天使だった
いつも泣いていた
小さな私たちの かみさまであって
神では なかった
94年 私はたったの9歳だったけれど
Kurtの死が私の死だと
その日 知った
犯されて痣 ....
ただ一切は過ぎてゆきます

嘘で築いた砂づくりの城に私を埋めた

あれはメジロ啼く穏やかな春の頃

なくさぬために棺にしまってゆくという方針は

あながち、間違っておらぬと思いま ....
ニイランの 浜に革靴 逝少年 金魚拾う 青き畳に 影ひとつ 泰雲抑揚広がりて 紺敷砂子のまばら星 跳ねて君をば恋しかる 我が狭胸に 明かれ夜文の丁沈香 明日人となりの消ゆるとも 歯牙燃ゆ革命 微塵も臆さず 君待つや樟葉のまどろび屋 夢ならでそが手再び包まん 浮かばぬ青果と夏の泳法
コバルトに震える切っ先
きうりと遊星は綺羅映えるまま
小焦れた炎天 息を詰めて窓辺の鍍金を密になぞれば
(広角)

指の白さは詰るように汗ばんで
煮え ....
別に何かを求めて彼といる訳ではないのだ。

コルツのどろり甘い煙がすでに雲掛かった部屋へ愛と共に吐き出される、白い幻影。
吐精の済んだ男は深いため息をついてさっさと私に背を向けている。
 ....
男はうろんな目で
メイビー・アイ・ラブ・ユー
と、どこかで聞いたようなフレーズを呟いては
またひとり
私をみながら笑っている

ギターをつま弾く彼の指は
長年の栄養失調のため ....
counting dead bodies like rams to the rhythm of the war bells.
汝見過ごすこと無かれよ
憂きものの坩堝
この平坦な砂礫をこの虎 ....
関口 ベティ(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
with or without you -Kurt Coba ...自由詩212/7/15 4:06
funeral lovers—四季—自由詩312/7/15 3:51
切り取り絵図—石垣—俳句112/7/15 3:41
切り取り絵図—山形—俳句112/7/15 3:40
出征自由詩011/5/29 5:36
アイスコーヒー自由詩111/3/7 21:17
花瓶越しの雪ざらめ自由詩211/3/7 18:39
ラバー・ソール自由詩211/3/4 20:56
トラウム自由詩111/2/28 8:29

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