いつだってきみのことばを待っていた
さよならだけをめじるしにして

「なかないの?」きかないでったらたのむから
(家にかえってひとりでなくよ)
寝惚けつつ殺されるために服を着る
世界とサヨナラ永訣の朝
舞台衣装をぬぎすててぴょこんと屋上から飛んでしまおう
つかれてしまったよとありきたりな伝言をのこして
おおきな地球はいつだってやさしい ふみつけにしても怒らない
キスをあげよう ちゅっとかわいい ....
東雲にさあ立ち上がれ死に外れ
泣くな嘆くな負けるな死ぬな!
貴方の声を探して探して探して
ふかい海にもぐったらくらい海をどこまでももぐったら
そうして地球の反対側に行ったら
いったら
空を突き抜けて
くろい雲をつかんだら鉛の星を両手一杯つかんだら
 ....
心臓を抱えて何度も考えた
いざとなったら死んじゃえばいい
すっかり乾いてしまった
硝子の向こうに
展示 された
あなたのてのひらは
何もかもを与えてくれるような
あたたかさを持っていて
その実
何も 与えてはくれない

硝子の模様は
夜空 ....
ささやかな感慨もなく手を合わせ
わたしは今日も死体を食べる
ていねいにかみひこうきを折るあなた
歌うわたしのとなりにいつも
箱舟に大事なものを詰め込んでさあ逃げだそう僕らは罪人

嵐の夜沈む世界の直中でフォークを翳そう最後の晩餐

海底を覗いて沈んだ都市を見る僕らの楽園ここに終われり

暗闇を裂いて輝く星屑 ....
だいすきよ、だれよりすきよ、あいしてる
しぬほどすきよ、でももうおしまい
あまがさをかまえてわたしは強くなる
銃に見立ててばばばばばばば
秋空は透き通るほど美しく手を伸ばしては溜息をつく 頭蓋骨が震える高音の悲鳴が最後の武器
動かない右手に錆びたナイフ翳してわたしは生きるよ
子供のころは毛布にくるまって世界の様子見てた
手紙を書いた いってきます(もう帰りません)
決別の雨なん ....
ゆみ(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
おわかれがこんなにさみしいものならばずっとひとりでいいとおも ...短歌007/3/25 22:57
不思議と恐怖は無く、短歌307/3/13 13:13
すきすぎて夜逃げ自由詩106/7/5 16:10
どうしようもなくなったときにとなえる呪文短歌106/6/22 23:02
よるのうた自由詩105/10/30 16:22
中学三年思春期女子短歌105/10/24 21:57
展覧会自由詩305/10/11 23:04
日常の中で恐ろしいと思うこと短歌505/10/7 22:55
にねんまえ短歌205/10/1 23:57
ノアの夜逃げ短歌305/9/24 14:59
終演短歌205/9/21 22:14
ななさい短歌705/9/16 17:45
九月短歌805/9/14 23:38
暗澹自由詩305/9/14 23:24

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