夢のよう 眠る傍に いる子犬

忘れてる 死ぬことを 忘れてる

赤い鳥 見えなくなって 飛べなくなって

音のする 少し先へ 歩いてく  

今日は 明日のことを 考える

何も ....
あんまり怠けていると明日のことを忘れてしまう。

もう一度だけでいいからここで何かを思い出して

誰かを好きになったとしても

どうせここでは意味のない

むなしいことを忘れよう

 ....
リング色 シリンダーから 軽い声 忘れた物を 唄で見つける 緑の空を白いトンネルにも塗っていると
彼の足音が聞こえる

渇いた喉を癒すのは
何かしらの優しさなんだろうと思う。
でもそんなことを言われなくても
と思う。

一万八千数百個の時間が頭 ....
ピアノのピノキの傍でいて
ゆるい手足を縛ってみて
つまらないことで泣くと
水のように冷たい水が地面を這う

暖かくはない
生ぬるいそれと
時を共に
彼と椅子を取り合う
四六時中

机に描いた絵の具の残るカスを
爪で削りとって
地面にはおが屑がいっぱいで
遊園地のブランコがないみたいなもんで

紅色の唇形した地面の跡へ
丸い手足をその場に投げ出す

 ....
まだ見えない見えてしまえば終わり
見えなければ終わり
どっちもたいして違いがなく
どっちをとっても終わりは終わり
あるがままの公園の木々の下を歩く足音が響く

リンリンリン
鈴の音か虫の音が聞こえる

色で言えばオレンジ色のような
空ろな顔をした兵隊さんが歩道を歩く

昨日雨が降った水溜りをグシャ ....
紫の昆虫が友達です 遠からず近からず
煙突を頬李投げて
真南へ向かう

誤字脱字を流すと
ちらほらと沈む
それが何かを見ていて持ってくれた手の甲を握れれば

昨日は外に出て
今日を川辺で待っていた

 ....
いとしいを ははのせにおき かざるよる 小さくなっていくような
大きくなっているような
音の単音を長音と混ぜ合わせ
嘆く声を折り合わせ

つかの間の選択をたくさんの映像に埋もらせて
舞台の袖を託しかけ
小さい鉢を抱いている
 ....
画面をまっすぐ斜めを光る
光を手足に貰って季節の傍ら
猫の背伸びを台詞をかぶせ
舞台の上で踊ること

静かな夜は
静かな唄を歌うこと
歩くと足が痛いのは
貴方の足が好きだから

走ると腕が軋むのは
貴方の腕が好きだから

眠る時は貴方の顔になって
食べるときは貴方の舌を感じようとする

手や足をお風呂につけても
 ....
寂しさを
ゆうらんらんと
楽しんで
手招いてもついていかんようにしなあかん
という声が聞こえてからも
何もいえんような顔しいやと
父が言う

瀬戸内海はどこにあるんやと母が言えば
そこにあるやろと父の声
生まれたんやでと私 ....
母を生む私は
言葉足らずであるけれど
父の死後つまらないことを言うようになった

海が蒼いだとか
空を飛びたいだとか
彼が好きや
道端をずっと見ていたり

など

死ぬまでにした ....
拭う毛糸の糸が絡み合い
少しづつ動けなくなる

前のそれに届かずに
それを大切に思う

もう少しの糸をちぎる
足元に散らかった私の靴の中にそれが入る

玄関を開けると
部屋は真っ暗 ....
小さくと言えば
桜ではないと笑う

青色の空で
泳ぎ切り
何色かと悲しむ

季節は今かと掴んでみても
するりと抜けて影を作る

歩くと
道にあったゆりで

走ると
墓にあっ ....
当麻完二(19)
タイトル カテゴリ Point 日付
適当な言葉俳句106/10/16 19:43
さよなら地球自由詩006/10/16 19:36
足の先でなく短歌006/3/27 18:09
タクシー自由詩206/3/27 18:03
_短歌006/3/13 19:43
作られても揺られても自由詩206/3/13 19:40
_短歌006/3/10 19:09
天井桟橋の人々に伝える甘えていないでほしいと思う出口の入り口自由詩006/3/10 19:00
_俳句006/3/6 20:03
あえないんです自由詩106/3/6 19:58
_俳句106/2/1 19:14
手書くという前の椅子を倒す自由詩006/2/1 18:56
前向きに倒れ自由詩106/1/30 19:33
_自由詩006/1/25 14:23
俳句006/1/24 18:25
楽せんさんばい進勇勇右往左往と倒錯人々をずい自由詩106/1/24 12:22
_自由詩206/1/22 19:11
自由詩006/1/21 16:35
ゆり自由詩206/1/20 11:30

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