ただいま、おかえりと、味噌汁のあとで、まるで囲んだ所へ運びなさいと命令されているみたいにお盆で運んでいく

暗いじゃない、椅子にあがりに丸めの膝をキュッとそろえて
じっと何かを待っているよう
 ....
向こうから
すいかの香りがやってきて
私の横をかすめていった
甘やかな夏
やたら光らかす蒼天

降参する
陽炎
まとわりつく
それにも
気持ちの不愉快さにも
負ける
だだ吸っ ....
苦しんで

猫背が嫌で
日焼けが嫌で
我が儘言って

微笑んで

誰か泣いて
苛立って
ずっと独りで

なにかが割れて
破片が刺さって
傍に行って
二人で泣いて

隣 ....
寂しく
なるなあ

三日月が


山の向こうの
三日月が

誰も見てない
そんなところで
こっそり
ひっそり

るらるらった

笑った顔

どこにも行かない
三日 ....
くるくると皮をむいて
ちらちら光る画面に
いらいらしながら

言葉の皮を
くるくる剥いて
Hiiragi Yuu(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
暖かい壁自由詩112/4/11 0:40
すいか自由詩211/9/18 14:39
死角自由詩011/9/16 5:11
るらるらった自由詩211/4/13 17:59
ringo自由詩211/4/5 11:36

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