どこからの氷 陽射しにとけてゆく
ひさびさ母と語り夜深くなる
ガスの値上げを愚痴る
マスク買っとけと勧められる
明日はプラスティックゴミの日と覚えておくため書く
妻は ....
今朝は七時に妻の物音で目が覚めた。朝食、トースト二枚にヨーグルト、アイスコーヒー二杯トル。美味しかったです。頂きました。
妻に使っていなかった毛布を貸したのだが、匂いがするらしく、その毛布を洗濯 ....
敢えて定型 文語
春風や日記に立志と書きつけし
もう串だんごはなく朝寝した日曜日
妻が不思議なオンガクを聞いている
春の雲そこまですくいあげて欲しい
氷舐めつ ....
2022.02.26(土)
今朝は五時に目覚めたが、二度寝して妻の生活音に目覚めた。贅沢な朝だった。夢は必死禁煙している夢だった。かまわず、起きてからアメリカン・スピリットを喫った。
....
神の彩色を手真似て画書く
老いたのかどうでもよい気持ちが勝る
反省して坐する
くすり四錠呑んで炬燵にもぐりこむ
日記帳から一日をはじめます
困窮しつつ安い煙草がやめられない
妻を寝かしつけ壁に語るのか
しんじつ空っぽの私、純、であろうとする
春寒し五本の指の痛みよう
耕しのいつかをおもう手をいたわる
温暖な地域に生まれ幸いの
私はふくよかな無となって
きょうも倉庫で働いた
肉体労働はテンポが大事
加えて呼吸
じぶんを倒して
又
あたらしいじぶんになる、勇気
とにかくガン ....
林にて息をととのえにっこりする
星座ながめて人のかえりどころを知る
怒りを祈りにかえてゆく春
食べるものなく只眠るだけの寝室
魂とは大袈裟にちいさな魂をおもう
皿洗い終えてくたくた作句
戦争が起きると読んで、ていねい茶をすする
妻は寝ていて居間でしずかにつとめる
今日の私は馬鹿だった、明日もそうでしょう
煙草控えてはぼうと春空を眺めた ....
こたつ周辺に本たちをかわうその祭り
太陽に育まれて春風感じている
けさは正しくあろうとうする、乱れてゆく
胸中がらんどうの何か欲している
山又山の雲が流れて
雲のように自 ....
妻の女に惚れなおして夜をみている
貯金箱をころがしつづける
こどもの声がする春の夕べか
雑な居間を片づけずそのまんま
片付けきれない人生か
今日は今日としてじぶんを ....
妻はベッドではしゃいでいたよ
皿洗いして句作すること午後九時
仕事、休憩時間
陽は滋養によくて陽の当たるベンチで
混乱した頭をひとばんで正す
さあて眠るか体温測定する
....
2022.02.20(日)
雨水、といっても未だ寒い朝である。加えて小雨がふっていた。今、ベランダから眺めたら止んでいるようだが、また降るかも知れない。
朝、はやく起こすように、妻 ....
靴下濡らしつつ歩いた さびしかった
傘は不要だったドラッグストアに着いた
重荷負って坂道がえりの夫婦で
菜の花が咲いていた 歩みを止めた
帰宅してカップラーメンに湯をそそ ....
けさも寒さのベランダに出ては雨かよ
つかれ残る身 ごろんと横になる
整えてゆく呼吸 吐き切っては吸う
雨の重たさ腰は大丈夫
ごめんね、ばかり言う妻を心底愛する
くすり ....
雨の日に雨の私を置いておく
重たい空だ腰は大丈夫
春の雨の公園は犬連ればかり
重い春風に傘が吹かれて
台湾ラーメン食べて台湾の夜をおもう
無気力 煙草喫いに出る根気も ....
曇天の 陽の恋しくあり
妻が淹れてくれたコーヒーに砂糖足す
雑なへや正したくあり、まず日記書く
妻の悩みの 明るい方へいく
妻をなだめてお茶をすすめる
曇天 アパート ....
こころ新たにきょうも一日仕事
炬燵に入っては寝てしまうベランダに出る
体をすこしずつ起こしてゆく寒ン風
朝の月ながめてじぶんの運命をおもう
さむい朝につめたいコーヒーを飲む
....
帰りきてチョコレットを妻と分けあう
帰りきて酒でなく桃水飲む
やっと落ちつけて身辺を整えようとする
妻よ今日は診察だったかゆったりしてね
料理待ちつつベランダに出たりす ....
くすりの苦さの口直しのお茶
かつて平穏の今はさびしくあるばかり
早春の 詩の 素麺のように弱々しく
しっかり立って今朝の青空を手におさめ
梅の盛りをじっと観て去り
囚 ....
西行忌 煩悩しずめひとひ終えたい
懸命生きること詠むことの西行忌
空腹、糧として今朝は物書く
春の雲とてもしずかに私たち
妻を起こさずひとり食パン焼いている
今宵は夕食を摂らず、摂れず? 眠り
ショートホープ 明日は煙草十本で済ます
湯上り みるみる小さくなる私を見ている
顔洗いさっぱりなんとかやってゆく
雪解川 沿いに花咲き日が昇り
つかれ過ぎて体を脱いでしまいたい
早春、昔の句が出てきてしずか閲す
バレンタイン 妻とチョコレット分け合いにっこにこ
障害者手帳プリントしてあした会社に持ってくぶん
芽吹く木々にあこがれて黙している
雨のいきおいの中にある溜息
祈れば胸に熱いものあり寒の明け
かわいい妻は炬燵で朝寝
コーヒー飲みつつ今日を組み立てる
喉の不調の咳払いばかりして
頭に歌が巡る
寒林の如し悩みが湧いてくる
逃げども逃げども悩みは湧いてくる
....
買い急ぐことのり弁がまだありました
のり弁に妻が喜んでうれしい
のり弁ぱくつく妻を眺めてうれしい
妻は風呂場へ私はベランダへ向かう
ちかちかする星が電線にひっかかってい ....
ひとり夜明けに声を聞いた
春風吹くじぶんを変えてしまいたい
詩ノート汚れぬまま置かれたまま
陽の光り受けてぐんぐん元気になってくる
純、過ぎるこころは時にひとを殺めたい
....
春風受ける丁寧息をする
皿洗うに水を飛ばした、反省する
増えてきた白髪、そのままにしておく
欲しいものが沢山ある妻と暮らしています
路上、玉葱が落ちていた
孤独感情もなく ....
敢えて定型、季重なり
菜の花に春を見いだすふたりかな
春の風に動くすすきたち
朝は寒くも昼あたたかにして汗ばむ
立春を天丼食べて祝う
とにかく食べて掃除する
....
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