言葉はまるで埃のよう

陽に透ければ多少の見栄えもするけれど

所詮はただの塵芥 腹の足しにもなれはしない


深夜零時の交差点で

ゴミを相手にワンツーステップ

星が消え ....
2003年 溢れる言葉を
適当に繋ぐだけで僕は詩人になれた

あれから10年
いろんなことがあって
世界も変わって

僕には
恋人が出来て 失って
仕事を得て 逃げて
適当に日 ....
涸れた心を引き摺って

縋るように言葉を重ねて

キシキシと音を立てるこの胸の内に

どんな荒野が広がるだろうか



呼びたかったのは

誰の名前で

紡ぎたかっ ....
欠けたままでいいよと

教えてくれる本もあるけど

空腹は

食べないと埋まらないね
言葉にならない言葉で

君に伝えた たくさんの音


こんにちは さようなら
はじめまして またいつか


夜は朝と出会って

日暮れは朝焼けを夢見て


おやすみ ....
息が

詰まりそうになるのです

ワンルームに一人

孤独が

のどに絡まって

嗚咽すら出ない
雨が降る

苔のにおいが舞い上がる

蝉は まだ土の中

終わらない夏を待っている
吐き出した溜息が

泡のように昇っていけば

まだ心も晴れただろうに
水底に

うつしとった光の波紋

桜が散って

いま 夏が目覚める

私の想いは春と逝き

ただ水底に沈むばかり
無意味を求めて

僕は退廃を築いた

堆く積まれた黒い山を

そのまま心なんて

安直な考えは捨てたけど


喉を潤すほどの涙は流せないよ

渇きを生むほどの絶望は知らな ....
人が二度死ぬというのなら

かの王様の死はいつ訪れる


五十年か百年か

僕たち凡人の一生よりは

たぶん長い


はるかなときを 幾世紀とまたいで

悠々とその笑み ....
やさしい言葉を聞きたくて

ずっと詩を真似てきたけど

がらんどうのこの胸から

あふれる言葉は今日も軽くて

無残にも残骸をさらしている

なあ 僕の灰

どうせむなしく ....
堅い道の上に立っていた

見上げれば星 その天の高さに

あらためて距離を感じた午前零時

二つの足は正しく進み

携帯が照らす夜道を急ぐ

オリオンは見つからなかった

 ....
誰の名前を 呼んでいたのか

ずっと

呼び続けていた気がしたけど

どこかに辿り着きたくて

空想の世界に入り浸った

どこにもない場所に憧れて

夢見ることに慣れてしま ....
syuon(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
cadenza自由詩113/9/13 2:17
親愛なる2003年へ自由詩313/9/5 16:28
がらんどう自由詩213/9/2 1:40
飢餓自由詩111/5/18 21:11
when I was poet.自由詩211/5/6 21:46
Solo自由詩211/5/2 23:57
Rain自由詩211/4/27 17:56
深海魚自由詩811/4/20 23:10
Gone with the spring.自由詩2*11/4/17 23:36
tower自由詩111/4/14 4:32
遺書自由詩2*11/4/12 18:56
Peace to my ashes自由詩3*11/4/11 21:49
Orion自由詩411/4/10 0:54
Call自由詩5*11/4/7 3:27

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