雪がきゃっきゃと笑って降ってくる
雨が凍って死んだだけの可愛い結晶よ
雪が積もって白く街は染まる
雪が自動車に轢かれて茶色く道は染まる

人の手に落ちたが故に
結晶は雨だったことを思い出す ....
零、煉瓦に囲われ取り憑かれ

一、私は拳を握りしめ辺りを壊し続けた

二、隣には空へ飛ぼうと脚を壊し続けてるものが

三、それを壁の上に座り覗く哀獣たち

四、猟銃たちに睨まれる哀獣た ....
酩酊に 溺れて独り 零れ落ち 三歩泣いてた 宵の口

鳳仙花 君が好きだった 花を摘み それを見て泣く 君の目を

思い出し 独りでずっと 溺れつつ 淡い花の 記憶を消して

愛してる そ ....
雪沈む 行き着く先は 涙色

枯葉揺れ 落ちた先には 貴方来ず

夏光り 君の瞳が 潤んでて

たった春 そこには何も 無いと知る


春風が 吹き出し雪が 溶けた頃

僕たちは ....
雨の日、空は黒く何もかもが黒に追い詰められて、僕自身も追い詰められていた。
「早くしないと」
腕には小さな子犬が弱々しく、息をしていた。
吸って吐いて。その単純な息さえも聞き取れそうになかった。 ....
「どうか私を起こさないで」
最後に姫は言いました
「夢ではきっとあの人が助けてくれるわ」
姫の周りには沢山のぬいぐるみがいました

白い部屋に響く呼吸音
心拍数がぬいぐるみと仲良く歌い出す ....
夢を見た。

少女が独り働かせられて、夜も身体を使われていた。
白い肌の海の外の国の話だろう。
その少女は声を出すことさえ禁止されていた。
少女が大人になり、30代になってから救出されたらし ....
がりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがりがりがり
がりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがりがり

頭の中で何かが削れます。
--・- ....
ある日、誰かのこんな会話がありました。
「こんなものを作ったら楽しいよ!」
「僕はこういうことなら出来るよ?」
「なら、私はこうするね!」

いつしか、その楽しそうな出来事の周りに
「何か ....
最近、文章が書けません。

何かを書きたいのに心の臓あたりが形式化してくれないために、ただ悶々と溜まるばかりです。
詩人とは、心を削って生きていき、そして生きるのが下手どころの話ではないような人 ....
いつも僕らは分かり合えなかったね
まるで、水と油のようで
どちらかが泣いて
どちらかが怒って

涙と怒りは混ざることはなく
ただ何度も繰り返して
周りの人を困らせていたね

「似たも ....
何千回、何万回
「死にたい、死にたい」
と私はずっと想い続けた

初めて母に「死にたい」と言った小二の春
「じゃあ、一緒に死のうか」
あまりに簡単な返答だった
人の命は鳥の羽よりも軽いの ....
「これを読んでる時、既に僕は」
私は今、恋人の成宮の部屋に居る。ここ数日、連絡が取れなかったため急いで最終の電車に乗って成宮の住んでるアパートまでたどり着いた。アパートのドアをノックする。
「ねぇ ....
雪が綺麗なんて誰が言ったのだろう
こんなに廃ガスで汚れているのに
自然が美しいなんて誰が言ったのだろう
コンクリートジャングルを創った代償に

雪をスニーカーで踏みしめていた
「負ける ....
天才なんかただの蜃気楼
凡人が理解したただの理想郷

だって、理解出来ないから?
だったら、天才と名付けるな

どうせ、わからないから?
どうして、視界を狭めるんだ

天才が増えるほ ....
東京某所。N駅近く。

確かあれは去年の今頃に起きた出来事だった。

私は何事も無いような文章に書く価値も、そもそも思い出す気力が勿体無いような日常のルーティンを繰り返していた。いつものように ....
A401
部屋に書かれた数字に
1人ぽつりとそこにいる
2525、そんなパスワードで嗤えるかよって
真っ白、ベッドに横たわる

A401
ホテルの端っこにそれは位置して
そういえば私の ....
さむいさむいふゆのなか、雪でできたおうちに住むきつねの親子がおりました。
「いってくるわね。」
きつねの母はこれから、こぎつねのために狩りをしに行くのです。
「いっしょにつれてってよ!ぼくだって ....
「お客様は残り3時間で亡くなります。その辺よろしくお願いします。」
某所、M区にあるフレンチレストラン。僕は彼女の光希(ミツキ)と来ている。
「いや、どういうことだよ。」
俺は思わず怒鳴り声をあ ....
耗弱(こうじゃく)せよ
己(おのれ )が故ゆえの過ちなり
絶えず尼が故
汝自ずと死に導きたり

___

………

Zero is Yearning for Xanadu
桃源郷を ....
諸事情で母と寝る部屋を交換した。今は独り立ちする前の私の部屋に居る。私の部屋にはロフトベッドがあって、高校時代と大学を入学してた時期はずっとこのベッドにお世話になっていた。今、このベッドに寝そべるとベ .... Don't praise me any more than you already have.
それ以上、私を褒めないでくれ
Don't strangle me any more than you ....
「もっとブランコを揺らして!」
「そら行けほら行け、あっちがゴールだ!」
子供たちの声が聞こえる。
公園のベンチで独り座る自分。
子供たちは今日も騒いでいる。
「ねぇ、空から飴が降ってくるよ ....
第二章 へんてこくんとポンコツ犬と宙ぶらりん

「ところで君の名前はなあに?」

「私の名前?私の名前は__。」

クオウェルに自分の名前を伝える。しかし、首を傾げて耳をピクピクと動かした ....
第一章 空を堕ちて街灯柱に独り座る者

「はぁ。」
私は今、街灯柱にぽつりと座っている。更にわかりやすくいうと視界は90°回転している。他の人から見たら、私がおかしい状態だ。だって、1人で柱に座 ....
命がふわりと浮いている
軽く握ってしまえば
潰れて消える蚕のように

歯車は簡単に壊れる
ぎゅっと捻ればそれは
簡単に歪んでしまうのです

命は燃えながら、前を見据えて
必死に走り抜 ....
Speaking of which,
そういえば
There's something I haven't told you.
君に伝えてないことがある
Should I tell you a ....
今宵も煩い、阿呆の集団は
炭酸で誤魔化すゴミ箱です。
飲めない砂糖、嗅いだんだ?

そう、繰り返す君は細々と階段下り。
それはブドウ糖の味しかしないだろう?
と噛んでるそれは薬ではないかね ....
題名通り。
前回の「英詩を書いて思ったこと」だか、そういうタイトルの何かが
おかげさまで皆様に好評なので実際に今ここでテキトーにズバババっと書いてみます。
現在時刻19:13

よーいどん! ....
題名: It's already too late for them

Liar's slide with laughing.
嘘つきがわーいと滑り台
Here's a woodpecker. ....
月夜乃海花(66)
タイトル カテゴリ Point 日付
ディストピアンスノー自由詩220/11/28 13:18
数え歌自由詩1*20/11/28 7:27
遠吠え歌短歌020/11/27 6:15
雪色の季節うた川柳020/11/27 5:20
命焔屋 〜蝋燭の焔の魂〜(短編小説)散文(批評 ...120/11/26 15:47
眠り姫のシンデレラ自由詩3*20/11/23 20:13
布団の中、布たちは詩う自由詩2*20/11/23 0:49
がりがり。自由詩020/11/20 16:57
当たり前ということ自由詩2*20/11/19 14:50
書きたくても書けない腐れ物書きのひとりごと。散文(批評 ...1*20/11/19 9:08
エマルジョン自由詩120/11/18 21:45
私だけじゃなくて自由詩420/11/17 23:19
さよなら、どうせだしね。散文(批評 ...120/11/16 2:17
さよなら雪結晶自由詩320/11/13 2:46
天才なんか居やしない自由詩020/11/12 23:10
葱トリック散文(批評 ...220/11/10 20:19
A401自由詩320/11/9 20:14
こぎつねとまんまるお月さま(童話)散文(批評 ...4*20/11/6 18:58
あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編 ...散文(批評 ...4*20/11/6 7:23
僕と誰かの狂詩曲(ラプソディー)自由詩2*20/11/4 9:16
もしも私が死んだら散文(批評 ...220/10/28 23:16
No more touching それ以上触るな自由詩120/10/28 19:07
飴色の雨自由詩120/10/26 21:49
重力アリス 〜Gravity not equality〜 第 ...散文(批評 ...020/10/22 4:35
重力アリス 〜Gravity not equality〜 第 ...散文(批評 ...020/10/21 18:55
命は軽くて美しい自由詩2*20/10/17 20:41
ずっと伝えてないことがある自由詩120/10/12 21:16
くだり炭酸降れ階段自由詩020/10/10 22:12
英詩を書いてみよう(実践編)散文(批評 ...020/10/6 20:23
既に遅すぎた(英詩)自由詩020/10/6 14:53

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