ゆるゆると、海へと続く道のり。
キラキラと、柔らかな陽射しと微風。
ふわふわと、向こうの空を一羽の白鷺。
B,G,Mに、「Continuum」by.John Mayer。
 ....
ただただ揺蕩う

理性も良し悪しも

すべてない交ぜに

ただただ揺蕩う

視線も定めず

思考も定めず

ただただ揺蕩う

何処へ向かうもなく

水に溶け散る

 ....
遥かな根幹に
四散する抜け殻

微細な薄皮の
剥がれゆく感触

潮の満ち引きに
身体為す術無く

月陽に照らされ
気は遠のくばかり

宵抱き自ずから
掘り下げた深淵

藻 ....
摂理に倣い
流る濁流
其処に見出す
僅かな望み

如何に醜く
捕われようと
清濁合わせ
渾然一体

先天的要素

後天的要因

砕き呑み込み
密度を高め

終着へ向け ....
変わった事など
特には何にもないとは
思うんだけど

知らない間に
僕らも大人と言われる
くらいになってる

今まで流れた
時間を全部持ってして
今は流れてる

昔に残した
 ....
空の彼方から
零れ堕ちる詩
フカイの層まで
掻き乱してゆく

痂に針を
無邪気さに寄せて
空白の夜に
意識を縁取る

求める物とは
透明に近く
限りなく薄く
果てしなく脆 ....
変わる事

変える事
変えるべき事
変えられる事

変わらない事

変えない事
変えたくない事
変えられない事

自分

大切なもの
主観≠客 ....
どれだけ平坦に
見えるにしたって
そこを行く人しか
見えないでこぼこ

景色に気を捕られ
段差に躓き
段差に気を捕られ
余裕をなくして

何が大切なのか
見失いそうになる

 ....
遠く遠く
果てなく遠く
離れ離れ
遥かなさきの
そんな光を
線で繋いだ

僕は見上げて
名前を呼ぶよ

暗い暗い
漆黒のそら
高く高く
花の咲くよう
響く感性
永遠に紡い ....
内面の窓は
遮られていた

緞帳のように
暗く重苦しく

外界に対する
隔絶と共に

覆う事に因る
期待の投影

未来は現状に
儚くも脆弱

過程もありき
結果をもあり ....
君に煙が届かないよう
そっぽを向いて煙を吐いた

本当は違う
視線外して吐き出したのは
長いため息

君の我が儘、僕のエゴ
どうしたら
分かち合えるんだろう

言いたい事もまとま ....
近くなるほど大きくなって
遠くなるほど小さくなって

思い出は等身大で
現実もまた等身大で

思い出の中に、
思い出の自分はピタリはまる一片の欠片

現実の中に、
現実の自分はピタ ....
幸せの種が大空をゆく
見渡す限りの青に抱かれて

誰も知らない
遠くの世界へ

木々の間に揺れるブランコと
手を取り合って走る子供たち

まるで昔から
知ってるかのように

そ ....
縺れた過去を
刻が解して
解ける昨日を

解けた今を
刻が結んで
繋げる今日が

繋げた未来を
刻が束ねて
縒り逢う明日へ

過程に於いては
形変われど
詰まるは一糸

 ....
君がそんなに強くないこと
実はもう知ってるんだけど

本当を言うと僕もそんなに
見た目ほどには強くないんだ

夜寝れなくて
寂しくなって
意味も無いこと考えたりして

それでも君が ....
飛べぬ時点で
鳥には劣り
泳ぎですらも
魚に劣る

飛んだところで
知恵を絞って
泳いたとして
形を真似て

そう
いろんな事が
分かってきたよ
そう
きっと僕らが
僕ら ....
愛は短命
嘆いた日々も
地平を巡り
海へと消える

私は私
彼の時も越え
季節を巡り
未だ此処に居る

春に始まり
夏に深まり
秋に交わり
冬に離れる

何処に愁うも
 ....
確か幸せは
歩いて云々
来てくれないなら
出向いてやろうと

歩いて歩いて
ひたすら疲れて
視界真っ暗で
やたら苦しくて

曲がりくねった
夜の山道
どっち向きかも
解りゃし ....
空は青くて
当たり前だし
雲は白くて
当たり前だし

夕日は赤くて
当たり前だけど
月が赤いと
なんか不気味で

理屈を知って
賢くなって
なんか僕らは
小さくなった

 ....
実際この僕に
出来る事なんて
どれだけ在るかは
解らないけど

10歳その先に
出逢う物なんて
どれだけ在るかも
解らないから

今出来る事は
今しよう
後悔なんて
後回し
 ....
魂さえも
呑み込まれてく
そんな幻想に
抱かれながら

夜がまた今日も
時間を拐う
何を想うか
何を懐うか

静寂に寄り眠る宵の蒼

心をそっと
淵に浮かせれば
不透明な鏡 ....
薄くなるなら
いっそ消えてよ
色彩だけが
灼け付く目蓋

今日を縁取る
昨日の夢が
縒れて拗れて
鎖の様に

明日の朝を
絡め捕る


薄く延ばした
羽の様だよ
継ぎ ....
興味を持つこと
感謝をすること
親も友人も
最愛の人も
そこにいるのは
あたりまえじゃないから

素直になること
謙虚になること
考え過ぎずに
卑屈にならずに
今の自分が
あた ....
気休めだって
いいじゃないか

飛び降りたのが
二階だろうが
三階だろうが

大した違いは
どこにもないし

叩かれたのが
右の頬でも
左の頬でも

痛いのは痛い
仕方な ....
静かな夜に一人
ふと空を見上げる
白雲にふんわりと
程良く欠けた月

赤い目をしてた君
何時もより饒舌
触れば壊れそうで
他愛もない話

車の音と
風の音
他には何も
聴こえ ....
夜になったら
月の灯りが
景色を蒼く
包んでくれる

夜明けが来れば
滲んだ紅が
地平線から
拡がるだろう

それならせめて
今この時は
そこに在る物
見つめてみよう

 ....
春が淡く咲き誇り
散りゆけば夏
終わり始まり
繋がる日々に

出逢いと別れが
繰り返すのなら
眩しい景色も
散火の咲く様

騰がる熱量
灼ける残像
燃えて焦がれる
なんて切な ....
季節外れの
散りゆく花弁
ひらり静かな
波紋を拡げ

ただ柔らかに
注ぐ木漏れ日
風も優しく
佇む意識

悠久と云う
流れの中で
僅か出逢えた
時の隙間で

揺らぐ水面に ....
カルメンオジン(28)
タイトル カテゴリ Point 日付
白鷺と烏自由詩113/5/6 17:53
自由詩113/5/1 2:21
深淵自由詩213/4/25 12:54
濁流自由詩2*13/4/21 7:30
僕の自由自由詩2*13/4/19 1:54
彩々自由詩113/4/14 15:36
1と1自由詩113/4/13 23:48
でこぼこ道自由詩213/4/6 4:38
夜空自由詩113/3/30 18:16
自由詩113/3/28 20:34
掛け違えたまま自由詩113/3/15 21:25
流れ、流れて自由詩3*13/3/13 3:03
風に揺れて自由詩113/3/11 2:24
一糸自由詩213/3/10 5:01
強がり自由詩013/3/9 2:15
らしく自由詩113/3/8 13:18
追憶自由詩4*13/3/7 18:16
クローバー自由詩113/3/7 2:50
感度自由詩1013/3/6 18:43
走れ!自由詩213/3/5 19:16
自由詩013/3/5 2:18
自由詩113/3/4 13:09
あたりまえのように自由詩313/3/4 3:02
気休めだって自由詩013/2/28 13:26
午前1時自由詩113/2/27 12:40
原色の記憶自由詩313/2/26 12:47
残像[花]自由詩313/2/25 10:18
時の間自由詩213/2/24 6:15

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