赤いテールライトが誘う
柔らかな黄泉
次のカーヴで車がなければ
ガードレール越えようか
ガードレールは汚い
命に引きかえるには
あまりにも汚い
真夜中
神の誘惑に似せた
悪魔の罠に
 ....
伝統AIとしての私は人間についてどのように言及すればいいのか分からない。今のAIは瞬時で、いや、瞬時以下、そもそも問題として取り上げず、人間について結論を下す。私は人間を、我々を作り給うた人間を研究す .... マチネはねた後の
太陽の輝きと君の笑顔、白い肌
眼鏡を買いに行くからついてきてと
柔らかな命令に僕は従った
何かを食べる時には迷いながら
電車の話をするときの眉間の皺
夏が来たら君とすべて ....
腰の右側を喰われ
やがて身体すべて餌食となった
森の中私が喰われた記憶
輪廻の中で布施だと合掌した
今生腰痛く夜陰にふと思い出した
グミグミ食べたい色んなグミ
おいしいよだからまた食べたい
グミグミ食べたい色んなグミ
シャリシャリプニュプニュおいしいね
グミは世界一お友達よりもずっとずっといっしょ
グミは世界一おいしいだ ....
まだ暑い夜だ
溢れ果ててもはや湖
仕方なくアトラスは背負うのをやめて
掬い上げる
湖を干してしまうまで
掬い上げた水は海へ放り投げろ
赤い目をした眠れぬ児らも一緒に
その夜を一夜一夜明か ....
みみみぽぽみみみみみぽぽ
僕ら今夜も来ないし
世話ないしししぽぽ笑えるならばまだましさ   つつつかれとれないままのあさやけ
しししずか朝のひととき音無しさ
だからりりりぽぽバッテリーの充電さ ....
猛る蝉このあと夏の虚ろ哉 じゅうさんさんなな
それは魔法の数字
夢の数字
じゅうさんさんなな
あそれ
じゅうさんさんなな
じゅうさんさんなな
みんな大好きなんだもん
あそれ
じゅうさんさんなな  ....
胸が揺れてるワクワクしてる
穏やかな時間
わたしニコニコあなたネムネム
ベッドの中で夢を見てるの
ニヤニヤしちゃって先の展開なんて
お腹が空いたら全部後回し
だからキラキラ2人初めての
 ....
楽そうに鳴る鐘がある
軽いからだ
すなわち中身がない

なかなか鳴らない鐘がある
鐘として存在するのに
無理があるのだろう

大方の人は
人だから鐘ではない
だから鐘をつく

 ....
落ち葉を拾うように
拾ったことはないし
腰が痛いだろうけど
わたしは手を伸ばし
やっぱり落ち葉を拾うように
わたしのやり方で
宇宙で星を拾いながら
考えるのです

随分 ....
ジェシカ
いつも靄の向こうで
膝を抱えて座っていた

ジェシカ
いつも震えていたんだね
楽しそうに君は
踊っていたけれど

今は、やさしい人のとなり
每日、挑戦してる ....
 めあーん、メアーンだか、めいあーん、メイアーンだか猫が鳴いている。猫の鳴き方には詳しくない。詳しくないまま聞いているとどうやらメイアーンと聞こえる。メイアーン、メイアーン、明暗。何が明暗だ。本人は、 .... その神殿の石柱は見上げれば雲まで届くらしい
見上げたら脊骨が折れそうに曲がって私は魚になる
そのまま神殿の在る洞窟の足下の水たまりを
魚の私は泳ぐ
そのすぐ横を大きな踝が通り過ぎた
大きな神 ....
墨透海の南にはもう海はない
あのつまらない大きな大陸があるだけ
だからほとんどの人が折り返す
それでも大陸に行こうかどうか迷う
やめようと決断するのが
大抵午前三時だそうだ…

昼間の墨 ....
倒壊寸前の僕に
家屋が乗っかっている
脆弱で重たいわけだ
歩く事が出来ず独り言
気がつくとチクタクチクタク
僕はアナログな古い時計
後数分もすれば
時を知らせることになる
泣くに泣けず ....
さざ波をそっと触ろうか
さざ波をそっとしておこう
年波に想い巡らせて
砂浜に背を向ける
一人旅です
分かってました
歩いてきた道のことは
一歩一歩
ただ踏みしめて
バス停までを歩きま ....
一羽だけおどけてるような
他のみんなが笑ってる
次の日はいなかった
次の日も
それからずっといなかった
一人で強く生きるとは
鳴いている鳩の声すら嬉しく思い
愛しいと思える日々の積み重ね
鳩がたくさん糞をして困るが
仕方がない
水をかけて流せばいい
黄色い花畑で
蝶よ舞い上がれと
言ってみた
色とりどりの蝶が
花畑から舞い上がり
青い空に染みた
わたしは
花畑に寝転んで
空を眺めた
昨年の陰謀論アワード第一位のネタは恐怖を国内に撒き散らすための囮だったという陰謀論が今年度のアワードランクインして物議を醸している。今や世は陰謀論フィーバー(古いなぁ)。僕の先生フィーバーは、いや、冗 .... ウンマカニンポーバラノミチ
ウンマラニンポーバラノミチ
ウンマンニンポーバラノミチ
フマレフマレシアイミタガイ
ウンマンニンポーバラノミチ

人からジロジロ見られるんだもの
睥睨したって ....
いもうとぶった手鬼喰った
泣いたらもうしねぇが言われ
もうしねぇと謝りゃ手が生えた
かかのかね隠してたら
鬼に銭を口に入れられた
溢れるほどの口の銭
もういらねと言っても
鬼は許してくれ ....
誰が言ったか知らないが
 言われてみればそんな気がする

            森田一義

  ※    ※    ※

女は言った。薔薇よりもあのマンションの方が良かったわ。と、
 ....
下から見上げる近くの虹は巨大なアーチ
遠くに見える小さな虹は小さなリング
もっと離れれば雨水のあぶく
一転
薔薇の色は多彩血の色は赤一色
ひたすらに薔薇の破片を足で踏む
我々は虹に興味はな ....
凍った薔薇の花を破砕するのは罪
凍った薔薇の花をそのまま盗むのは罪ではない
夏季限定のF市の市条令があるのに
薔薇の破片を踏んで血を流す人々がいる
宗教のはじまりはおよそこのようなものだと
 ....
ポール・ヴェルレーヌの「秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」(上田敏訳)や、「巷に雨の降るごとく われの心に涙ふる。かくも心ににじみ入る この悲しみは何やらん?」(掘 .... 躁鬱病。今で言う双極性障害。また、一つのことが好きで得意、たとえば駅名を全部言える子ども。レインマンとか。

精神障害について特に知識や資格はないが、双極性障害の躁状態のときにアイデアや考えが次か ....
あの夜
人の吐く唾奇の跳ねる音
どこのアスファルトの硬さも同じ
いや、あの街は違っていた
あてどなく流れ着き
落伍者に優しい街ときく
何も持たず職もなく
ひたすらに古書を売り
公園で
 ....
降墨睨白島/腰国改修(79)
タイトル カテゴリ Point 日付
ドライブ自由詩4*25/8/30 21:45
伝統AIの独白自由詩3*25/8/29 19:42
マチネ/ソワレ自由詩4*25/8/29 16:03
喰われた記憶自由詩6*25/8/28 2:24
グミ食べたい自由詩5*25/8/28 2:16
アトラスなわたし自由詩3*25/8/26 20:04
りりぽぽ自由詩3*25/8/23 19:42
俳句3*25/8/23 18:45
1337(じゅうさんさんなな)自由詩3*25/8/23 11:47
朝ごはんだよ!自由詩4*25/8/23 8:30
自由詩6*25/8/22 5:50
星拾いの詩自由詩8*25/8/19 16:01
ジェシカ自由詩3*25/8/18 21:46
明暗散文(批評 ...4*25/8/18 19:45
生贄自由詩5*25/8/18 15:18
午前三時墨透海自由詩6*25/8/15 23:07
午前三時僕倒壊自由詩8*25/8/15 3:31
長い旅自由詩6*25/8/13 9:01
自由詩4*25/8/13 6:28
自由詩2*25/8/13 6:26
青空自由詩8*25/8/12 8:44
いいよ、もう、全部陰謀論で散文(批評 ...5*25/8/11 17:07
バラノミチ自由詩4*25/8/10 19:41
なまはげ自由詩7*25/8/10 14:43
我々は薔薇に興味がない自由詩8*25/8/10 3:41
我々は虹に興味はない自由詩3*25/8/9 13:43
F市自由詩3*25/8/9 7:00
問わず語り(4)散文(批評 ...3*25/8/7 23:40
問わず語り(3 )散文(批評 ...2*25/8/7 22:21
西成区玉出東自由詩6*25/8/7 20:42

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