白衣のドクターが言った

「おじいちゃんは もう 家での生活は 無理でしょう」


それは 去年の夏だった

まとわりつく空気が ベタベタとしていた

蝉の声が 当たり前に うる ....
 
いま

こどもの頃 よく遊んだ 河原に 来ています
 
 
 
川面にうつる 薄紫色の夕焼けを眺めながら

貴方に心を奪われた いきさつから

貴方と終わってしまった いきさ ....
 アナタを スキになって
 
 
 
 眠れない夜

   鎖骨から おへその辺りへ流れる 電流のようなもの


 キスした時

   止められない 溢れ出す 感情

 
 ....
やっと仕事が終わりましたが
今日はアナタを誘うの やめておきます


このところ 毎晩のように会っているので
アタシよりも弱いアナタの肝臓は ちょっと疲れていることでしょう

でも ....
帰り道

アタシの家へ 近づく程に

遅くなってゆく フタリの歩調


繋いだその手に 微熱が走ってゆく



いま 言わなければ

今夜こそ 言わなければ

 ....
そう アナタに言っておきたいことがあるの



アタシって アナタの何かしら?



付合ってるわけじゃないから 彼女じゃないわよね



ということは

アタシが 誰 ....
押入れの奥から出てきた 段ボール箱は
ガムテープで 厳重に ぐるぐる巻きにされていた

封印のように巻かれた 茶色いガムテープを剥がして
中を覗いてみると

コロン と 青い透明な「キモチ ....
 
 
泥酔したアタシは ケータイを取り出した
 
 
「 むかえにきて。 今すぐ。 」
 

 
 
午前2時という時刻を
 
 遅いか 早いか 決めるのは アナタ
 
 ....
 
ゆうべ

アナタじゃない人と カクテル のんだ

ぴかぴかした夜景が よくみえる店だった

グラスの チンザノも きらきらしてた
 
 

 
アナタじゃない人は

少 ....
青涙(あおなみだ)

オモイデ混ぜて 流しましょう

泣いて 流して

カラになるまで
 
徒歩1分

貴方とアタシの 家の距離
 
ココロの距離は

あやふやなまま
 
 
「スキ」と言わない ヒキョウモノ
 
  言えば 貴方が こぼれるようで
 
 
別れ際
 
君にてのひら にぎられて
 
キスかと おもえば
 
「じゃあ」と カラブリ
 
アナタが誘うから 出掛けていくの

アナタが飲むから ビールを飲むの

アナタが吸うから マルボロにしたの

アナタが笑えば アタシも笑う

アナタが悩めば アタシは励ます
 ....
ゆうべ 話したこと 憶えてる?


アナタは生ビールに酔っていて

バカな話 ジョーダン連発

アタシも 大声で笑ってて

それはそれで 楽しかった

けど

ひとつだけ ....
手をつなぎ

歩く貴方の右頬に

チュウの衝動

おさえる夕暮れ
准々(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
「おじいちゃんは もう 家での生活は 無理でしょう」自由詩407/11/19 21:13
いちばん星自由詩3*05/11/13 12:36
コトバがアタシの中でイキイキと輝いた自由詩1*05/11/6 19:01
コンビニ帰りの考察自由詩2*05/10/11 21:57
帰り道自由詩0*05/9/25 23:54
アナタに言っておきたいこと自由詩1*05/9/15 15:28
段ボール箱の中身自由詩2*05/9/4 15:59
犯行動機[group]自由詩4+*05/9/3 12:52
アナタじゃない人自由詩4*05/9/3 10:42
ヒロミへ短歌1*05/9/3 0:41
幼馴染短歌2*05/9/2 13:45
アタシ自由詩5*05/9/1 20:31
期待ハズレ短歌3*05/9/1 17:50
イコール自由詩0*05/9/1 1:07
「もし俺が死ぬ時は…」自由詩005/8/31 19:54
アタシの恋愛短歌3*05/8/31 18:08

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