平行線束の間交わり点を成す一時だけのソウルメイトよ
幸せは己が手中にあるものを満たされぬとはこの世の不幸
君笑う決して我には見せぬ顔焦がれた笑みが心の臓燃す
ハイボールの残夢にたゆたい現顔叶わぬ恋と予感していた
「世は虚し」嗤う貴方は世を知らぬ観念の井に留まる蛙よ
吾の蕾綻ぶ前に枯るる定め慕情よ芽吹くなどうせ散るのだ
太陽が地平に溶けゆくその真下佇む我も浸蝕されぬ
後退でない勇退だM字ハゲ
正論は正しいだけにタチ悪い
人は見る夜陰に身委ね夢を見る漆黒の中に色とりどりの
「我は行く孤独ばかりを友にして」強がらないとやってけないの
雨粒が鈍色の染みを地に付ける広がりゆくは焦りにも似て
「世は虚し」嗤う貴方の温い肌私も厭世主義が良いです
命には重さあり
されどその重さには違いあり
1グラムの者も居れば、1トンの者も居る
されど双方の命尽きた跡に残るは骨のみ
1トンの者は金塊に変わるわけでなく、只の骨となる
人の生は儚し
押し入って奪ったものは心だけええい憎(にっく)き恋泥棒め
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