あなたが命を断ちたいと思ったら
私は全力で自殺を阻止するでしょう
そして勝手な行動を咎め
あなたが十分反省したら

私の手でその命を
終わらせてあげましょう
私以外の何者にも
あなたを ....
日の丸を背負ったつもりで行くがいい
初めてのお使いでもあるまいに
ガキの使いと言われても仕方ない
自画自賛だけが最後の足掻き

あなたが持ち帰った唯一のものは
再会を素直に喜べない人々 ....
私は大切なものを失うかもしれません
あなたが私を失ったのと同じ方法で

私はあなたを責めました
けれど今の私には自信があります
 今の私はあなたを責められない
あなたは私を顧みなかった
 ....
見間違える訳がありません
毎朝毎晩あなたへの愛を詰めていた
 野球かばん
あの狭いワンルームで
あなたが感想も述べずに頬張っていた食事
それを作るわたしの足元で
忘れられたように強い存在感 ....
命を懸けて守りたいものがある
元々命まで懸ける心積もりがあったのかは
誰にも分からない
それでも少なくとも
みんなも守りたいものくらいあることは
分かってるつもりだった
使命を、少なくとも ....
何も食べず
何も犠牲にせず
何も汚さず
何にも汚されず
多くのものを育てる

ただ真っ白い牛乳に
僕はなりたいんだ
あぁ 水音がする
いや 雨音だろうか
そんなことはどちらでも良いのだ
この地に足が着いている
この地の空気を吸っている
この地の風を嗅いでいる

ただそれだけで
 ただいま
と つぶ ....
暖かい風が吹き始めました
いつもの場所に帰りましょう
至福の時はそこにあった
手を伸ばせばあなたがいて
いつものように微笑んでくれる
まるで当然かのような仕合わせが
すり抜けてしまわないよ ....
あぁそうだ
この曲だった
あなたと初めて出逢った時
初めてキスした時
抱き合った時
あなたを愛しく想った時
あなたの涙を見た時
いつもこの曲だった

今はもう聞かない
あなたが傍に ....
夢を持った{ルビ男性=ひと}が好き
それに向かって努力する{ルビ男性=ひと}が好き
あの人はまさにそんな{ルビ男性=ひと}
でも、淋しさには耐えられない
私をいつも見てくれてはいなかった
夢 ....
遥か遠く乾いた砂の中
{ルビ誠=まこと}と{ルビ勇=いさみ}と{ルビ優=ゆう}は目を閉じる
島国の民は揺れ
その島までをも揺らさんことを
さらには巨大な{ルビ毬=マリ}をも
揺らさんことを個 ....
人道って何ですか?
人の道って何ですか?
ある人民を助けることですか?
ある人民を見殺しにすることですか?
他からの力に屈しないことですか?

R15指定
暴力的表現規制
少年法改正
 ....
可算名詞と不可算名詞
言語が違えば価値観も違う

あなたの国では命は可算か
私の国では命は可算か

数えられるわけがない
秤に乗せられるわけがない

覚悟を決めた命なら可算か
国家 ....
浮気をしてみませんか?
こっちが正解かもしれないですよ
今の恋人は間違いかもしれませんよ
だってこの童顔や
憎めないような甘え方も
あなた好みじゃありませんか
え?
今の恋人と似てる?
 ....
道は迷ってる間は途方もなく長い
決まってしまうと途端に引き返したくなる
この道でいいのか?
この道は私に踏まれていていいのか?
私がこの道を選んだのか?
私がこの道に選ばれたのか?
想いは ....
私だけの短い歴史を紡ぐ中で
辿り着いたあなた
過去の暦がなければあなたは
私を愛さなかったかも知れない
けれど私の過去に潰されそうなあなた
あなたをこのまま織り続けて良いのでしょうか

 ....
起きたくないのよ
誰にも起こされたくないのよ
仕事にだっていつも遅刻寸前

でも
「ママ、おしっこ。」
この一言で私は
愛しさと共に起き上がれる
私はあなたを許さない
何年経とうと
たとえあの人が許そうと

あなたの過ちは
今はふっくらとしているあの人の
やつれてしまっていた身体に繋がる
あの人の泣声に繋がる

私はあなたを許 ....
人一倍頑張ってる
人一倍強がってる
だから人一倍傷ついてる

そんなあなたを分かってるつもりだから
一人旅に出たいと言い出したとき
止められるわけも無かった

帰ってきたら
いつもよ ....
その目は空を見つめるばかり
見えない何かに追い詰められ
見えない何かを常に恐れてる
{ルビ孫娘=わたし}の声も届いているのかいないのか
間違いなく{ルビ嫁=かあさん}の声はもう届かない

 ....
あなたに優しい言葉をかける
 今日もお仕事頑張って
あなたに甘い言葉をかける
 あなたがいれば他には何もいらないの
あなたに甘える
 私のこと愛してる?
あなたが喜ぶ言葉を知ってる
 ね ....
望遠鏡のように澄んだ空気も
小さな雪像にかけた情熱も
鎌倉の中でこっそりキスしたことも
全ては真っ白い眩さと共に
あなたに繋がってる

溶けて泥色になった道路の雪も
無愛想で気が利かない ....
私を独占したいのね
{ルビ現在=いま}も{ルビ過去=むかし}も{ルビ未来=これから}も
そして思い出さえも
そもそも思い出までをも
独占することなど
出会ってわずかなあなたには
不可能
 ....
あなたの体が目当てなの
顔も含めたその身体がいとおしい
私を見つめる眼差し
昂ぶらせる声
悦ばせる指
すべりの良い肌

あなたの体が目当てなの

唾液の一滴まで私のもの
汗の一雫ま ....
あんな風景は初めてだった

雪が夜空を染めるだなんて
そこにあるのは白と
白から始まる限りないグラデーション
しかし終着点は
黒ではない
夜行バスの終着点は雪山で
何事にも終わりがあっ ....
ねぇ、写真にことごとく指写ってるよ
ねぇ、このアルバムポッケ写真ブカブカだよ
ねぇ、百円均一じゃやっぱこんなもんだよ
すごく不恰好

ねぇ、この布団じゃ床が痛いよ
ねぇ、この電気毛布じゃ寒 ....
耳たぶがジンジンする
数時間前に私を昂ぶらせた痛み
甘い痛みで身体が疼きだす

あなたの猟奇的な振る舞い
肌に立てられた牙
その全てが私を昂ぶらせる

首筋の痣よりも
乳房の歯形が愛 ....
あなたが帰って来る場所が
私じゃなかった理由を
あの歌の中に見つけた
私じゃなくあの子を選んだことを恨みはした
けれどあなたの気持ちはきっとこんなのだったんだね
私じゃだめだったんだね
私 ....
愛しい人
あなたの体に入りたいのです
でなければ
あなたの血、肉、骨までも
全てこの胃袋に収めたいのです
その全てはこの身体の熱となり
やがてこの身体をも
溶かしてくれるでしょう
そう ....
理想のあなた
今はまだ完成していない
でも私に見えているのは
理想のあなた

そしてまだ理想になっていないあなた
そんなあなただから愛しい

でもね
毎日あなたに理想を重ねているのに ....
KEIKO(109)
タイトル カテゴリ Point 日付
文字に嫉妬した昼下がり自由詩204/7/13 18:04
おみやげ自由詩104/5/22 22:12
The way you did自由詩104/5/21 10:24
あなたの野球かばん自由詩6*04/5/20 20:24
I wonder自由詩104/5/14 19:38
牛乳になりたい自由詩304/5/13 22:48
帰郷自由詩104/5/13 22:40
秘めた想いを自由詩004/5/1 22:06
耳の記憶自由詩004/5/1 21:53
夢追人自由詩1*04/4/25 23:23
ここに願う自由詩004/4/10 10:41
ヒトノミチ自由詩004/4/9 22:50
命は可算か自由詩004/4/9 18:52
生物一覧[group]自由詩304/4/8 22:06
いいのだろうか?自由詩104/4/8 21:57
昨夜自由詩004/4/5 11:35
低血圧自由詩1*04/3/30 0:02
許せない自由詩004/3/11 21:13
おかあさん自由詩104/3/11 21:03
おじいちゃん自由詩504/3/7 13:46
ホットチョコのように自由詩004/3/2 17:19
真っ白自由詩204/2/27 21:12
独占欲自由詩004/2/26 13:37
体目当てなの自由詩104/2/21 23:24
長野にて自由詩0*04/2/20 14:15
不恰好自由詩204/2/16 11:23
疼き自由詩204/2/15 22:40
あの歌は自由詩004/2/15 14:48
自覚が足りません自由詩104/2/10 23:50
ピグマリオン自由詩004/2/10 23:36

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