妻が出勤してさびしく聖句を開けばカインとアベルのことが出ていた
聖書の助言に感謝してエホバの愛の証拠と見るようにと
今日一日聖書を読みて過ごそうと心に決める朝のしじまに
思い出の
ベスト盤まで売り払い
家賃に替えて
明日を目指した
ひとつぶずつじぶんとおんなじ空間に砂利をつめたら動くだろうか
もししろい砂利が鍵ならぼくなどは鍵穴だらけのにんげんなのだ
陽が照って砂利のぼくらがわらうとき奥 ....
夜眠ってても、蝉時雨が消えない。七日たてば、おさまるのだろうか。
不思議だね
目を閉じないと
見えぬもの
蛍光灯の
残光と、 あと
何もかも
嫌になったらアクセルを
踏んで崖から
飛べばいいだけ
あの時代わざわざ蝗食べていた食育だったな先生の弁当
駄菓子屋の婆さんの眼光ってた都会の子供田舎の子供
若い叔母横座りした白い脛生脚だなんて後知恵だけど
叔母さんもここを使って ....
日陰から飛び出した、黒い塊、油絵の犬。
(雨に濡れた明朝体のようなてのひらで羽だったあたりをなぜてください)
水のない水底で背びれをあらいあう僕らは人にも魚にもなれずに
「この鱗あなたにあげる。ともしびをわすれた夜のともしびとし ....
真夜中に目覚めて妻も起きだしてどうしたのかと言葉かけくる
昔から所有している聖なる書めくれば心に明かりがともる
起き出せば太陽の光坂本は今日も晴天さあ今朝は
死んで尚
ミイラになれる
墓も無く
ゾンビになって
尚も死ねない
蔦に覆われた家 虹色の蜥蜴がキラリ そしてその残像
空、雲、切り取る銀の窓枠 溶け合う風のように笑って
(不安なの)押し込めるために目を伏せた意味持たぬまま言葉を紡ぐ
一番に伝えたいことはいつだって音にすることすら叶わない
....
実の程を視る手がかりは
出会う人 知ろうとすれば
自ずと判る
はりついている嘘を汗で流す夜 抱き合うまえにシャワーを貸して
恋情の重なりつつも馴染まずに 暑さの為せるわざと知りつつ
かけあしの短い夜を折りたたみ 胸もとにさし日常へでる
....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=259343
ゆうるりとただゆうるりとそそがれる刃から青とどろく夕べ
五の橋も四の橋もまた傾きぬ異なる生の軋みあう街
壁ひとつ扉のひとつも越えられぬこ ....
脳みそ携帯ともに静寂 言葉も思いつかない真夜中
「忘れたい」君を想っているうちは「夏の読書もままならない」
積まれてく言葉のブロック切り崩す為す術もなく閉じ込められる
....
朝は早く小鳥は鳴き清涼な空気の中に目覚めるとき
昨夜は聖書詩編を読みすすみ心地よく二人眠った
今日は英文を読もう教会の本、文法がさわやかだ
吸血は性交渉の隠喩ですンならナースの採血はB
吸血は性交渉の隠喩です蚊取り線香蚊取り線香
太陽も水も苦手な吸血鬼平均寿命は案外ショボいな
垂直の壁をするする登れても自分の城に ....
忘れては夏の水底のぞきこみまばたく広さまばたく遠さ
無音から無音に至る無音には尽きた灯の色ただ打ち寄せる
激しくも涼しき雨を走り抜け糸ぬぎ捨てる ....
畳の上
四角い日時計うごいてる今は朱色の長四角
藺草くさい
桃とぶどうと線香とまわり灯篭お盆の浴衣
渦巻の
蚊取り線香の灰落ちて焦げ付いた跡ほじくって
8畳の
カーペッ ....
新人が
下露吐いて又
倒れたぜ
マジふざけんな
日当寄越せ
{引用=
きみに咲く色を今日も決められず温い水に絵具を流した
六時から弾けた部屋の真ん中でわたしもラジオも終わりを待ってる
利き手から最短距離で触ろうとしているきみ ....
この空を 君は自由に 飛んだから だから鳥はね 泣いたりしない
悲しみは もうたくさんだと 花は言う 僕は自分に 水をあげた
いつまでも 帰らぬ温もり 待っている 隅で眠る ....
兄妹か 親子か 友か 知らぬまに
古(いにしえ)越えた 引力のあいだ
たいせつな なにかを手放す その瞬間
しろいホコリが ひとつはらはらと
スプーンを傾けるその角度さえ愛しいままに百年が過ぎ
カーテンの揺れるはやさに追いつけず取り残されて百年が過ぎ
指さきにのこる温度をたぐり寄せ記憶撫でるだけ百年が過ぎ
晴れわた ....
少しだけ君に真夏を予感したパステルカラーのやさしい光
私から私へと語る真実の意味はいつでも矛盾している
手を取って笑い合うことが現実(いま)なのに遠くの声が疲弊している
....
これ以上
歩かれへん!と言い放ち
おんぶせがんだ
君が居た頃、、、
もう一度
障子戸にぼた雪のあたるカサカサという音聞いて寝たい
楽器はね
唄うように奏でるんだよ高校二年のヒゲのはえた青年
あのひとの
帰ってきた車の音聞いただけで胸が詰まる愛情の ....
199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239
【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
0.51sec.