わするみづみづしひ、しとひらとなり/あらい
骨だらけの/すがりつくの……線状に得た椅子の背にこうやって跨がりひとつ吐いたかのシラブルを利(き)いてよ
どの砂糖煮も無言で享楽家で、柑橘の留守にかぎって偲ぶ
つくづくいやになったと、暮らしているらしい。
けれども尻に糞、鴉に呆れ、その球はふところへ追いつき
ずいぶん出来るというのですから、ミギワで不思議ではない
言葉になる前のひび割れの形と同じ。
仕切りが一枚、顔を拭くとお訊ねしました、
きれいな川岸にお生まれでいまにもトヲかたった、
風浪が鬱屈した波紋に 冬眠におちいっておられました、
ただいつ帰ろうと?ズルかつたりケチ臭くはあるので
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)