笑うとき「にゃん」と音がするでも君は
ビーグルに似たつぶらな瞳

ネイルサロン行ってきたのと手を返し
ピンクノピックで僕を奏でる
練習中の友待つフリで3組の廊下の前を行ったり来たり

なんでもないはずの水曜が記念日になったらいいなと追いかける君

文化祭あけたらホントに秋が来るそんな気がしていた帰り道

 ....
ちょっとだけ涼しくなったね君は言うまだ信用はできないんだ、僕 この花を咲かせないために
この雨を止ませないために
背中合わせのぬくもりを
打ち消すために
吹く風のような
僕だけが星を見たんだこっち側流れる君の星を見たんだ

隕石と勝手に名付けた石を蹴り胸にささればいいと思った


泣いていい?口さきだけでつぶやいた
君のハンカチ抱きたかったんだ ....
さよならのホームに
闇を抜けてやってきたヘッドライト
ふと目が眩んだ

線路は続く、と
幼い頃何度も口ずさんだ歌の
ほんとうを確かめるように
飛び乗った
行き先表示は
確かめ ....
グランドの端で滲んだ石灰にあの日の雲の面影を見る

新学期水が抜かれたプールにもやがて積もるか木の葉と思い出

鐘が鳴る吸い込まれていく先はどこ一人で帰る放課後の道



 ....
自分でもよくわからずにつなぐ言葉タイトルという鎧は要らない 思うことを思うままに
吐きだすように綴っても
それはそれでまた傷つくだけ

好きなことをして好きなように生きている
と思っていても
なんだか満たされない

認めてほしいわけじゃ ....
朝起きて君に一番におはようを言えた小さな夏の思い出 ぼくは勉強ができない
   山田詠美 著 を読んで


ぼくは勉強ができない

うん、僕もできない
別に困ったことはないような気がする
しいていえば
「この問題、 ....
岸壁に打つ高波のごとくにて叫ぶ祈りの歌はひび割れ


午前零時途絶えた電波の端求め彷徨うこころ結べない糸




十八夜愛の定義も永遠の定義も知らねど今を生きたい


 ....
ころころころころ
マルはアスファルトを転がって
横断歩道で欠けて
花びらの形になった サクラの
ひらひらひらひら
春はどこですか
一番遠ざかった季節ですね
ひらひらひらひら
 ....
泣き顔を作るには
たくさんの
ほんとうにたくさんの筋肉を使わなくてはならないけれど
笑顔を作るのは
もっとカンタンなんだって

こんなこと、昨日習った
たまには先生もいい ....
目をとじるうつらうつらの昼休み放送室からあのコの声が

夢覚める空白だらけの午後一時ただ流れてるいつもの景色

ふでばこの中で震えた携帯もいまは動かずただ鐘を待つ
眠れない
 夜をふみこえ
  たどりつく 
   朝という空
    風がそよいだ
いまはいえない
そんな気持ちを
ノートの端に綴ったら


うまく言えないけれどどうしようもなくて、
ここに書くけど多分渡せない
謝りたいけど許せないから
もうやるせないって

ない ....
風が
雨を弾く

六月が
雨を弾く

雨が
雨を弾いて
少し
激しくなる

君が
雨を弾きながら
向かいの後者に駆け込んだとき
一本だけ切れた弦が
音階を ....
ゆれてゆれていま夏風に何問うのでしょうあじさい紫陽花この白昼夢


青い花いいないいな
でも紫も
名前に負けない輝きがある

昨日の雨は飲んでしまった?
それとも土に凍りつ ....
なななつ
ななつ
ななつめの
なつがめぐって
なつかしむ

なななつ
ななつ
ななつのみ
なつめのもとに
なつの陽が

なななつななつななつだけ
ひとりたりないなつが ....
目をあけるとまた朝が来ていて
それで少しほっとする
何もできないままに
今日はまた終わるかもしれないけれど
ああ、ぼくらの恋、なんてのは
もう風車だ
風車
五月の風に、さ
混ざり合ってもいつか
止まって
色は、分かれて
こんな雨の日ほど
きみにあいたい

雨音にココロを重ねていると
なつかしい気持ちが
すっと通り過ぎていくから

こんな日ほど
あいたくなる

多分偶然のふりで
すれ違うこ ....
そうやってかくすから
くしゃみがでそうになるんだよ

みせたっていいじゃない
たまには、さ
さがしものはどこですか?

そんなもの、はじめからありません

待ち合わせは何時ですか?

それは、僕たちがはじめてであった時間、です
ぼくの色は
何色だろう

鏡なんて
いつでも真実を
写して暮れはしないのだから

確かめられない
ぼくの色は
何色だろう
何色とも交わらない
黒だったらうれしいのだけれど
砂が舞う

晴れた日ほど景色が白む
風のせいでもなく
冬のせいでもなく
グラウンドから逃げ出したい
砂のせい

砂が舞う
口に入る違和感
砂のせいだ
景色が、白い
そんな午後
君と出あった

思い出を重ね塗りしていたら
季節も空を
秋色に塗り替えた

白い秋を
ありがとう
青空を掻きむしる
陽光の爪の音を聞いた
八月十五日

少年たちは最期に
誰でもない
母を呼んだものだよと
小さなおばあちゃんの呟きに
珍しく合点がいった

母を
僕はこれから何度 ....
おーちた落ちた
なあにが落ちた

あーめだ雨だ
なあにが混じる

いっときの
よどみの色
ほら
白いシャツが
汚れちゃった
でもいいんだ
洗ったらそれでおしまい
アイバ シュウ(63)
タイトル カテゴリ Point 日付
ネコギタリスト短歌307/10/9 22:45
文化祭、あけ短歌307/10/3 20:04
あき短歌107/9/26 8:46
約束自由詩307/9/16 16:59
これがしあわせ短歌507/9/6 23:55
列車は闇を抜けて自由詩507/9/2 11:49
新学期短歌407/8/31 19:08
無題短歌107/8/23 9:41
ひとりごと自由詩207/8/23 9:39
小さな日記短歌307/8/18 9:09
課題図書感想文  ぼくは勉強ができない未詩・独白107/8/5 19:41
激浪短歌307/8/1 0:07
マル自由詩607/7/20 17:43
昨日習ったこと自由詩507/7/14 19:39
ひるやすみ中継短歌107/7/9 13:04
朝(あした)短歌507/6/23 7:28
ないないづくし自由詩207/6/15 21:50
雨を弾く自由詩607/6/14 15:57
あじさい短歌207/6/11 12:15
七夏自由詩8*07/5/24 20:44
自由詩1*07/5/22 7:42
かざぐるま自由詩10*07/5/19 21:02
きみにあいたい自由詩5*07/4/25 17:45
なみだ自由詩4*07/4/19 18:32
さて自由詩3*07/4/8 0:38
ぼくの色自由詩3*07/2/2 19:32
自由詩8*06/11/28 21:28
ありがとう。自由詩4*06/9/22 14:22
呼ぶ自由詩4*06/8/15 19:46
ゆうだちこだち自由詩2*06/7/28 22:42

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