心乱れる内に聞く

悪霊の囁ききこえしは

憎しみと嫉妬に捕われて

我が身を滅ぼす生き霊か
静けさ広がる遊歩道

雨と共に静寂を

楽しみ歩むこの道が

異界に導く道ならと
疲れを癒すバスタイム

目を閉じ湯舟に浸るとき

心の汚れもながせたらと

森林の香に頼るだけ
怒りに震えるこの心

誰に止められることもなく

我が内に潜む鬼だけが

囁き我が身を食い荒らす
千年同じきこの場所で 変わらぬ桜のその姿 舞う花びら見て思うこと 真実しゆるはあなただけ ふと気づけば葉桜に

儚く美しいその姿

どの木も私が一番と

笑う内には悲しみが
一日終わりのティータイム

香りと共に巡り行く

最後の一杯終わるまで

全ての時間を我がものに
一日終わりのティータイム

香と共に巡り行く

ふっと一息つく瞬間

あなたの笑顔思い出す
ふたつの月が映る時

悲しき心蘇り

あなたの心もどらぬと

再び涙の川渡る
夜更けの湖滑り行く

2隻のボート音もなく

何処の岸に着こうとも

夜霧に消え行くその姿
エメ(10)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩012/6/29 23:03
遊歩道自由詩012/6/28 16:11
バスタイム自由詩312/6/26 0:31
自由詩012/6/25 0:10
桜2自由詩012/6/23 1:42
自由詩012/6/22 0:00
ティータイム自由詩112/6/20 15:19
自由詩012/6/18 9:51
ふたつの月自由詩112/6/17 1:31
2隻のボート自由詩012/6/15 23:44

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