駐車場の車からはレゲエが流れている。
枯れ葉が風になでられ流れている。
洗濯物のパンツとシャツが風になでられている。
野良猫をな舌を鳴らして振り向かせてみる。
今日初めてのタバコに火をつける。 ....
無表情なコンクリートは
四角く空を切り取っている。
八階建ての建物の中庭から
見上げた景色は
井戸の底から見上げたようだ。
空は透明感が増し
心の無駄な黒い部分を吸い取ってくれる
そんな ....
行き場はなくて、居場所はなくて、
冷たい風にふかれて、縮こまって悪態をつく。
つまらないことは嫌いだ。
つまらないことは好きじゃない。
言葉はなくて、思いはなくて、
砂になった物を眺めてはひ ....
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
今日は空の色が濃いです。なんとも、清々しいです。
山も青々茂ってきました。山桜も咲いています。
風が心地よいです。少し鼻がムズムズしますが。
日差しが暖かいです。軽く走ると汗が出てきました。
 ....
毎日毎日、何で飯食ってるんだろう。
性懲りもなく、毎朝顔洗うのは何故なんだろう。
飽きもせず、季節を繰り返すのは何故なんだろう。

そうやって考えたら何だか可笑しくて笑ってしまったよ。

 ....
明るく装っているおまえさん。
たまに魅せる憂いを感じさせる瞳が、
なぜか、心に刺さる。

元気を装っているおまえさん。
たまについてしまう溜め息に、
過去が滲み出ているよ。

良い人を ....
何の変哲もない毎日は心を鈍くさせるには十分で、感じた物事のザラザラとして無機質な部分を際立たせる。

無味乾燥としたこの部屋の空間に、
いったい君の何があるだろう。

無感動な日々の起承転結 ....
昨日はどうやら生きていた。

今日もなんとか生きている。

明日も運が悪くなければ生きてるだろう。


日々の生活で浪費してるのは、酸素ぐらいなもので。

つまならないことも、くだら ....
さよならと言ってみる。

何のことはない、ただの言葉だから。
それでも、さっきまでなんともなかった心が、
まるで鉄砲水のような
洪水のような
押し寄せる感情がとめどなく押し寄せてくる。
 ....
空はまだ薄暗く、街はまだ起きていない。
風は身体の熱を根こそぎ奪い去っていき、知らん振りしながらどこかへ流れていく。
ポケットに入れておいた、カイロの役割を持った缶コーヒーは熱を失いかけていた。
 ....
友人にまるで詩人だねと言うと、彼は頭を軽くふった。
その仕草は穏やかで、羊を連想させた。
彼はゆっくり話しかけてきた。
「宮沢賢治的な言葉が俺には無いからね。」
なるほど、彼は詩人だと ....
知る訳ないだろう。
君の語る永遠なんてさ。
熱心に説いている愛なんてさ。

知る訳ないだろう。
君の心をすべて理解しろだなんて。
君の全てを見てくれだなんて。

知る訳ないだろうな。
 ....
ああ、休日なのにすることがない。

なんて事だ。24時間の内、既に数時間は経過している。

もったいない。非常にもったいない。

ああ、だか何をするにもやる気が起きない。

なぜだ ....
この道は、何処へ続いているのだろう。

このようなことを、あの頃はずっと考えていた。

今までにつらい、苦しい、もうやめたい。と、膝をつきそうになることが何度もあった。

だが、そのたびに ....
ある時、愛について熱く語られた。

ずいぶんと、有り難そうに話してくれた。

世界は愛に溢れてるらしい。

愛は全てを救うらしい。

愛は最高らしい。

愛こそ全てらしい。

 ....
たまごボーロ(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
今日自由詩113/12/7 12:42
ただ、それだけで。自由詩213/12/4 11:25
重み自由詩3*13/11/26 23:27
気が付いたこと自由詩513/5/11 23:28
どうやら春のようです自由詩213/3/25 21:33
知らぬ間に忘れたこと自由詩5*13/2/1 12:10
いいひと自由詩6*13/1/15 21:11
隙間自由詩4*12/12/4 17:24
どこかの友へ自由詩5*12/11/14 23:36
ただの言葉自由詩4*12/11/12 11:56
早朝より自由詩4*12/11/2 16:02
まるで自由詩2*12/10/27 15:45
知る訳ないだろう。自由詩1*12/10/23 12:02
決めかねる自由詩3*12/10/9 0:38
いつかどこかへ続く道自由詩3*12/10/3 20:37
理解自由詩3*12/9/29 23:01

Home
0.19sec.