ダ・イ・キ・ラ・イ曇りガラスに鏡文字キミのとなりで眠る前日
サイコロの背中で描く旅の地図遠回りして宝を奪え
星座から降り注がれる光線が地球の生き物元気にさせる
紫陽花の種類は多く見飽きない姿形は違い個性豊か
目覚ましの時計何度も鳴り響く寝起きの悪い君は不機嫌
夜更け前降り出した雨強くなる明 ....
平凡に雑草の上プカプカと浮き輪に身体預ける火種
夏の宵 風鈴さえも物静か 誰に別れを告げて過ごそう
すべてを溶かして夏が逝く 遠く僕らを置き去りにして
朝顔にそっと問いかけ返事待つ あの恋の行方こころの行方
短信の むこうに見 ....
バッカスの感謝状には新月も悩みも数字も酔っていました
死を拾う 空に斧振り上げたまま腹見せて転がっている
詩を拾う 弔いもなく涙なく乾いて虫の命逝く夏
干し物を終えて降りくば妻は居ぬ声かわさずに伝道に出ず
真実は歌の極まる本質にして妻と吾とのきずなにあらずや
妻のいぬ部屋に座りて今朝もまた妻を思いて子も思うなり
あくまとはけっし ....
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
大切な光が指を照らすからスローカーブが派手にも見える
寝違えた首が戻らぬ二年半知らないうちに増えた借金
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
恋やもめモールス信号打つ蛍殺虫剤を撒く無表情
光れない蛍うるさく泣きわめくビビビ震える眠たい眼
沖に出てあおむけに視るこんなにも空の広さがおしよせてくる
優しげな名前とは裏腹に盆過ぎて泳ぐ子 戒める海月
光る波ひとつふたつと三角の硝子の意志が増殖してく
足裏の次第に砂がさらわれ ....
....
Gからはじまる朝テンションコードのうえで踊るコーヒータイム
断裂の金属弦のはじける悲鳴うたが終って反転する夏
ジョンレノン忌 愛こそはすべてを歌う夜 ニューヨークの夏は優しい
アスフ ....
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
下駄をはく爪さき紅くはにかんだほら朝顔がしじまに惚れた
かなしみのかなしみの声聴こえたら痩せた背中の骨なぞらえる ....
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ
ぎらぎらと夏枯れの咲くカウンター 汗ばむ肌はななめに剥けて
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
セピア色古いイメージ膨らんだ運動会ではしゃいでいた僕
昔からある食べ物は今も美味手を加えない純粋な味
浜辺からギターの音が流れ来る聞き覚えある幸せの歌
水溜まり車が走り飛び散った天然 ....
僕は壊れたラジエーター星間飛行もままならぬほしのまにまに愛と彷徨う
ひかり差す君の右手を握りたくて闇に左手売り渡す
愛人とエデンの園をさがしに行くそれは太陽系の第三惑星
この街 ....
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
ぞーぞーと押し寄せる波、脚冷たく。飛んだ帽子よ、黙って逃げるな。
白い肌 君が弾く手は葬送歌、頭の中がぼんやり霞む。
早朝の潮の匂いと、ただ濃霧。夢心地に 君、頬つねる
「飽きないの ....
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
人々の渦をかき分け、君を見る。遠くに咲く花我頬緩み。
空近く海に佇む入道に、身体を預けてどこか遠くへ。
僕でさえ虚無感、孤独が常にあり。何かに頼るか酒、女。
嘘つきはクズと罵られ生き ....
短歌
タイトル
投稿者
Point
日付
ダ・イ・キ・ラ・イ曇りガラスに鏡文字キミのとなりで眠る前日
北大路京介
1
13/8/27 0:23
サイコロの背中で描く旅の地図遠回りして宝を奪え
〃
1
13/8/27 0:23
星座
夏川ゆう
1
13/8/26 9:01
平凡に雑草の上プカプカと浮き輪に身体預ける火種
北大路京介
1
13/8/26 0:10
晩夏へようこそ
梅昆布茶
9
13/8/25 1:21
バッカスの感謝状には新月も悩みも数字も酔っていました
北大路京介
1
13/8/24 23:48
蟷螂
そらの珊瑚
17*
13/8/24 7:16
エホバと妻と子
生田 稔
1
13/8/22 9:49
紅花で染めたTシャツ寝間着にし船の窓から覗いたスピカ
北大路京介
3
13/8/21 21:14
大切な光が指を照らすからスローカーブが派手にも見える
〃
3
13/8/21 21:14
寝違えた首が戻らぬ二年半知らないうちに増えた借金
〃
1
13/8/21 21:14
箱舟に乗れる歌人はふたりまでひとリは少女ひとりは熟女
〃
3
13/8/19 18:57
恋やもめモールス信号打つ蛍殺虫剤を撒く無表情
〃
0
13/8/19 18:57
光れない蛍うるさく泣きわめくビビビ震える眠たい眼
〃
0
13/8/19 18:57
夏の終わりに
[group]
そらの珊瑚
11*
13/8/19 12:39
正しいセックスのしかた
TAT
3*
13/8/18 23:37
はぐれうた
梅昆布茶
5
13/8/18 4:03
影踏まれ魂抜かれ放課後の校庭の上漂っている
北大路京介
2
13/8/17 18:19
特急の窓から美少女見える度向上してる動体視力
〃
2
13/8/17 18:19
ひとつぶ
石田とわ
11*
13/8/17 1:47
からっぽ
[group]
はるな
9
13/8/16 17:19
夏枯れ
[group]
〃
2
13/8/16 17:13
やつあたり巡り巡って戻るもの解ってながら放つデコピン
北大路京介
5
13/8/16 15:41
セピア色
夏川ゆう
1
13/8/16 8:36
夜間飛行 星のまにまに
梅昆布茶
4
13/8/16 1:44
好奇心膨らみ咲いた花たちがアサギマダラに化けて海越え
北大路京介
2
13/8/14 14:06
和解するシェイクハンドとみせかけてまた殴り合い生まれる絆
〃
2
13/8/14 14:05
とある夏の短歌集2
ark-ey...
0
13/8/14 2:08
雨上がり花に呼ばれて手に入れた魚眼レンズの玩具のカメラ
北大路京介
5
13/8/13 13:52
とある夏の短歌集
ark-ey...
0*
13/8/13 13:06
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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