傍らで眠る君の横顔に
涙の痕を探そうと気ばかりが逸る
寝息が時折小さく
ためいきとなって返るたびに
鼓動が乱れ、汗が滲む
私がどうとか
あなたがどうとか
言い訳ばかりが繰り返し往 ....
もし
それが嘘だとしたら
どうしますか?
真実だと思ってた
現実だと思ってた
そうじゃなかったら
色褪せるでしょうか
深くなるでしょうか
壊したくなるでしょうか ....
やわらかい
やわらか過ぎると
嘆くこともある
指先が
この言葉さえ
クイコンデユク
やわ肌に無数の傷痕
愛することもできやしない
やわらかい
あなたはやわ ....
真っ白な雪は
やがて灰色になり
溶けて流れる
それは何色?
山を覆った雪は
所々緑を蘇らせ
溶けて流れる
それは何色?
瞳に映るのは白
脳裏に焼き付くのは銀
....
裏も表も
私だから
裏も表も
傷だらけ
もう疲れたよ
もういいよ
裏も表も
私だけど
裏も表も
隙だらけ
気付いてるよ
でも
もういいよ
裏でも表でも ....
悲しいという気持ち
忘れてしまったような気がします
いつも泣いてばかりの私なのに
心配という思い
忘れてしまったような気がします
いつも不安だらけの私なのに
心が綺麗だと
....
拍子抜けしたんですが
まあ仕方ないので取りあえずやってみたんです
あなたがどう思うかなんて
どうだっていいような
どうにかして欲しいような
どうにもならないので取りあえずやってみたん ....
元気良く手を振り
遠ざかる後ろ姿
もうこれが最後かも知れない
ただ
何となくそう思ったんだ
楽しげなお喋り
時折振り返り
言いようもなく
空っぽの心を満たそうと
....
転んじゃうんだ
どうしてかな?
転んじゃうんだ
みんなと一緒に遊びたいのに
サッカーだってしたいのに
転んじゃうんだ
ねえ、ママ
どうしてかな?
転んじゃうんだ
....
そうでしょうねぇ
どうでしょうねぇ
と
やけ気味に呟いています
だからって
どうにかしたくても
どうにもならない
書き続けていたって
どうにもならないんです
すり減ら ....
人を羨むしか術はなくても
まだ
こんなにも生きていたいなんて
人を恨むしか術はなくても
まだ
こんなにも生きていたいなんて
古い私も
今の私も
すべて私である筈だから
....
待っても
待っても
得られないとしたら
私はどうすればいいのでしょうか
あなたはどうするのでしょうか
私にはもうなにもありません
寄る辺も
術も
あなたにはなにがあるの ....
あなたは私なんかじゃない
私はあなたなんかじゃない
血は絆ではなく
命でもなく
しがらみや
ただの檻
あなたは選べたはずなのに
あなたは出来たはずなのに
どうして私が悪 ....
頭の中をぐるぐる巡り
溢れ出ようと押し寄せる
伝えきれない
伝わらない
きっと滑稽に見えただろう
きっと不思議に思っただろう
思い込みばかりが増えて
妄想ばかりが膨らんで
....
ぶつかっては壊れ
飛び散っては集まり
粒は細かく
きめは細かく
ぶつけては壊し
ぶつけられて壊され
心の破片
私の破片
探し歩き
拾い集め
角も削れた
小さな破片
....
どうぞお手柔らかに
何もない
何も出来ない私ですが
もしかしたらこれくらいは出来るかも
知れませんがね
どうぞお手柔らかに
何もない
何も言えない私ですが
それ ....
入浴したての空
うーんと伸びをする
ひなたぼっこの空
うとうとと頭を垂れる
照れている空
また明日と呟く
オヤスミの空
キラキラと夢物語の中を踊る
厚底ついてる
サラリーマン
娘に媚びるか
サラリーマン
リストラされそう
小遣い減りそう
厚底の意味、判らない
でも
ルーズ、ソックス
履いてない
厚底ついてる
....
何だかよくわからない
何がわからないのか、わからない
わかりたいのか、わからない
わかってる?ってわからない
わかってる!ってわからない
僕がわからないのか
君がわからないのか
....
月光、狂気とも言う
ルナティック
太陽の光なんて浴びたら、あたしはきっとハイになってしまうわ
ドラキュラ
鼻歌交じりで
軽やかなステップで
誰が見てようとお構いなしで
あたし ....
歩いて
歩いて
歩き疲れて
休むのももどかしく
また歩いている
俯いたり
見上げたり
黒だったり
白だったり
訳も分からずこぼしながら
ただ黙々と歩いている
....
疲れに効く栄養剤ってない?
そんなんじゃだめ
だって心の疲れだから
痛みに効く塗り薬ってない?
そんなんじゃだめ
だって心の痛みだから
癒えない疲れも
消えない跡も
重なって
重 ....
『球根』と見ると
いつも『求婚』を思い出す
そう言えばまだ独身だ
溢れるモノはコイツのせい
『さっきレンジで温めたっけ』
手に取ってみても自分一人
『冗談ですめばよかっ ....
首が痛いんだ
そんなこと言えないんだけど
首が痛いんだ
こんなに吐息を感じるけど
君が気に入ってるならそれでいい
君に気に入られるならそれがいい
でも
首が痛いんだ
「 ....
巻き過ぎたのか
巻き足らないのか
動いてるようで
止まっているようで
速いようで
遅いようで
『はやい』漢字は二つあるのに
『おそい』漢字は一つだけ
入り口は二つな ....
自覚無く過ぎていく時間でしょうか
荒れ狂う感情の垂れ流しでしょうか
自分が正しいと
自分が優れていると
誰かを見下しながら
誰かを蔑みながら
自己満足に酔いしれることでしょ ....
まじめな顔してたって
そんなところに僕はいない
真面目なフリしてたって
そんなところに君はいない
イメージだって
駆け引きだって
僕の心はほくそ笑む
君の心は舌を出す
....
電車に乗らないものだから
のんびり風景なんて見もしないんですがね
電車に乗らないものだから
景色の移り変わりに目がいかないんですがね
だって時間がかかる上に
だって乗り換えが大変な上 ....
心って何処にあるんでしょうか?
頭の中でしょうか?
胸の奥でしょうか?
それとも…
心の中でしょうか?
ただのニューロンの繋がりなんですけど
ただの微弱な電気信号なんで ....
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