虹色のフーガを織った君のそば
ゆびさき揺れて
やさしいトリル
福寿草光沢のある花弁の黄金色が幸福を生む
過去の恋忘れるために夜空見て星の王子になりきる宇宙
広島の夜を濡らしたにわか雨戦争時代の涙に見えた
人生の表と裏を経験し自由の中を静かに泳ぐ ....
我ながら
夢見てんなよ
そう思う
....
割り箸に焼きそばを工業化私には感じ食ってる手の新聞紙面は
なくしては見ている風の森に空声の地の中地で感じ立つ
何でもない街を歩いて考える1+1=2、1+2=3
あ ....
昼下がり輝く庭を眺めてた暗い部屋から籐椅子揺らし
帰り道
君の後ろを歩いてて
なぜ空を撮る?
見上げれば
....
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泣きながら便所駆け来る男子いて一枚へだてその嗚咽聞く
歳だけは取りたくないが口癖の老婆の霊が座る終電
急死した男の棺運ばれるテニスコートの脇の葬儀所
河口まで入道雲を追いかけた「イエ ....
テニスガールの太腿、ケンタのチクンみたい。とてもジューシーで、食べちゃいたい。
薄給の
市井に生きて
死んでから
印税が出る
フランツ・カフカ
英霊は黙し語らず軍国の生霊ばかり生臭き夏
溶けかけた
苺ミルクを飲み干して
しぼんだ浮輪に
夏の淋しさ
歌詠もう晩夏の午後の家々は訪ね回るも留守がちにして
空き部屋がほとんどなのにただ一つ人が住んでて福音伝う
一時間妻と働き汗流しベランダにいて共にくつろぐ
コーヒーの苦い味わい楽しめば ....
蝉時雨、妊婦の私は耐え切れず、旦那残して実家に帰った。
辛い時
苦しがるのも
癪だから
ギャグで茶化して
死地に赴く
もう一枚、もう一枚と 剥いでいく 辿り着けないことを知りつつ
ずるずるの皮膚を引きずりゆく炎天 砂で身体を洗われるよう
金髪のショートヘアーのきみを見て今年も夏の訪れ想う
ひらいたり閉じたりしてるきみの目に澄んでる青い亡霊がいる
「失った夕焼け」「再生不可能な夏」朝からネガティヴ連想ゲーム
....
初夏の陽に
汗ばむ君を
力ずく
征服したい
女にしたい
雑貨屋は5階建てなり【NEW OPEN】同じ顔せるポスター続く
「地図にない碧の国へ・・・」おすすめの棚に陳列されたるコロン
「20代女性 なかでもOLさんターゲット」とは ....
ひとりでは
無理があるよと
笑いつつ
俺にケアルを
かけたあの人
イーゼルに落とした真夏 果たされぬゆえにかがやく約束がある
変わらないものはないから今きみとゆっくり海をなぞる江ノ電
きみがいのるかたわらの空はてしなく果てをいだいてにじむ夕映 ....
delete
「ねえ、なにか言えばどうなの」数式で埋まったルーズリーフ撒く君
解がない そういうことにしておこうA4いっぱいぶんの命題
立ち止まるためには磨かれすぎている廊下で今 ....
夕朱に染まれば蝉の声もなし夕立溜まる高架下過ぐ
かなかなといふのだらうか蝉のこと知らぬわたしの胸の違和感
秋は来ぬらし どこからか吹く風に乗るリコーダーの海歌さびし
忘れられた午後の街、強烈な太陽は、カミもヒトミも影さえも、黒いものはすべてブリーチする。
海よりも空よりも青い夜を泳ぐ 果てたからだは一つによじれて
晴天のすみわたるほど影は濃く 向き合いながらも表情(かお)わからずに
晴天に雨を呼ぶこえ 薄暗い部屋で待つ指磨いた首筋
晴天を裏切るような白い肌 夕暮れどきには空より染まる
なきながら翼広げる影のあり雲間にもえる鳥のまぼろし
胸破り飛ぼうとするか呼子鳥光を背負いこだま待つ空
その薔薇を朱に染め抜いてわが小鳥囀る歌よ棘も忘れて
夏至の夜火を飼い ....
誰かが救われる喜びに勝る自分のお金が減る悲しみを十円で買う
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シャワー前の、レモンな君に感じた。僕のリトマスは赤色。
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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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