先程から鳴り止まない電話と
黒のミニスカートを履いた年下の女が吐く息は同じくマルボロで寄った眉間の皺はああ怖い怖いこわい
もしかして寝てたのと心配そうな声が聞こえる
受話器越しに鼻をつまむ
....
おいてけぼりにされたみたい
誰も好きじゃないので
誰も嫌いじゃないのだ
細かいタイルの敷き詰められた風呂釜から
いつ落ちるか落ちるかと恐れて
ろくに暖まりもしないまま風呂場を出てしまう
....
ヒト科
(2)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
だろう
自由詩
0
11/2/12 11:27
着地点
自由詩
1
11/2/11 10:58
0.02sec.