Kちゃんは色が黒くて
下膨れのタヌキみたいな顔をしている
でもイケてる女の態度アリアリで
自信マンマンだ
自分では気立てが良くて
良く気が付く
美人だと思い込んでいる
でも現実の彼女は
 ....
ナチュラル・アメリカン・スピリットに
火をつけて
その香りを吸い込む
月曜日の深夜に
四十万を破って
掟破りのドライブ
近所迷惑なのは
承知の上の
確信犯さ
暗闇の中の
非現実に魅 ....
もしも背中に翼が生えていたら

こんな闇

飛び越えていくのに

屹立する光の柱

眉間から伸びる紫のオーラ

醜い豚のような身体

美しくなりたいと思った

光の側に ....
いびつなこの星

の大気を

この手で触って

不純物の

ざらざらする感覚を

確認する

今の僕には

樟脳



必要だ

あの香りさえあれば

現 ....
美しくなりたい

そう思った

ヒキガエルのように醜い身体

身動きすらままならない

吐き捨てたくなるような現実ばかり

夢を見ることに

何の意味ももてない

遥か彼方 ....
金が欲しい

宝くじでも、あたらないかな

そしたら安楽に一生遊んで暮らすのに

そんなことばかり考えている

金が入るという逃げを

最初から打ってしまっている

なんの当て ....
その日暮らしが鳴く空の下

極楽トンボが飛ぶ森に歩き

借用書の山に遊び

質の流れに親しむ

わが暮らし

いかにも風流なり
空虚な夜
流れている音楽も
今の僕には
よそよそしくて
どこかなじめない
身体が二つ重なっているような感覚
外側の僕は星をつかもうとしてる
内側の僕は内面の光をつかもうとしている
そし ....
友達と
呼んでもいいの
もう一度
理想のひとと
契りを結ぶ
大野原

大きな願い

望んでは

真を尽くす

清らかな華
可愛い目

また思い出す

苦しいよ

ラブラブなんだ

明日会いたい
見つめると

優しい笑顔

ざわめきに

我が心揺れ

恋歌の想い
良き真

忍ぶ恋路を

望みては

雅な姿

星の瞬く
明かな

核廃絶の

先駆けに

駆け出すかの地

進め福島
春風に
舞い降りる華
たおやかに
面差し白し
吉祥の香
貴方の世界で
起こっていることが
僕の世界で起こっていることに
つながっている
増幅する信号の振幅が
また世界を少しずつ変えてゆく
シンクロする世界につれて
感情は、覚めてゆく、乾いてゆ ....
冬の旋律に

シンクロする

シナプスは

イタミをともなう

モノトーンの夜は

何も答えない

荘厳なリズムを奏でながら

天球は旋回する

なにかが足りない

 ....
天使の邂逅

木蠹蛾が舞う

屹立する金色の光

強くない、むしろ淡い光

手にした地図の欠片は

空しく潰え

瓦礫の広がる地の球に

ただ立ちすくむ

頭上には回転 ....
冬の空に

賛歌を歌いあげよう

絶望には辟易した

現実的な答を

求めるのはもうやめよう

共に集う友よ

ここには涙は必要ない

冬の空に

祝杯を交わしあげよう ....
冷徹な天球

荘厳な調べを奏でながら

流れてゆく冬の大気

張りつめた感覚に

シナプスは痛みを反芻する

どこに繋がればよいのだろう

どこに繋がりたいのだろう

魂の ....
生足、生足、なまめかしい

不埒 顰蹙 なんのその

若い娘のホルモンが香る

今日も目が行く股間と谷間

今日も妄想する

小股, 茂み、割れ目が爆発

ベラボウマン コ ....
紅に
燃ゆる薄絹
落る華
香る柔肌
乙女の情
涼しげな
瞳の奥に
なに想う
陽炎に沿い
映る幸い
槍と鯛が

背中から飛び出している

やっぱりやりたい

可愛い女とやりたい

やっぱり女は魔物だ

やらせてくれるなら

男は従うから

猥雑な女性器の前では

有史 ....
宇宙(そら)にむかって叫んだ

俺はここにいるぞと

魂はまだ虚無に食われていない

いろんなイタミをかかえたまま

泡沫(うたかた)の世界に生きているけど

新芽のような夢や希望 ....
火星人

火星人転んだ

火星人まろびつつ

火星人しりもちついた

火星人雷落ちた

火星人とんがった

火星人おとといきた

火星人二本足だった

火星人地面にたく ....
彼女と散歩した
散歩の後、お茶した
彼女が一緒にいてくれて嬉しかった
彼女が一緒に微笑んで嬉しかった
一人じゃないというのはいいことだ
暖かな陽だまりの中にいるような幸せ
ずっと探し求めて ....
微細だが、あきらかの痛みが、脊髄の周りにあつまってくる。

シナプスが泣き言を言い始める。

身体は重く背中はこりかたまっている。

誰にも会いたくない。

何もしたくない。

未 ....
一番星みつけた
紅の空の端っこを
指さして
嬉々としていた
あの頃の僕は
何処に行ってしまったんだろう

一番星みつけた
あの時、空の端っこで
輝いていたあの星は
今も輝いているん ....
好きな人との夢は

潰えさったけど

その直前に

生まれて初めて

女友達ができた

彼女はブルガリア人だ

どこが気に入ったのか知らないけど

とても親切にしてくれる
 ....
ジム・プリマス(498)
タイトル カテゴリ Point 日付
Kちゃん自由詩020/7/1 4:58
ナチュラル・アメリカン・スピリットに 火をつけて自由詩0*16/8/23 0:20
題「あの夜を見たかい」自由詩2*16/6/11 16:42
「樟 脳」自由詩1*16/6/11 16:30
「イザベラへ」自由詩1*16/6/11 16:20
題「金が欲しい」自由詩013/6/21 7:12
わが暮らし自由詩1*13/6/16 4:32
空虚な夜自由詩1*13/4/28 21:37
題「友達と呼んでもいいの」短歌013/4/6 8:15
題「真を尽くす」短歌1*13/3/26 11:32
題「可愛い目」短歌0*13/3/20 7:42
題「見つめると」短歌013/3/13 4:22
良き真短歌0*13/3/8 10:54
題「進め」短歌0*13/3/7 17:45
題「春風に」短歌013/3/5 14:32
題「貴方の世界で起こっていること」自由詩1*13/3/2 4:58
題「2013年の空の下で」自由詩013/2/13 3:50
題「戦場のメリー・クリスマスを聴きながら浮かんだ言葉」自由詩0*13/2/12 14:39
題「進む君に幸いあれ」自由詩1*13/2/6 18:01
題「冷徹な天球」自由詩1*13/2/5 17:46
ジム・プリマスのオッサン化現象自由詩0*12/11/19 6:00
紅に短歌012/8/4 4:35
涼しげな短歌012/8/4 4:33
ハードボイルド自由詩4*12/5/13 5:18
友よ、かなしいうたは、うたわないよ自由詩1*12/4/12 8:26
火星人自由詩3*12/4/5 8:55
一緒に自由詩3*12/3/26 5:50
沈む自由詩2*12/3/20 13:33
一番星みつけた自由詩3*12/3/17 16:47
女友達はブルガリア人自由詩4*12/3/14 7:12

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