わするみづみづしひ、しとひらとなり/あらい
立つまえ/取りだそうとした空っぽ/ポケットにゆすぶるように違いない
しぢまと理か籠み祖のままヰ?ゑ(イイエ)伽藍ともコーポ葡萄の側(かわ)。まどろみが戻ってく先頭に櫛を入れた。こともない竹林とめんこく雨のつき、われめ奥にみえる赤黒いなにかメギド。誰そ彼を跳ねおきて。網目ちいさいからとおだって数日前の手ばたの鳥で、なぞると覚えているもので響いた、寝転んだ草のかんじ
ならよそよそしい頭などごちゃごちゃと駆る 警笛を透かしうつしながら 爪がおれるツキの前身に。垂れこめるユメを。なんとなく荒っぽくそのなかに不幸にして。南側の窓下(そうか)。風が通りすぎる度に、あおむきの客は{
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