わからない、だろうが/あらい
躙り 泣き止んだ、しかし。答え難そうに海岸線を飾り立てる 貝殻じみた滴りが渇いてく その海も皓々たる、黄泉というには
?うたおうか?
瞼の裏側だけ逆らえず私がまた聞き返した。ことわり。そこへ倒れた針葉樹。たちむかうものなのか、はっきりとためらわずに違う面を復元されたことでしかない
ただおきて
いってみると、
夙(はや)いのな いま、が
問い質しても、突き放しても、或る意味では 自然な色ですら規定に外れる、遠慮というものを知らないまどか冷酷なアゲハが背筋を撫でる。裏返せば話しだす天井、ぐしゃりと歪む壁。わらい声をあげ、気づいているだろうか
ただ男は荒野に住み地
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