一日中降ってた雨が
止みましたよ

あなたに降りつづいてる雨も
止みましたか

今度の週末に
散歩でも
してみませんか
こめかみのあたりがくすぐったいと思ったら
眼鏡のフレームに風がひっかかってた

春の先触れを逃れた冬の風がまだ残っていたらしい

そういえば今朝の風には幾筋も冷たい冬が混ざっているようだ
 ....
誰かのせいにするのは簡単
自分のせいにするのは困難
逃げてばかりなのは僕の方
待つのをやめたのは君の方
居場所がないから僕の部屋
居場所が欲しくない野良猫
傷つけたのは本当は僕の方
傷つ ....
身を捩り、言葉を搾り出しては書き留める。
そんな行為が報われることはあるのでしょうか?

こんなにも残酷な世界で。

愛の言葉さえ瑞々しさを保てない時代に。

誰か、この言葉が届いていま ....
A子「ねぇ、あれ見て!」
B男「あぁ、飛んでいくね」
A子「きっと誰かが恋しているのね!」
B男「いや失恋したんだよ」
A子「どうして?」
B男「だって真っ白に燃え尽きてるだろう?」
A子「いいえ、あ ....
2年ほど前になるだろうか。
僕は落とし物をしてしまったのです。

それはとても大切なものだったので、ずいぶんと長い間、血眼で探しまわっていました。

でも、それは決してどこにも、その欠片さえ ....
わたしの視点は常に動いている
つまりは漂泊している

定点にとどまることなく
四次元に動きまわっている
時間も場所も人も変わりゆく

きみはその雲の行く先を知れない
わたしは明日きみの見る雲を知れない ....
ぼくは悩んでいる。

毎日毎日悩んでいる。

そう、悩むことがすでに趣味なのだ。

ぼくたちは小さな悩みをどんどん大きくしていくことが楽しみなのだ。

世界の難しいことがらのほとんどは ....
抜殻は

風にもなれず

思い出す

勿忘草の

花言葉
この先が

どこにつながっているか

知っていますか?
どこまでも続く長い長いトンネルの

その先へ行きたい
うれしいものや 楽しいことは

ふわふわしていたり やわらかかったりする

でも

悲しいことや つらいことは

とても固くて頑固なので すぐには消化できない

だから

ぼく ....
空を
見上げる

君が
振り向く

微笑む
僕と君だけの空
そりゃあ

「うわずみ」だけならさぞかし美味しいだろうよ

もしかしたら

その底に沈んだ「たまり」の存在すら知らないのかね

きっとそうだ

そもそも「うわずみ」しか知らねえ ....
わたしはとても大食いである

いくらたくさん食べても満腹じゃない

逆にもっと食べたいと思うようにすらなった

なにが欲しいのか自分でもわからない

でもわたしのこの見えない胃袋は ....
意味もなく涙が溢れ 溢れ 溢れ

濡れた頬を乾かす風は吹かず

憧れた自分が離れ 遠く 遠く

疲れた頭で碌なことも思わず

枯れた心は実も枯れ カラ カラ

萎れた性器を死んだ魚 ....
「あれ?」

「???」

「・・・」

「−−−ッ」

「!」









なんでこんなところにいるんだろう
わたしの愛は

あの人の心をとらえることができるだろうか

ああこの我が儘で一方的な愛は

果たしてもう堕落しているのだろうか

ただただ胸の奥ではうろたえて身悶えている

小さな ....
だらしなく下げた拳を
もう一度だけ
もう最後です
だから強く握りしめて

気が抜けて曲がった背筋を
ただ一度でも
さあ今度こそ
お天とさんにむけて伸ばして

流れる血もあるだろうし ....
僕にはわかる

満月の一日前のあの月と

明日の満月との違いが
人生のターニングポイントについて考える。
考えながらハンドルを反射的に切っている。

あれ、と気がついたらもう次の街に来ている。


そこで少し休憩しようと思っていたら、実はすべては蜃気楼 ....
あらゆる恋愛はすべて詩的だと言える

繰り返す

あらゆる恋愛はすべて詩的だと言える


その意味はたった今恋愛するあなたにはわかるはずだ

あくまで私は脇役だからこれ以上は言う ....
彼はひとり荒野をゆく 

勇者ではなくもちろん賢者でもない 

彼もそのことは知っている

それでもゆくしかないのです

けれど その足跡をご覧なさい

しだいに深くうずもれてゆく ....
鼻歌を歌う君が夢で僕の隣を歩いてた

浜の砂は熱く僕の足の裏を焦がしていた

星の砂が刺す手の平を僕に見せ笑う君だ

同じ浜で歩く僕の隣は僕の影がいるだけ

君に会う前は浜の砂も海の魚 ....
極彩色の夢をみた
その翌日

小糠雨の降った夕方に
虹が二本

横断歩道に直立する僕の前に居る
君に問うた

「あの虹は、君のかい?」

金輪際会うことはない君だからこそ
いま ....
水たまりに映りこんだ空は
頭上のそれと果たして同じだろうか

当然だなんてリアリストみたいなことを言わずに
一度真剣に考えてみるといいよ

きっと、同じだという理由もないけれど
同じじゃ ....
恋愛は初心者でいい。
若葉マークの緑と黄色。
もちろん恋愛に免許なんてない。
でもその色彩の若々しさ!

恋愛は気ままでいい。
ふらりふらりりと揺れるのさ。
それでも一緒にいられるのがい ....
ゴトンゴトン ゴトンゴトン

始発が今日も定刻どおりに走っていく

ぼくはこんな時間に起きてしまったこを悔やみながら

まだ眠たい頭をゆっくりまわしはじめる


トントントン ト ....
ぷん と匂う ニョクマム
ごほ と咳き込む 排気ガス
ぱん と鳴る クラクション

夕暮れどき、溢れる人並み、家路を急ぐ人たち。

物売り歩く、路上に広げる、夕立来ず。

ごく と飲み ....
年をとるにつれ、誕生日が
めでたくなくなるなんて言うもんじゃないよ。

なぜって
今こうしてあなたが生きていることが奇跡で、
そしてすばたらしいことだから。

あなたも知っているだろう? ....
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タイトル カテゴリ Point 日付
雨降り、雨あがり。携帯写真+ ...4*06/4/3 8:19
春が生まれる前日のこと自由詩1*06/3/31 16:40
My Room自由詩2*06/3/29 1:09
難破船自由詩1*06/3/22 15:12
飛び夢携帯写真+ ...2*06/3/21 10:54
時には飾らない詩のように自由詩1*06/3/20 1:57
動点観測携帯写真+ ...5*06/3/18 0:49
悩めるぼくら自由詩4*06/3/13 23:43
ワタシヲワスレナイデ携帯写真+ ...1*06/3/9 15:17
携帯写真+ ...1*06/3/8 10:18
トンネル携帯写真+ ...3*06/3/6 13:26
ハンスウ男自由詩1*06/3/6 10:27
青と白のあいだ携帯写真+ ...5*06/3/1 21:58
人生の「うわずみ」だけ食って生きた気になってんじゃねえ自由詩2*06/2/24 16:21
アイ・アム・ハングリー自由詩006/2/22 13:28
潤いを知ったならば渇きを知れ自由詩0*06/2/17 18:22
無言の疑問をいつも未詩・独白006/2/17 17:22
わたしは身勝手である携帯写真+ ...4*06/2/15 0:33
リトライ自由詩1*06/2/14 11:24
スカイウォーカー携帯写真+ ...3*06/2/12 21:22
ターニングポイント自由詩0*06/2/7 13:37
うたううた自由詩0*06/2/7 10:23
湿った足跡自由詩1*06/1/31 14:06
空と海の狭間に自由詩2*06/1/30 15:57
虹日自由詩1*06/1/28 10:55
同じ空自由詩3*06/1/28 10:40
いつもはじまり自由詩1*06/1/25 13:01
非日常へ自由詩1*06/1/24 14:13
夜風自由詩006/1/19 11:30
誕生日おめでとう自由詩2*06/1/18 12:18

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