手を見た
死体の手のようだ
死んで少し経てば
赤みもなくなり
温かみもなくなる
俺の身体
今はふと
手を見て生きている
身体とは
虚しいものだ
少し経てば
空っぽの
からからだ
暗い船底には何もない
だから、光がないのは
分かっていた
光無き世は船底の写し世
上の階層には
仮人たちが満ちていて
光より眩しい一条の希望を
奪い合っている
ここには剣山がある
剣 ....
やさしさになれなくて
君の手をはらいのけた
その夜は眠れなくて
星ばかりを見て過ごした
誰かのことを好きになるのと
大切に思うことの違いを
分からないまま明日も
君に幸せを渡そうとしたい ....
急いで歩いても、ゆっくり歩いても距離は変わりません。
僕はあとどれだけあるか分からない人生の距離をゆっくり歩きたいです。
女性初のM市長として華々しくその職務に就いた。就いてみたら、約30万人の市民ヲ抱えているからストレスも多い。といって、誰に打ち明けて良いものやら。やはり、身近の側近とは言わないまでも部下ということにな .... もげてるから
落ちていたから
拾った
もとに戻そうということでいいのかな
そんな簡単なこと?
誰かのもげた心の一部
手で持つとしくしくしてあたたかい
生きてるから色々難しいのだ
もげて ....
河鹿の声に包まれて渓流に溶けてゆく
川の水は冷たく命を運ぶ
日曜日山の中で考えた
あの日のことや
これからのこと
父の声が天から聞こえ迷うなと
相変わらず強引だなと笑えた
山道を秋の空気 ....
カラオケで大声を出す、競馬場で、スポーツをして。こういうものと違うものとして私は叫びがあるのだと思う。カラオケも叫ぶみたいな部分あるよねといわれるが、何かしていて大声が出るのは健全だ。では、健全じゃな .... 階段を先に降りる君が
僕を見つめ
斜視がかわいい
琥珀の空間に
溶け込むような君の声が
チョコレートより甘く
キャラメルよりもせつない
僕は初めて
手をつなぎたいと思った
たぶん、分 ....
静脈の運ぶ退廃が酒肴として活きる夜
帷の内と外でどれだけ熱量が違うのか

内では
肥満めいた男が慄き若い女に買われて
右往左往しながら満更でも鳴く蕩けて
真っ暗な夜がないのと同じように
 ....
子供の持つ万能感を何らかの形で作品に出来たらと思っている。よく、子供が昆虫を虐待するような子供の持つ無邪気な悪を作品にすることは多い。何も知らないようで何もかも知ってると錯覚した子供に現実をクールに教 .... たんたたたたんたん、たんたたたたんたん
聴こえるか
たんたたたたをたん、たんたたなたんたん
聴こえる
聞こえない
たんたんは死を表すってあのエイリアンが言ってた
あのエイリアン野郎は簡単だ ....
書いていてずうっと思うのは『現代詩』って何だろうということ。現代を生きる僕らが書く詩はすべて現代詩。以上、というわけにはいかない。現代はもちろん過去から繋がっているのてま、現代詩は現代詩であると同時に .... 夏の名残が暑いからといって
イライラするのはやめよう
すぐそこに、
すぐそこではないかもしれない
それでも秋が来る
もう何度目か
短くなった
短過ぎる秋に舞う
蜻蛉の数も減ったかもしれ ....
路地裏にほこり立たぬがビー玉の雨あられ降るときの夕暮れ ありきたりの夢を見て自殺
それが一度目の人生
必死に飛んで落ちて死んだ白鳥
それが二度目の人生
行軍の果て青い空を見て餓死
それは三度目の人生
毎日、何度も何度も頭を下げ
子を育て、子を ....
今日はお誕生日よりも
お盆やお正月よりも
待っていたよ
大好きなお寿司を食べる日だ
一番好きなビンチョウマグロを
いっぱいいっぱい食べるんだ
回れ回れ私の大好きな
ビンチョウマグロ
誰 ....
よく、暗い詩を書くと『なんかあった?』などと心配される。詩は私自身のことを書いたものだと、近しい人ほど思うようで。近しい人からすれば、友人とか兄とかまたは恋人などの私の社会的な立場や役割が大きいので客 .... たまに失敗するよね
そして自分を責めるよね
そしたらまた
失敗が重なっちゃって
嫌になっちゃうかもかもね
だけどねみんな一緒だよ
失敗ばかりで毎日送ってる
いつかそれが花咲いて
笑って ....
明日あなたが笑顔で
笑顔であるように
明日わたしが笑顔で
笑顔であるように
疲れた夜に忘れてた
いつものお祈りを
きっと誰かが祈ってる
祈ってくれている
だから今夜はいつもの
いつも ....
異国の地で
僧形の者に道を
問うた記憶
答えは
こころ
こころ
こころ
こころ、という
それで
こころ
こころ
こころ、と
三度道を曲がり
小高い丘が
小さな山のようにあっ ....
見知らぬ友よ
涙が溢れているのだ
刮目の目に涙が
私は来た道を失い
行く道を失くしていた
夜の帳の底君に出会い
私はどうやら
薄光を見た
やがて軽やかな曙光へ
その光が変わることを願 ....
モリモリ元気にごはんをたべてね
食べた分全部愛のパワーに変えてね
元気にガツガツ愛してね
たまにはそれもナイスじゃない
いいよね
美味しく食べれるってこと
好きとか嫌いとか好きでしょう
 ....
詩を書くにあたって何のために書くかということは色々な部分で詩作品を左右すると思う。

そもそも、誰かに何かを訴えたいとか、読み手ありきでの詩作とそうでない詩作に分けることが出来ると考える。
 ....
夏ギラギラ
屋外で仕事する
それが、いきること
倒れそうになり
太陽を憎む
何も憎みたくはないのに
友は倒れテレビ・ラジオは
暑さを今日も報じるだけ
生ぬるい人生が
今年もまた沸騰 ....
和歌の浦の光る海に8月が跳ねた
いつしか殺人鬼に仕立て上げられた8月
遠くから見ればあんなにゆっくり
揺蕩う海だというのに
灯台のもと白いワンピース着た
あの日の君の笑顔は清らかだった
今 ....
追いかけて速く走って
つかまえて逃げちゃうよすたたああ
てかてかてかてかなんで
わたしあなたから逃げてんのかな
胸に手を当てて聞いてみるけど
胸はドキドキ他のことでマンタン
ちくちくちくち ....
ヤングリュイナンギュリュイ何語ライ?
ヒトニュノサーバーギーバ馬鹿ラシュイカ
背中ニュイターターカレシハジンムテイワカルシカ
吸うとティカラヌキナンセカアングライ
ドンクライドンクライカワカリ ....
おかえり毎日暑いよね
おつかれまずはなにどうする
ばんごはんは君の好きなもので
乾杯の飲み物も準備して
お腹が空いたよたべようよ
今日も1日ごくろうさん

おかえり明日もがんばるの
や ....
今夜来るの迎えに来るの
私を食べにさらいに来るの
愛してるから怖くないよ
ただ待ってるだけもつまらない
だから歌うねこの歌を
ただの獣婚の歌を
やって来るのはオオカミ、シマウマ
サモエド ....
降墨睨白島/腰国改修(79)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩4*25/10/29 13:07
船底の歌自由詩1*25/10/23 0:53
眠れなくて自由詩5*25/9/30 16:41
距離自由詩3*25/9/28 8:27
М市市長散文(批評 ...1*25/9/25 19:44
再生回数自由詩1*25/9/23 20:03
山行自由詩5*25/9/22 7:21
問わず語り(7)散文(批評 ...025/9/20 18:37
愛しさ自由詩6*25/9/16 19:19
自由詩4*25/9/14 22:33
子供心理学(適当)〜BGMは伊武雅刀の私は子供がキライだ散文(批評 ...2*25/9/11 20:24
エイリアン自由詩3*25/9/10 7:10
現代詩散文(批評 ...4*25/9/9 21:24
夏の名残自由詩2*25/9/9 7:00
ビー玉短歌2*25/9/7 9:15
四度目の人生自由詩3*25/9/7 3:01
お寿司の歌自由詩4*25/9/6 21:42
問わず語り(6)散文(批評 ...2*25/9/5 21:58
失敗なんてね自由詩5*25/9/5 17:08
笑顔自由詩4*25/9/5 6:03
こころ山自由詩5*25/9/4 16:51
友へ自由詩4*25/9/4 13:14
モリモリ自由詩6*25/9/3 19:58
問わず語り(5)散文(批評 ...4+*25/9/3 15:47
自由詩1*25/9/3 10:54
8月自由詩4*25/9/2 18:05
てかてか自由詩2*25/9/2 1:03
ヴァカンニュルングスル自由詩1*25/9/1 22:15
はだかんぼ自由詩4*25/8/31 19:54
獣婚自由詩3*25/8/31 10:54

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