例えばキミが絵を描いた

例えばキミが唄をうたった

例えばキミが何かアイデアを思いついた

・・・その他何でもいい

キミが何かを為したとして

それを見るか聞くかした第三者が
 ....
飛べない鳥もいるけれど

飛べる鳥に限って言えば



“鳥は、飛べるから鳥なんだ”



小さなかごに閉じ込めちゃって

そうして

人が眺めるためだけに

餌を食み ....
人は

一人じゃ生きていけないって言うけれど

こうして僕らは群れて生きているのに

一人だと思うことがある。



それが決して辛いとか悲しいとか言っているんじゃない。  ....
人に必要とされたいって

思うことってあるかい?



誰でもいいから

誰かから熱烈に必要とされたいって

誰でもいいから

誰かから本当に必要にされたいって

思うこと ....
“あなたの詩は、なんというか
 詩人の書いた詩ではなくて
 詩人になりたい人が書いた詩だ――。”

と、黒づくめのその人は言った。



“かたくるしい詩だね。”

とだけ愛嬌たっ ....
日曜日。

朝、というかもう昼か。

目が覚めると、昨日の出来事が脳内で再放送。

それで一人、勝手にへこみまくりです。



笑われるかもしれませんが

これで意外と、私、気 ....
思い出の中に君の顔を探してみるよ。



それは遠い日の記憶

君はいつも笑っていた。

くだらない冗談でふざけあって

些細なことでもおかしくて

君から僕が目をそ ....
正しいことを
そのまま正しいと言うことが
なかなかに難しい世の中なのは知っている。



本音とたてまえとを使い分け
上手に立ち回らなければ
生き延びるのは難しい。



そ ....
その男は、孤独から目をそらして
刺激的なことや、快楽的なことばかりを追いかけて
空虚を笑いで満たそうとしてきた。



さみしそうなパルフェタムール。
冷めきったこころを麻痺させては
 ....
「一寸先は闇」なんて言うけれど

これは必ずしも「悪い」未来を暗示した言葉ではない。



闇=不明瞭・不測

つまり、「わからない」と言っているのだ。

現状がどうで ....
朝。

寒い。

ひたすらに寒い。



朝焼けの街がくっきりはっきり

オレンジ色をおび

生活のささやきがあちらこちらに

聞き取れる頃。



 ....
君が悲しい時は僕も悲しい。

君が苦しい時は僕も苦しい。

君が嬉しい時は僕も嬉しい。

君が楽しい時は僕も楽しい。

そうして二人

気持ちを一つに出来ることが
 ....
暗闇の中で、めがさめた。

意識が戻った、って感じ。

時間は3時をまわっていた。

アルコールを飲みたい衝動を抑え

とりあえず冷蔵庫の冷やしたお茶を飲む。

いつも部屋には独り ....
ある部分はけものが食し
それから虫たちが群がってちぎり
残された部位はやがて腐敗して土となり
軽そうな白骨が、ぴゅうぴゅうと風に洗われ
ついに僕は、自然に還った。



死とは、そうゆ ....
見上げれば
漆黒の闇におわす 孤高なる者は
こうごうしくも おごそかに
今、クラウンの輝きを戴いている。


美しきものを美しいと思うのは
美しくあってほしいという願いか
もしくは勝手 ....
慣れないバスに揺られて 天神の街にやってきた。

別にパレードを見に来たわけではないけれど

街はパレードで大騒ぎ。

意図してないのに巻き込まれてしまって

抵抗してはみたのだけれど ....
宇宙という、漆黒の永遠に向けて
夜しかない、音もない、無に向けて
いるのかいないのかもわからない異星人に
黙々とモールス信号を打ち続ける。


或る日、
一つの誓いをたててみた。

 ....
ああ、加速していく
もう自分にも誰にも止められない。

ああ、加速していく
紅蓮の炎の尾を引いて
その全てが燃焼している。

もう、わけがわからない。

ただ、この世の深い深い漆黒の ....
鉄は冷たいものだと思われるかもしれないが
実は鉄もまた、この惑星(ホシ)の肉であったりするのです。

その証拠に、あの錆びた古鉄をごらんなさい。
酸化した、ドロリとした血が
ぬたぬたと滴って ....
「夢」を前にして、「夢」と向き合ったとき
甘い幻想ではなく
逃避の妄想ではなく
それを現実としたいのなら
その「夢」を、「逃げ込む場所」にしてはいけない。

「夢」を叶えたいと望むのなら
 ....
「絶望」ってのは、文字どおり望みが絶たれたってことさ。

でも、もしも、それでもあきらめずに
もう一度って、望みを探して、探してさ、
再び望みをまた見つけることができたなら
その時は、望みが ....
10月も、もうじき終わってしまって
きっと僕らは置き去りにされるのだ。
秋風がさようならと言っている。
一々、挨拶などいらぬのに。


ただ一羽、乾いた秋空の高い処をすべっていく鳥の
あ ....
いつものように眠りにつくまで
やさしい物語を、ねぇ、聞かせてよ。

たたかいの、一日の終わりに
今日を頑張って、乗り切れたご褒美に
やさしいぬくもりで、ねぇ、包んでよ。

そ ....
キミだって、僕だって
人は、生まれたときには、みな泣いたんだ。
あらん限りの大きな声で
無垢の叫びで泣いたんだ。

「涙」という字は
戻る水と書くように
泣くことで、気持ちも ....
元親 ミッド(114)
タイトル カテゴリ Point 日付
評価をどう受け止めるか。自由詩1*12/11/6 2:33
キミと僕と飛べる鳥。自由詩3*12/11/6 2:28
知りたいと願うこと。自由詩7*12/11/5 15:38
必要なのは。自由詩5*12/11/4 23:07
その一人の為に。散文(批評 ...2*12/11/4 16:46
独りの日曜日と青いノートと。自由詩3*12/11/4 13:29
まっすぐに。自由詩9*12/11/2 12:02
鋼鉄の羊。自由詩5*12/11/2 11:54
漂着物。自由詩2*12/11/2 11:23
ベリー ベリー ハッピー。自由詩2*12/10/31 21:28
凍える街と雲と指先自由詩0*12/10/31 21:25
そして今も。自由詩0*12/10/31 21:23
闇の中で戻ってきた。自由詩112/10/30 5:06
うたたね。自由詩112/10/30 4:55
dark despair (ダークディスペア)自由詩112/10/30 4:45
うずくまる灰色の塊。自由詩312/10/29 3:09
誓い。自由詩412/10/28 13:33
孤独な流星。自由詩2+12/10/28 13:29
鉄。自由詩312/10/27 18:40
夢と闘う。自由詩012/10/27 4:54
絶望したなら仰ぎ見よ。自由詩112/10/27 4:38
秋風がさようならと言っている。自由詩512/10/26 11:47
眠りにつくまで。自由詩012/10/25 17:02
戻る水。自由詩312/10/24 16:17

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