翻弄される自分をきつく抱きしめる

言葉を失うように

翻弄される自分の頬を叩く

何も見ないように

翻弄される自分を突き飛ばす

ココロが壊れるように






 ....
奔放な激しいココロは見せぬまま

静かに静かに夏の終わりを告げよう

蝉時雨から蜩に代わるように

ひとり舞い、ひとり詩い

あふれる思いに口をふさぎ

こぼれる涙をひろい集め ....
キオクの花を摘む
ひとつ、ふたつ・・・ななつ
後どれくらい摘んだら
忘れられる?

キオクの星を消す
ひとつ、ふたつ・・・ななつ
後どれくらい消したら
忘れられる?

キオクの ....
ココロよ
速く、速く変われ
刹那さが、くすぐったいオモイに
湯船が泪でいっぱいになる前に

ココロよ
速く、速く動き出せ
オモイを消化し、凛として生きよ
泪の水たまりがにごる前に
 ....
あなたは時々ペンを止めて
背伸びをした後に、私を抱きしめる。
子猫のようにじゃれる私の髪の毛に
そっと唇をはわせる

「ずっとずっと抱きしめてくれる?」
「60才のおばあちゃんになっても抱 ....
幸せ過ぎて浮かれていたら
足元すくわれた

違う・・・

あなたを好きになった時から
あなたを失う不安でいっぱいだった

いつも、いつも、
光と闇が交互に、私の心をこづいてた
幸せ ....
あなたが

道端の石ころになろうと

薄汚いどぶねずみになろうと

極悪非道な犯罪者になろうと

私はあなたを愛してた
「全部捨ててきちゃった・・・」
あなたの文字は泣いていた
携帯を愛しく抱きしめる

ふたりがひとりでなくなったあの日から
あなたは暗闇へ向い
私は生きるのを止めた

笑うことも、泣 ....
いつもふたりは手を繋いでた
いつもふたりは抱き合ってた
いつもふたりは笑ってた

そこにあなたがいて、隣りに私がいた
あたりまえの風景

ふたりの歩幅は同じ
ふたりの口癖は同じ
ふた ....
月になりたい
あの人の足元を照らす月に

風になりたい
あの人の肌をくすぐる風に

空になりたい
あの人が見上げる空に

道になりたい
あの人が歩き続ける道に
雑踏の中を歩くのは苦手
自分だけが取り残され
ひとりぼっちの椅子になりそうで

ひとりぼっちの椅子になりたくなくて
そっと彼の手を掴んだ。
こぼれる笑顔とは裏腹に
伝わってくるのは無機質 ....
林檎(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
翻弄自由詩004/8/8 16:13
夏の終わりに自由詩004/8/8 15:08
キオク自由詩004/7/1 10:21
ココロよ自由詩004/7/1 9:52
浅い眠りにつくまで自由詩004/7/1 1:49
好きの勝利自由詩204/6/30 7:15
イカレテル自由詩104/6/29 1:46
壊れたふたり自由詩104/6/29 1:34
ふたりはひとり自由詩204/6/29 1:12
なりたいもの自由詩504/6/27 3:08
ひとりぼっちの椅子自由詩204/6/26 0:27

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