オシッコをしたら
ピンク色の
かなしみが出た
病院へ持って行ったら
おめでとうございます
と言われた
名前はもうお決まりですか
しばらくは安静です
そう言って先生は笑った
看護師さ ....
少しでも
落ち着いて いこうと
山並みを
ながめていた
鉄塔 があった
足元の
金魚草が ゆれた
風が
吹いた
スナネコの赤ちゃんが 産まれた
テレビが言った
土曜 ....
{引用=あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあか
やあかあかや月
 ....
ぶっ壊れたのが
ほうられて
くさりながらも
笑ってる

わるいこころが
湧きだして
よごれくすんで
何もかも
消えたくなって
でも
きえず

んなこといや
おこられる
い ....
風鈴の音が朝から鳴っていて、それがすごく五月蝿く感じられる。だいぶ焦っているようだ。

自分の人生を台無しにしてしまうことを今までたくさんしてきた。いい大人なのに嫁や母親に頼んで会社に ....
秋の夜が長いというからどれどれと測ってみれば測るトコない

夕焼けを百枚撮って朝焼けも百枚撮れば焼けの勇者よ

「つまんない」大人になって言ったって別にいいじゃん人間だもの

時計とはすな ....
                     {引用=☆盆暗は凡句らららと詠めばよし}

 欠伸した猫からぴょんと秋の空


 初秋の胡坐に灯る夜光虫


 涙より鼻ちょうちんの秋の雲
 ....
夜明けとともに
星座から手紙が漂着する
卍が印された切手を剥がして
ガスコンロの火でそれを焼く
それから二度寝をしたら
ウラン鉱脈の至る所から水滴を集めてきた子供が雪原で蹲り耳を塞ぎながらア ....
星の刻
ぼくは砂漠のトカゲで
歩き疲れたラクダは銀河を見ていた
水溜まりにはジュラ紀の鬱蒼が
ネアンデルタール人の女の子とも恋をして


{引用=弄ぶ時流のうねり
倦むことなき鍾 ....
自分の歩んできた人生なんてゴミみたいなものの寄せ集めだなんて思っていても、記憶の海の底に懐中電灯をかざしてみればそうとも言い切れない事に気付かされることがある。


近所にT ....
{引用=善光寺の庭を散策した折に浮かんだ句}



救われず{ルビ兜虫=かぶとむし}獲る午前二時


「害虫を捕獲してます」さよかいな


つんのめる先に大蟻おっとっと


 ....
胃散のむ 考えすぎの 油蝉


滑稽な おとことなって 蝉のこえ


蝉時雨 ひたいは汗の 遊水池
たくさん詩を書いて
たくさん詩を消した
推敲などろくにせず
縋るように投稿した
作品と呼べるものなどなく
とても人様にお届けできるものではなかった
それでも悪くないねと誰かが言ってくれると ....
{引用=コオロギ

ぼくという
幼子がいなくなっても
コオロギたち
しばらくは まだ
地球に
いるのですか



音たち

しずかと思われても
時計 ....
足の裏がほてる
太股のやんわりしたあたり
それを ぴたりとくっつけてみる
気持ちがいい
熱が からだのなかで
つたわるように
青空を
うつってゆく

キッチンから ....
目をつむると
疲れた子のように 眠ってしまった
コオロギの子守唄が
じつは 守ってくれていた

目を開けると まだ生きていて
うれしくって
だから 全部
水に流せる 気が ....
心が鈍く疼いてどうしようもない時は
コオロギが鳴いている叢に身を投げ出して湿っぽいその草の青臭さにまみれていたい

夜露や植物が生み出す甘い匂いなんかが必要なのだ
五月雨よりも胸を打つ語句なん ....
8月14日 AM6:00


起床。カーテン越し、自室の窓には早くも直射日光が照り付けている。網戸にしてあるからといって、別段涼しい風も入ってこない。フォーラムに ....
我家のせせこましい厠(INAX,2017製)で用を足しながら考えた。今まで一体どれ位のオシッコを流してきたのかと。何トン、いや何十トン?詳細は無論不明だが、まあ、それはとにかく凄いことに相違 .... 一本の 道があるよと
それだけで
救いのような希望のような
朝起きると
床が太平洋になっていた
キッチンは無人島だ
だったら椰子の木を探せばいいと
痩せた妻は言うけれど
冷蔵庫にあるのは
冷えた離婚届だけだった
市の福祉課に電話をかける
CQC ....
{引用=モンキー}

悩んだ猿がコンクリートの猿山のてっぺんで
月を見上げながら体育座りをしている

{引用=フラミンゴ}

一本脚をとりはずしたフラミンゴ
ピンク色の鴨となっても義足 ....
そうだ。それがぼくだった。それがぼくのまぎれもない姿だった。大岡という名のさびれた道の駅。その汚い男子便所の左手に突如として広がる絶景をぼくは忘れることができない。旅人でなくとも意表をつかれるよ .... なにもかも
あんまり悪すぎて
ことばにならない
心の叫びを
きいてほしい
この詩を読んだら
こういう想像して

1人の男がいる
夜眠れずに
その男は絶望している
男は死にたくても ....
こんなにも短時間で
醜くそして優しくなれるぼくたちなんて
もうほんとうに
どうしようもく虚空をさまようようだ
きみは電話のむこうで
また泣いて
けれども君がぼくを思い言ってくれる言葉は
 ....
まず、南部風鈴の音色がある。それから、木のまな板をリズミカルにたたくステンレス製包丁の軽快音。スリッパの薄っぺならビニール底が台所の床の上でぺたぺたと笑う声。朝焼けのなか、小刻みに振動する洗濯乾燥機は .... 旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。
旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。
旧人α
わたしたちは長い間ずっと洞窟で震え続けていました。

 ....
こわい
なにが?
今が
なんで?
こんなんじゃいけないし
こんなんとは?
今のこの状況
具体的には?
全部が未定という事実
具体的には?
ここには書けない
なんで?
書きたくな ....
恐竜がいたんだとそう 想うこと。
それだけで ほら すくわれてゆく


また一つ やっかいごとが 増えていく
青方偏移。
おとめ ....
まちがいだ
いや
どちらでもない
というか
まちがえて
さえ
いない

つかむ
ではない

むしろ
きづく
こと

位置して
いる
この
こと

けわしく
 ....
道草次郎(665)
タイトル カテゴリ Point 日付
しるし自由詩220/8/22 23:23
休日自由詩120/8/22 8:33
夢幻の話散文(批評 ...3*20/8/22 0:51
自由詩2*20/8/20 11:01
クズの夕暮れ散文(批評 ...2*20/8/20 1:31
秋ノ夜長短歌020/8/20 0:38
猫あくび川柳020/8/19 23:43
時と思想自由詩1*20/8/19 11:38
星の刻自由詩6*20/8/19 10:33
記憶から散文(批評 ...2*20/8/18 1:26
虫のイキ川柳2*20/8/17 18:37
川柳020/8/17 18:16
独白自由詩4*20/8/17 9:45
抽斗の中のメモのきれはし自由詩2*20/8/16 18:35
空の観想自由詩1*20/8/16 16:50
眠り自由詩5*20/8/16 5:17
心が鈍く疼いてどうしようもない時は自由詩2*20/8/15 17:29
8月14日。未日記散文(批評 ...2*20/8/15 16:47
晩方考えた事散文(批評 ...2*20/8/15 1:12
短歌1*20/8/15 1:07
朝起きると自由詩2*20/8/14 16:56
夜の動物園自由詩1*20/8/14 11:05
エメラルドグリーンの流れとねずみ大根と女郎蜘蛛の話散文(批評 ...3*20/8/14 1:05
この詩を読んだら自由詩4*20/8/13 1:02
愚かさ自由詩1*20/8/13 0:31
朝と音のための覚え書自由詩3*20/8/12 13:38
天使自由詩1*20/8/11 15:25
YES自由詩1*20/8/11 9:24
恐竜が短歌1*20/8/11 8:32
point自由詩020/8/10 22:03

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