廻る廻る螺旋
描き送り届け
鳥は青い風を
呼んで鳴いている

未だ見ぬ未来
新しい罪まで
抱いて きっと いつか

継ぎ足される大地
溢れ出した潮
何処に骨を撒いて
何処へ向か ....
力でねじ伏せてほしい夜もある。

お口を塞いで

体に問うて
あなたはもう自由なのだ

または
きっと 
最初から
あなたは自由だったのかもしれない

私も
野を駆ける風をその髪に
茜色の夕焼けをその頬に
天の川を両の手に
卯月の雨を一粒残らず集めたら
桜吹雪に変えて見せましょう

知りえる限りの美しさを散りばめて
愛してるって
言うよ

何ひとつも
差し出してあげらないっていうのに

限られた時間の中で
情けはいらぬ
では 目の前の
てんこ盛りの皿に
何を申す
待てど暮らせど
さみしくて
恋衣

足早に逝く
風が身を切る
足搔いたところで
左様、空の下
吐いて捨て ....
曖昧さ
含んで
本日土砂降りにわか雨
その鐘だけは
私に鳴らせてほしいと
跪いて
乞う
愛は気が遠くなるほど愛おしくて

いつもの苛立ちは遠く空の向こうへ

移り気な天気も何のその

えーんと試しに泣いてみた

終わりは見えなかった
どうして
どうして
なんでなんで
だって
風になぶられ候

なんでなんで
どうしたって
風は黄緑色に吹いていく

私の首を縛ろうとするのは
あの空と同じ色した
淡い空色風
幽体の交差が織りなす夜空かな
駒沢優希(41)
タイトル カテゴリ Point 日付
Blue Bird自由詩113/12/12 19:33
屁理屈女。自由詩213/12/11 15:18
ラストシーン。自由詩313/12/10 1:54
野を駆ける。自由詩213/12/10 1:04
コスモロジー[group]自由詩213/12/9 23:32
情けはいらぬ。自由詩113/12/8 7:55
土砂降り俳句013/12/8 7:16
見届けて。短歌113/12/5 22:36
あいうえお。自由詩113/12/5 21:37
風になぶられ候自由詩113/12/5 20:43
幽体の交差が織りなす夜空かな俳句2+13/12/5 14:09

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