走りだしたいのに動けない
叫びたいのに声が出ない
私の心は 殻に包まれて
奥へ奥へ遠のいていく
トンネルの闇に戸惑って
歩けずにいる子供みたいに
私の心は ....
Is it good as it is?
It is not as it is.
貴方との関係
貴方は肝心なときにごまかして
言い出せずにいる
もどかしい思 ....
時は眠る 安らかに
静かな時間を
あの人は望んでいた
過去は 亡骸を消した
あなたは あなたらしく 生きるのよ
未来は あなたを 呼んでいるわ
さぁ ....
赤い唇、着物からのぞく素肌
艶やかな黒髪 結びて落ちるは真か夢か
(どうぞ、攫っておくりんす)
熟れる果実、滴る蜜光り 廊に響く甘い吐息
(二つ在るもの)
(や ....
風に揺らめく蝋燭 水面に流れる灯籠
君、夢見るとき 紫苑の衣 紅蓮の炎に燃える
茜空に映る蜉蝣 瞬く灯は月より淡く
曼珠沙華のざわめく物の気見えるは 夢うつつ
貴方がいなくなった今、
私の時間は止まったまま
世界だけが回る
あの日交わした言葉が何度も耳に残る
貴方はいつも通りの笑っていたね
気づけなかったよ もう元には戻れない
当 ....
闇の世界が広がる海
一進に進む人々
彼らが向かう先それは光
いつか聞いた海の彼方に
宿る命があると
かつてこの世界には数多の神々がいて
命ある星に光を灯したという ....
君行けば 雪の足跡
一つ、一つと
歩き出す音 やがては道となりけり
頬染めし 乙女の横顔
梅の花 見つめる先は
春の恋ゐ
朧月 照らす水面に
芽吹く息 誰ぞ待つ君
白菊の夢
月光が差し込んだ窓で
僕は手を空にかざしてみたよ
こぼれ落ちる光は昔の記憶
僕は見えない君の面影を抱きしめた
風に揺らめく水面(みなも)を見た
僕の頬から一つ、雫が落 ....
毎日を過ごしていく中で
小さな声に気づかずにいた
あるとき胸に響いた 空を駆ける音
思い出せない記憶の糸が
少しずつ繊細に解けてゆく
私は孤独だった 誰も知らない場所で
一 ....
黒い服を身にまとい ベールで顔を覆う
白い十字架が続く道 穏やかな表情 白い肌
貴方は今も 眠っているだけでしょう?
大事な宝物のように そっと触れる
大好きだった微笑み 長い ....
静かな夜 月明かりは遠く
鳥籠の中 私は人形のように動かない
どこかで聞こえるメロディー
私の心はほんの少し鼓動を始めた
微かな声を聞いた
「自由を見つけてみて ....
待ちくたびれたわ
あなたは肝心なときに いつも笑っているけれど
私のことを本当は どう思っているの
あなたのちょっとした仕草で ドキドキしたり
そっけない ....
日常は駆けてゆく
羽ばたく翼は海を渡る 惑星に映る影
空のベール 明け方の月 水面に写る白い裸体
心音が身体に響く そっと触れた
言葉とは無 足音が近づいていく
....
どこまでも続いている道
遥か彼方へ離れていても
青い鳥は心を通わす
いつか森に還るときまで
あなたと繋がっていたい
誰もいない部屋
写真の中の二人は寄り添い微笑んで ....
春の日に散ってしまいましょう
貴方を思い出すことも出来なくなってしまっ た
幻影の中飛び交う妖精 美しい思い出は駆け巡ってゆく
咲き乱れる花 旋律は艶やかに
誰かの唇と重なる ....
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