どこにも行かないでくださいと、
哀願する夢ばかりみる
明け方には
泣く場所すら
失ってしまう

ごめんなさいと、
謝るのは
たぶん
あなたを傷つけたからで
けれど
わたしには
 ....
ゆうぐれに
流れおちる黒い髪
首すじをつたって
とびたっていった夏の
影を踏んで
わたし、
あなたの
掌にそっと
針を刺しました

あらゆる
温度がならされ
あますことなく
 ....
こんぺいとう(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
砂時計自由詩012/2/4 3:29
glow自由詩612/1/29 2:06

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