまぐれ君♪にささぐ自由詩3*08/6/4 22:23
メモリーダイジェスト自由詩1*08/5/12 22:18
表と裏とその真ん中自由詩2*08/5/6 21:11
沈む月自由詩1*08/5/6 20:29
キャスト自由詩1*08/4/26 21:34
あの日〜ゆれたこころ自由詩2*08/4/14 22:18
あいしてる?・・・・「あいしてる」自由詩3*08/3/9 22:02
夜更けのような朝に自由詩3*08/2/28 20:39
白の世界自由詩2*08/2/8 7:28
たま自由詩0*08/1/8 21:39
「ほらっ♪」自由詩1*08/1/7 22:00
書けない言葉自由詩1*08/1/3 22:16
”はなまる”な気持ちで自由詩1*08/1/2 19:51
吠える自由詩6*07/8/18 21:12
千の時の果てに自由詩1*07/8/11 23:18
窓辺の花束自由詩12*07/3/21 21:43
まちぼうけの木の下で自由詩7*07/3/14 22:13
ひとかけら自由詩1*07/3/14 21:39
Tears' EDEN自由詩12*07/2/23 22:06
こころぽかぽか川柳10*07/2/16 23:59
テーマありきに自由詩6*07/2/15 21:16
-そして、幕は下ろされた-自由詩1*07/2/15 0:56
君じゃなくて自由詩7*07/2/14 23:40
パフェ自由詩3*07/2/14 0:19
自由詩8*07/2/13 21:39
もし、許されるなら自由詩6*07/2/13 0:00
空に投げたら自由詩6*07/2/12 23:44
まっしろのままで自由詩4*06/9/25 0:18
言葉で 、愛を自由詩3*06/9/15 23:31

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