蛙が鳴いているね
沢山鳴いているね
ゲッゲッゲッ
グェッグェッグェッ
グゥアッグゥアッグゥアッ
蛙が天に召された音も
混じってら
ぴゅーぅ
打ち上げ花火みたい
人が行動を起こす理由は、
事実ではなく認識だと思っている。
あの人があーであっても、この人がこーっであっても、
それが事実であったとしても、なかったとしても、
僕が早く退会したい理由はそれらの ....
一緒に行くはずだったこの景色を、
病床の君に見せたかった
写真を1000枚撮って、君に見せた
1000枚目を手にとって、君は息をひきとった
悲しみ超特急が
目の ....
ここには注意書きをよく読まずに入ってしまった。ここに一度入ってしまったら出られないと知ってから何年が経っただろう。出口がないこの場所も、今では色んな人の言葉で溢れ返っている。中には持ち主に捨てられて、 ....
雨上がり、片足の鳥はしっとりとした
青い匂いに近づいてくる
昨日と星を糸に結んで
夢を夜空を浮かべている
爪先には
赤い月が撓んでいて
その下には時が這いつくばっていた
廃線の駅にも ....
風に満ち足りて花に憂う
水滴は一夜を幻に染める
夜の静けさに映り
溢れる心の瞬間に今、
あなたは闇を想う
走れとばかり、飛び立つ鳥
月灯りの淵の
電灯はもう
薄目を閉じて
片足で立っ ....
うちにはテレビがないので知らなかったのですが、私の憧れの植物学者である牧野冨三郎先生の番組が放送されているのを知り、過去に書いた拙作を思い出しました。これを残しておきたいと思ったので、保管しておこうと ....
僕は音楽を解っていません。
音楽を客船に例えるなら、僕は乗客です。
船員ではありません。
下っ端の船員だって、船長の話す言葉の意味が解るというじゃないですか?
船乗りには船乗りだけに通じる共通 ....
たしか稲荷駅だと思うんだけどね
母と別れたの
電車が動き出すと追いかけちゃって
祖母がね
血は繋がっているのだけど
義理の祖母がね
手を掴んで離さなかったみたいで
うっすらね
うっすら ....
和歌
夢さりて うつつ来なまし みづかがみ
かたちみほてふ しろき水仙
夢から覚めて、現実に来てしまったのだろう、
白い水仙が、水鏡の容姿に見惚れているという。
夢すぎて うつつ来なまし ゆうすいの
言かけらしてふ しろきすいせん
甲子園 白球追いかけ 近代化
ビル建ち並び 浜風吹かず
和歌
やみもなほ ともにさまよひ あくがれて
めのひかりこそ よすがなりけれ
おもほえず 若菜つみつつ うち泣けき だれがなづけし ははこくさとな
(若菜を摘んでいると、思わず涙がこぼれた。誰が名付けたのか、母子草というのだね。)
きみよりも すこし数奇な 道なれど ....
古文で和歌を詠めるようになりたいです。
ご指導いただけると喜びます。
春がこば つたえたまえし 酢漿の
花よりさきに よつばゆかしと
(春が来るならば 伝えてください、
カタバミ ....
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