あなたは素敵な人

自分に優しいから人にも優しい
まっすぐに生きているから 私のことをまったく疑わない
自分を全部肯定しているから 私をまるごと受け入れてくれる
何にもこだわらないからひたす ....
世界はこんなに美しく輝いているのに
あえて悲しいことを探しだすことはないでしょう

自分を暗い牢獄に閉じ込めている自分の心
それに気が付いたらあなたは自由

篭るのはあなたの自由だし出て行 ....
それは哀しいまでに純情である
風の気まぐれに従って 時にはさざ波を渚に寄せていたかと思うと 風向きが変わると激烈な波浪を打ちつけたりもする

しかし その深みは静寂に満ちていて 何があっても動揺 ....
淡く霞んだ冬空に白い雲が浮かんでいる
雲には自分の意思はない 
風に吹かれて動いて行くだけだ 
気楽でいいなあ

何時の間にか生まれ 何時の間にか消えて行く 
 ....
あなたは結局 自分しか愛せない人なのよ
最初は腹が立った

あなたは 自分の大好きな自分を褒めてくれる人を好きなだけ
妙に説得されてしまった

可哀想な人ね
混乱した

  ....
ジーザス クライストが産まれた時真っ暗な夜空をオリハルコンの剣を握った少年達を乗せた銀の流星群が飛び交っていた
一つの星がベツレヘムに降り  乗り手の少年はマリアの子宮に潜り込んだ

 ....
生き物はとってもお日様が好き
自分の気分に忠実な猫達は目を細めて日向ぼっこしてるし 樹木は少しでも余計に陽を浴びようと空に手を伸ばす

陽が暮れると淋しくなるのはみんな同じ  ....
午後 太陽は大きく西に傾いている
もう暫くすれば 彼は美しい茜色の雲に纏われて地平線の下に沈んで行くだろう
でも今綺麗なのは 彼に照らされている東の澄んだ青空と白い雲 陽を暖かげに照り返しているビ ....
宝石箱の蓋を開けると白いブラウスの少女が踊っていた
チャイコフスキーの弦楽セレナーデの調べに乗って
白皙の額がダイヤモンドの光に照らされ 華奢な手首が瑠璃玉の色に染まっている

近く ....
それは旧いものとは限らない
それは暗いものとは限らない
それは悲しいものとは限らない

初めてのはずなのに どこかで会ったことがあるような
気持ちが晴れ晴れするけど 決してざわめか ....
朝方の西の空に貴女は浮かんでいた
ほっそりした横顔に憂いを湛えて
あなたは未だ登ってこないの 私は帰ります

だいじょうぶですよ お月さま
お日様は地球の裏側から貴女を見てますからね
安心 ....
午後4時半
早くも暮れ始め
街を彩っていた紅葉がぼやけてきた
しかし 信号の赤が取って代わって鮮やかだ

もうすぐ冬至
一番 昼が短くなる
西の空を見るともの悲しくなる
しかし この日 ....
そのバスは新千歳空港から札幌へ晩秋の北海道を走っていた。
運転席の左上に設えられた小型テレビは夕方の子供向け番組を映している。暗くなりはじめた原野に時々人家の灯りが現れる。

帰りたい。
 ....
人と車の群れを見下ろしながら街路樹が立っている
冬になったから葉も疎らだけどその根は着実に大地から暖かい養分を吸い上げている
おいしい栄養が樹の全身を廻る

彼が身を震わせているのは寒いからで ....
たにい(74)
タイトル カテゴリ Point 日付
魅力自由詩311/12/30 23:13
青空自由詩211/12/30 12:01
海の心自由詩411/12/27 7:09
雲になりたい自由詩511/12/26 12:33
万能薬自由詩211/12/25 9:22
生誕伝説自由詩111/12/25 0:43
陽だまりの詩自由詩111/12/24 15:14
愛について自由詩611/12/24 7:28
再会自由詩3*11/12/23 23:45
懐かしいもの自由詩411/12/23 3:16
モーニングムーン自由詩111/12/21 12:42
冬至自由詩011/12/20 16:49
社員旅行自由詩111/12/17 19:02
自由詩1*11/12/15 14:30

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