わたしはごみです
わたしにはひつようないから
ごみです
わたしはごみです
だれか
わたしをひつようとして
いみをください
かなわないなら
はやくかいしゅうして
....
いつになったら
今が過去になるのか
何ヶ月、何年
いつまでも今のまま進まないんだ
あなたの今と私の今が
重ならない
それが寂しい
あなたの今と誰かの今が
重なる
それが羨 ....
生きている。
笑っている。
不思議なものね。
あなたがいなければ息を吸うことも儘ならないと思っていたのに。
否それは紛れもない事実なのだけれど、
生憎自分に嘘を吐くのは得意科 ....
今年の夏はエアコンなしで乗り切った
絶対無理だと思って
扇風機を買いに走ったら
扇風機の棚は空で
熱中症になったらどうしよう
だとか
夏バテになってしまう
だとか
自分も周 ....
何度も目が覚めてぼやぼやした頭
着信を告げる点滅
張り付いた前髪
浮遊感
返信
落ちる意識
点滅
返信
ぴかぴか
かちかち
夢なのか
....
窓からの容赦ない日差しを受けて
何年か前を思い出したよ
あの頃はとにかく走っていた
長い廊下を全速力で
階段をひとつ飛ばしふたつ飛ばしで駆け上がって
いつも難しいことを考えて
....
約二億回目の呼吸をした僕は
約一億回目の呼吸をした僕を想った
あの頃は生きる意味を捜し求めて
自問自答をして苦しくて、苦しくて
今では捜し求める余裕も無く
ただ毎日を消費している ....
しごとを
せいかつを
ゆうじょうを
れんあいを
しゅみを
いのちを
じんせいを
そうして
しずかにわらっていられるように
さいごにわらっていられるよう ....
浅い眠りからの生還
午前3時
薄ら湿っている体と
浮遊する意識
ここは、どこ
見慣れた天井を捉えた目が
ここは自分の部屋だと告げる
目覚めたら
そこは不思議 ....
ねぇ、知っている?
私はね
この目も声も鼻も耳も
本当は要らなかったの
身体ひとつで良かったの
何を見ようと
何を言おうと
何を嗅ごうと
何を聞こうと
あなたを愛する ....
もうずっと
ひとりぼっちで
ながい
ながい
よるを
あしもとには
ゆめのくず
ひろって
すてて
ひろって
すてて
くりかえ ....
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