画布よりウィンクをマルガリータに。ヴェラスケス、ラスメニーナス。


教えてよ。あなたの愛した人は誰?女官よんめいだれにもないしょ。


ちちははは鏡の中なるひとにてや。ほの明るさに朧なる ....
春過ぎてゆく

起き出でて妻と見つむる狭庭には白と黄色の花咲きみだる

見送ればたちまち角に消えゆける妻の車は夕刻までは

冷たき茶呑めば小さむき昼の部屋歌に慰むこの心かな
通り過ぐ地球進化空想が
       ほら物質化し地より湧き上がる


この銀河「地球なるもの」遍満し
         進化同期の彼らに挨拶


夢常時 覚醒・眠りと異質なる
   ....
北緯60度ロシアオロシア駆け回り。ピョートル大帝未だ健在。


雪とけて初蝶襲来まちのぞむ。昆虫学会会長代理捕。


アナスタシアアスタシアかもほととぎす。生きているのか死んでいるのか。
 ....
ヘッドフォンのCharaに支配をされながらメールの返信待っている夜


「帰る時また声かけて」それだけで嬉しくなれる だから18


居眠りの授業で魔法の指がふとやわらかく突く吾のほっぺた ....
森深くハムレットなど立ち入れぬ。水に浮かべりミレイの乙女。


水清く流れし行方は知らざりき。アングル描くはだか身の乙女。


何を見て何を知れるか裸身の{ルビ少女=こ}。壺より落ちし水の ....
古き文よむ

卯月昼源氏を読みややも疲れ冷茶を呑みてふと息をつく

景色おば辿りゆくるがおかしとて源氏の君は十七という

一口の茶呑み終りふとしては文取上げて読みつぎにけり
ケルンよケルン。かきくれて忘却のちまたに雨ぞふるなり。


ピンダロスダイダロス!不可思議な笛吹けよ大地沈むまで。


パン、ラパン、メロンパン田園に落雷ありていそぎ告げなむ。
閉店間際の店先にはたくさんの恋がならんでいるもので。

売れ残った恋はさみしい眼をしてどなどなと涙なども流し。

お揃いの恋の片方だけを買ってゆくさみしいひとは ....
おかあさん どこがはじめでおわりなの 海辺で坊主は体育座り


ちっぽけな寄り目のわたしビー玉の中では常に真ん中に居る


校庭の松の浮かれた電飾を蹴っ飛ばしたい高3の冬


前を行 ....
詩は君にやって来るのか調息し
       静かに過ぎる絵 色彩活写


陽光にミルクカップが語りつつ
         あらゆる会話は朝に静寂


青空に空中神殿描くたび
     ....
DM宇宙からの音 大地射る
          不協和音は邪悪撃つ


輪廻遠く霊樹の森に降り立ち
        地球霊と初めての会話


直立す大地に足跡残すのは
        ....
王様だ枠にゆらめく赤ワインいくつもたのむ雲の上に目


眠くなる行き先の道たどっていくモニタの光閉じた目にある


この空のどこにあるのかスプライト呼び止めたのむ地球の上で


教会 ....
窓の中胸をつんざくアナウンスコンクリートの日本に響く


モニタ上飛行機が行くこの縁はロシアの夜明け誰も知らない


金もなく白いページに書き付けるノートブックに古い手帳を


人に ....
逢いたくて切ない夜を過ごす僕街のネオンが孤独に揺れる

長き影短き影が連なって忘れられない恋を演じる
空襲の夢から覚めて隣には初めからいない人を想う ぁぁ青春 鉛筆をまわす君の手眺めてる。もうすぐチャイム。抜き打ちテスト。




君の席、遠くなっちゃったんだけど。今日はテストで…トナリで…どきどき。
夢の中
確かに僕は笑ってた
君の声しか聞こえなかった
あの頃の ぼくらの夢を 供養する 未来はきみの スカートの下

国道の ハエという名を つけられし 父の涙は いつぞや枯れん

つまんだら ひりひりするね ここの真ん中 わたしはいつも この街 ....
友よ
あなたの痛み
こころで
だきしめよう
同じ重さで
「逢いたい」と「逢えない」をただ繰り返す。「逢える」にならない花占いを。




この靴が元気にひっくり返ったし。明日は雨だし。君には逢えない。。




コンビニで立ち読み。今月 ....
お伽の夢見てユング花の園
       フロイトナイフが胸切り裂く


文芸の日々の修行はヨガ行者
         職人芸に憧れている


雷の詩的霊感 群青に
      脳神経 ....
我が君は歩くファンタジィーと呼ばれつつ
              零れる瞳に白い雲映る


作りたし幾何のごとく美しい
      ファンタジィー学 君とのおしゃべり


人間の縫い ....
月の下 あなたを思う 花の下 またねとつぶやき 小さく手折る
木曜日
予備校の前で君と会う
MEGADETH止めてイヤホン外す
・・
君が言う
「スパゲッティがたべたいよう」
スパゲッティはありませんよう
・・・
水曜日腕を振るったごちそう ....
100通のメールで朝が始まった普通の日々は幻となり



自由さへ求められない社会だと衝きつけられた「お疲れ様」
ココア姫マショマロ枕抱いてねる優しい人になれますように



サイダーの中に無数の星がある消えないうちにお願いしよう



黄金のリンゴジュースが飲みたくて急いで帰る夏から秋へ

 ....
全集の端本一冊手に取って
        歴史の重みの手の平に ズシ


輪廻なる部屋の窓開け曇天に
         白鳩らの群翔を見る


雨降らし中国製のブルゾンを
      ....
なめくじはぬらぬらと涙の痕を引きずってひと夜の殻もとめ。


待ちあわせは雨の夜アジサイの葉の裏で絡みあう恋のそれからの、

まぶしい太陽にツノ伸ばしヤリのよ ....
短歌
タイトル 投稿者 Point 日付
バロック絵画館  五首非在の虹2*09/4/30 16:13
春すぎてゆく生田 稔009/4/30 15:23
地球進化期アハウ109/4/29 9:00
まぼろしのろしあ  五首非在の虹109/4/29 4:10
いつつ、恋のうたはちはちよん2+*09/4/28 19:48
絵画変容  五首非在の虹1*09/4/28 17:59
古き文よむ生田 稔109/4/28 15:21
ケルンよ  三首非在の虹1*09/4/28 13:25
「 恋愛閉店。 」PULL.1*09/4/28 8:03
ななつはちはちよん2*09/4/27 20:55
詩は君にやって来るのかアハウ309/4/27 9:34
ディペッシュ モード109/4/26 18:27
空に地を、行くK.SATO309/4/25 22:01
寝床を探し209/4/25 22:00
街のネオン夏川ゆう109/4/25 19:09
空襲のくぼた109/4/23 23:25
虚しいよ井上尚人009/4/23 17:52
テスト。きみ。教室。ユメサキハル1*09/4/23 17:22
君の声サトキ109/4/23 17:20
90's teenagerk o u ...009/4/23 2:05
心友柊 恵6*09/4/22 23:14
占いユメサキハル009/4/22 18:17
フロイトナイフアハウ109/4/22 16:45
ファンタジィー学あるいはファラオネコの物語209/4/22 14:54
月と花とサトキ209/4/22 1:12
戯れエチュード瀬崎 虎彦409/4/21 23:29
転職十六夜109/4/21 23:20
優しい人になれますように[group]ふるる8*09/4/21 22:16
書を持ち街へと下ル・・・アハウ209/4/21 17:03
「 からからから。 」PULL.1*09/4/21 1:18

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【短歌】このカテゴリでは31音律「5.7.5.7.7」を基本とした短歌と、その音律を崩した自由律短歌作品を受け付けます。短い自由詩は自由詩カテゴリへ。短歌批評は散文のカテゴリへ
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