彼らはわたしだ。わたしたちはゴミ候補だ。突き詰めればつまり同じゴミだ。ゴミとしての先達があんなふうに行ってしまって、ゴミ候補○号(いったい何号?)は動揺している。わたしは免許証と、不味いキャスタマと ....  散らばった削り屑をかき集めて呻いた。ほのかな樹木の香りがした。あたしは一個の彫刻になっていた、ことばのかたちにからだを削り上げたのだ。記号の救命艇。戦艦は撃たれて沈み、ことばに乗らない彫刻未満がうよ ....  柱の向こうに白いのが居た。見直すと居なくなっていた。


 幽霊ではなく幻覚だと思う。そこに突っ立ってる扇風機の白、それがなにかの拍子で柱の向こう側へ移動しただけ。わたしの視界のすみではいつも ....
 この季節にはめずらしく、お空の青い日でした。上人さまがいらしったときにはもう、わたしの指先はつよい陽射しにあてられて、だるまのようにずくずくと溶けはじめていました。墨染の衣の上人さま。ずっと待ってい ....
paean(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
七坂心中自由詩011/9/22 1:04
泣きなよビリー自由詩511/8/27 14:31
世界=内臓族自由詩211/8/23 2:41
雪仏散文(批評 ...111/8/8 1:07

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