残り火


からからに乾いてた
素足が心よりも先に走り出して
振り返るには何もかも遠すぎた
過ぎた夏の、湿った花火
火をつけたって
開くかどうかも知れない
小さな小さな恋だった

 ....
毎朝の習慣
夢の話をしよう
さめたての世界の話

「空をとんだことは?」

隣で寝ている、
得体の知らない人
その不気味さは
制御できない私自身に似ている

「ないなあ」

 ....
まみこ(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
残り火自由詩112/1/19 21:52
さめたての世界自由詩012/1/17 20:14

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