流れる時間の速度に
自らの老いを認め
周囲からの期待に
外れてしまった現在を責めた

灰色の羽を持ち
孤立した、湖の中
仕様も無い限界を決めつけ
人生における可能性を
徐々に破壊して ....
煌めく光が眼に沁みる

窓から入る冬の風が

孤独を一層強調するものとし、

特定の季節を拒み
疎んできた私の
頭に厭世の種を撒く

思い出す冷たい記憶は
貴方の手と心
街の視 ....
出来過ぎた愛は
宇宙をも狂ほす

雨を恨み
刻を戻せと嘆いた街。
大阪。

御堂筋を走る車内で
いつもの音が鳴らぬのが
私の内臓を引き掴み
激しく、情意を
揺するのだ。

 ....
深まる謎は
数奇な事柄を呼び寄せて
時に君を憂い
僕を育てた。

常に探して来た言葉は
過去へ行く途中に潜む
扉の鍵に成り
其の過程に僕を嫌う者達が居た

排除し、更に心からも排除 ....
冥鈴(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
灰鳥自由詩011/2/7 1:41
苦痛の世界自由詩111/2/1 15:27
重すぎる愛自由詩211/1/24 13:51
彷徨う刻自由詩111/1/20 1:01

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