私の初めての香り

 サ ク ラ
     桜
   さ  く らーーー・・  ・


この歳になるまで香水とは無縁で、
買おうとも思ったことがなく、
むしろ、
あの無意味に強い香 ....
ガラクタ

ずっと抱えてた

重みで腕が青くなっても

壊れた破片が肌に刺さって紅くなっても

ぎゅっと抱えて放さなかった


他のだれがそれを

"ただのガラクタ ....
真っ赤な 真っ赤な毒入り林檎

毒入かどうかを見分ける以前に

どうして自分の継母に気付けなかったのか


それはね

キミが自分しか見ていないから

真っ白でふっくらとした肌と ....
眠れる森の君は

あんな華奢な針を指に刺しただけで

永遠に眠り続けるつもりかい?


たとえそれが

邪悪な魔女の強い呪いだったとしても

君はそれに掛かってはいけなかったんだ ....
私の理想の形が
あっけなく崩れてしまって
ひどい混乱を隠せない

キミは”こんなもんだよ”と言うけれど
もしキミの尊敬するミュージシャンが
何かの拍子にあっけなく死んだら
そんな淡々とし ....
本当に一人になりたくて
孤独を肌に感じたくて
改札に向かう足取りをユーターンさせて
真夜中の街に身を投じた
携帯は川に投じた
そして
人のいない方へ
いない方へと・・・

繁華街を離 ....
君には聞こえないだろ

聞こえても理解出来ないだろう

光を切り裂く鋭利な悲鳴が


今も、この先も

僕がどれほど君を按じても

決して届くことはないだろう

ただの恨 ....
まだ一緒にいたい・・・


それが本当なら
心からの言葉なら
一秒でも長くいられる術を
その手で掴み取ってくれればいいのに
なぜ君の足は
改札へと向かっているのだろう?
なぜ私を抱き ....
私は悪魔に生まれたかった




その羽根も

肌も

服も

心さえも

すべてが真っ白で

穢れのない



神の慈愛と

人々の敬愛を

一身に ....
悪いのはすべてあなた・・・


そう一人つぶやいて

泡立つ浴槽にりんごを浮かべる


そうよ

悪いのはすべてあなた

あなたの愛は激しすぎなの

あなたの愛は重すぎなの ....
これまでは恋人

今日からは友達



今は悲しみの方が勝っているけど

大丈夫だよ

心配しないで

決めたのは私

受け入れたのはあなた



楽しかったわ
 ....
僕だけ泣いても

世界は回り続けるんだ

 {ルビ狂々狂々=クルクルクルクル}・・・


そして無差別に夜は明けて

無慈悲に太陽は照りつけ

火照った肌をあやすように雨は降り注 ....
いつもキミは毅然と

肩で風を切って歩いていく


キミの碧い目は

まっすぐと前を

揺ぎ無い未来を見据えて放さない


キミが言葉を発する時は

頭の中でよく考察した
 ....
私はこぼす

  {引用=
   私に足りないもの
   ありすぎて浮かばないわ
   星に願いを
   月に祈りを捧げれば
   満月のように
   完璧な形を手に入れられるの?}
 ....
ふわり



帰宅ラッシュの駅のホームで

不意に香るあの人の匂い

名前もしらないあの香水

忘れもしない

アタシの精神安定剤


でも

もう手に入れることはか ....
あぁ
逢いたくない
逢いたくない

いつもは
恋い慕っている彼に
今は逢いたくない
逢う自信がない
そもそも自分に自信がない
だから
比べてしまうんだ
あの子と自分を
比べるだ ....
引用=ヒトはなりたいものになれるんだよ} 


キミが嬉しそうに言った一言を

信じて疑わなかった幼き日のボク

色鉛筆も

クレバスも

水彩絵の具までも持っていたボクたちに
 ....
深く 深く 飲み干して

ボクだけに効くmedicine



時計の針が私を攻め立てて

朝に放り込もうとするたびに

ボクの心は

不安定に傾く

朝日なんか射さな ....
おませでおしゃまなペチカ

今日もお気に入りの白のワンピースで

白い花が満開の花畑に冠を作りに

僕はこっそりその後について行く

たくさんの白い花に囲まれて

綺麗なものだけを ....
天使のような笑顔

鈴のような声

マシュマロのような頬


世界は君を中心に回っている

太陽は君を照らすために昇る

時間は君をより美しくするために進む


君は祝福さ ....
男ってサイテーだ


真夜中に深く深く憤る
裏切られて
それでも信じようとした彼女を
どうしてそうも簡単に裏切れるのか
二度にもわたって
もう信じれない
信じれない


心 ....
最近

眠れない日が続いているよ

気付くと空には光が満ちて

鳥達が朝の挨拶


夜は長い

でも

長いようで短い

だって

いろんなことを考えているとね

 ....
キミが

わざとらしく目をそらして

言った

その一言の意味が分からず

 {引用=それは誰の曲?}

と聞き返してしまった


キミは

気まずそうに

 {引用 ....
漆黒の夜が明けて

だんだん空が白んで

青空に変わったら

サヨナラしなくちゃ


楽しい時間は

あっという間に過ぎ去って

永遠に続くことはなくて

どんなに抱き合 ....
私は二人姉弟の長女で
両親にとって初めての子
だから
傷つかないように
壊れないように
ふかふかのブランケットに包まれて育った


二十一歳になる私は
料理が出来ない
結局
一番 ....
君の匂いを辿れば

人ごみの中でも

すぐに見つけることが出来るよ

それは香水とかのコピーじゃなくて

君の存在から溢れ出すものだから

他の誰のとも似つかない

君だけのオ ....
詩を書くということ

ここのところ

ずっと書けなかった


それは

ずっと自分を欺いてたから

ずっと目を背けていたから


だって

詩を書くこと

それは
 ....
僕がいないと

君は泣くから。。。


だから

守らなきゃと思ったんだ


たとえそれが

君のためにならないとしても

たとえそれが

僕の偽善心だとしても

 ....
深い海の底に
ずっとずっと

堕ちて

眠って



逝きたい 逝きたい



でも
本当は

歩きたい

掴みたい

においたい

笑いたい



 ....
親の顔なんか記憶にない

物心ついた時からこの

薄暗い施設で育てられて

周りの子たちとも全く馴染まず

一言も口を開かないまま育った




だから自分の声がどんなものか ....
三架月 眞名子(70)
タイトル カテゴリ Point 日付
perfume散文(批評 ...4*07/2/24 22:09
ガラクタ自由詩7*07/2/24 17:29
poisonous apple[group]自由詩2*07/2/24 0:34
spinning wheel[group]自由詩4*07/2/23 0:31
eternal wish自由詩3*07/2/22 22:14
Night walkeR自由詩3*07/2/22 0:50
shriek自由詩2*07/2/22 0:11
surface自由詩3*07/2/21 1:55
Angel’s Nonsense[group]自由詩4*07/2/20 22:53
あなたとあたしと泡沫りんご自由詩3*07/2/20 20:50
be my friend自由詩6*07/2/20 1:03
Tears or Smile自由詩3*07/2/19 14:54
ジュリア[group]自由詩4*07/2/19 13:00
cry for the moon自由詩5*07/2/19 0:22
lost child自由詩6*07/2/17 23:53
完璧なスマイルで自由詩4*07/2/17 22:19
drawing自由詩5*07/2/17 20:20
medicine自由詩3*07/2/16 22:54
ペチカ[group]自由詩6*07/2/16 14:20
エイミー[group]自由詩5*07/2/16 2:05
裏切りの先にあるもの自由詩6*07/2/15 21:48
long long night、, sleepless ni ...自由詩3*07/2/15 1:27
Will you be my Valentine?自由詩6*07/2/14 23:29
バイバイ・ブルー自由詩7*07/2/14 18:43
過保護という真綿自由詩12*07/2/12 16:13
君の匂い自由詩6*07/2/12 3:28
詩を書くということ未詩・独白4*07/2/11 22:41
cry...自由詩3*07/2/11 15:36
深海自由詩4*07/2/10 21:58
song自由詩3*07/2/10 1:57

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