水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に

一片のひかり灯れる部屋を出でタバコ吸いのちまたそへと入る
人死にが多くてとはじめれば皆頷きあひぬわれを残して

紫陽花の花を見てをり紫陽花の向かうの空に山を見てをり

階段を駆け下りるごと雷鳴の真昼おくれて犬吠ゆ聞こゆ
遠鳴き








ヒーーイィヨーーォ








森で喉を見せている鹿

口笛は慎もう
喜びは透明のまま
下草を踏み 落ち葉を踏み 砂浜を踏み 街路を踏み
怒りをまき散らす
目の前の夾竹桃の葉のふくらみに
髪切虫がとまっている
向こうの山は青空に輪郭ばかり突き出ている
歩けばそこで光は割れて ....
僕らのはじめの質問は「僕はだれ?」だよね
もう自分に尋いた人も まだの人も
答えられる人も そうでない人も
ここが 始り

僕らの中には かなしみも愛も分別もある
「しなくちゃいけないこ ....
きいろい生命から千古の若者へ 手をあてて聞いている
鈍くさい生命から瞬く火のこの智慧へ 心をうつして聞いている

ヒトでない人等の前で
ぼくはもう丸裸になる
それは語らない彼らを介して僕が僕 ....
月夜、吠える 明日おばさんは僕から顔を背けるだろう
世界の果てで ダンス ダンス ダンス
慎重に「型」になぞらえて 身体を移して 
タン・トン・タン・タタン 単純に力強く

太平洋のド真ん中 ....
レシート(7)
タイトル カテゴリ Point 日付
水鳥の闇よりふいにはばたきてひかり残れり屋根と水面に短歌014/10/12 0:41
_短歌014/10/1 14:40
遠鳴き自由詩114/10/1 14:37
狭道自由詩114/10/1 14:30
スタート地点自由詩014/2/23 16:36
環の時間自由詩314/2/15 22:24
この詩読んでいいとこ悪いとこ教えてくれませんか自由詩213/10/14 20:04

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