行きも帰りも満員電車に揺られ
疲れは楕円の周期
人が溢れ
昆虫を追いかけていた僕もすっかり大人
ニコちゃんマーク柄のネクタイを締め
ネクタイだけがポップな最後の砦
溢れる人の一部になる
 ....
あんなに大きかった、かに玉がみんなで食べると小さくなった
ふわふわで黄色くて
とろとろの餡がかかっている
僕の大好きなかに玉
食べると無くなっちゃうんだね
お母さんまた作って
「警告入るな」
木製立札のみ
ややペンキの匂いあり
鎖やテープで行く手を封鎖することなく
先はただ砂まみれ
やや起伏
何を阻むのか
私の身の安全か
あなたの安息への侵害か
大層な宝な ....
真上からの視点
世界地図
鳥よりも
雲よりも高く
酸素は薄くても
叫ぶんだ
子供が水性絵具で描いた絵のように
クッキーみたいな大陸群
うねるような青さで分けられた海
愛さずにはいられ ....
欠けていく月
駆けていく足
描けていくマリア
賭けていく金貨
積み上げられていく積み上げられていく積み上げられていく
はてて
決壊打ち捨てられ
波打ち際
書けていく書けていく城
流木 ....
あの頃の街
口笛吹きながらナンパしていた兄ちゃん
甘ったるい匂い
風景がゴミまじりに鼻腔をくすぐる
カラフルでモノクロ
誰に恋していただろう
誰とつるんでいたのか
会えば
笑顔で「よお ....



くじらくじら
たたら踏む



足もないのに
ヒレで
よろりと


乱れ落つ

底で骨
朽ち果て成るなり
九つ
十と忘れ物
酔鯨
骨にな ....
そこに在る必要はない
そこに残る必要もない
ジャム塗れの兵士はむかしむかしのこと
無音の中
光が縦に流れるよう
暗室 温度計 サーモグラフィ
人物二人
腕を絡め
唇も重ねる
蝋燭を灯 ....
僕らはどれだけ走れば見えてくるのだろう
最後に選ぶべきものは透明なのか
水でも被りたい一心
そうだ一度立ち止まり
息切れを整え
空を仰ぎ
後ろから追いつく友を待とう
焼けたアスファルト
 ....
革命家の雄たけびが群衆を動かし世を変革させるように
音楽家が奏でる音で聴衆を静まらせ割れんばかりの拍手をさらうように
宗教家が祈りと自他不二の行動で圧倒的弱者に笑顔を与えるように
芸術家の魂が創 ....
夜に耐え

夜に泣き

それでも朝を迎える

おはよう

いつかは覚めるものさ

眠れずとも

必ず朝は来る
コカ・コーラ0、午後の紅茶ノンカロリー紙パック500、ヘルシアウォ―ター

スクラロース、アセスルファムK、人口甘味料

何百倍の乾坤一甘

シャブ、ヘロイン、LSD

いえい、いえい ....
「仲良くさせていただいているけど、友達ではない」

言わなければよかった

後悔ばかり胸に残り

詩にもならねえ
緩くいこう
白糸崩れの消えかけが
ホツレテホツレテ
縮れ弱
張れば切れ
弛めば頼りなげ
かろうじて存在す
左様か
左様か
いかように
ただ置く
一本億千万
眺め悩み諦め気になり ....
どっちでもいい
君が蕎麦を喰おうが饂飩を喰おうが
君の人生だし
君の昼飯だ
ただ
ただな
今、蕎麦喰ってるのに「饂飩食べてます」って嘘つくのはあかん
俺、関西人じゃないけど言う
「それ ....
愛がすべてだ
考えられない
愛があるなら互いの行為さえ
快楽さえ
簒奪されても笑顔で過ごせる
私があなたを思い
あなたが私を思ってくれる
だから求め交じる
やがて時に結晶となり
育み ....
お金を払わずにSEXするなんて不純極まりないですよ
そんな金も払わず抱きつ抱かれるなんて
どうかしてるわ
勘違いも甚だしい
脱いだら銭握らせ、触らせたら1枚、舐めたら2枚、入れたら5枚
正々 ....
疎遠
粗食
荒塩
お祝い

不参加
禁ずる
禁ずる
銭一文
私は世に夜に禁ず
慰安
蕎麦一束
茹で上げ雑居
騒動
拒否
断然断固
拒絶博識
インベイダー
まだ歩けますか
YES
一緒ですから
歩みはゆっくりでも
日差しも強くなってきましたね
川の水面がきらきらと
お昼は何を食べましょうか
冷たい蕎麦なんかがいいな
いいですね
ワタシと ....
剣の誘惑
背高泡立草
初夏の日差し
背中で受け
一本道を歩く
みんな勇者だった
持たざる者なんていないのだから
仲間と一緒に
緑も濃ゆく
溢れ生い茂る全て
寝ても覚めても
抜けられない
寒いからって白い息を用意するリアル
最低な感覚だ
寝ても覚めても
言われる言葉はお決まりの一つ
求めているのはリアルティなんだ君
笑っちまう
あんたが求め ....
目線
柔肌
剃刀
狂気
めせん
やわはだ
かみそり
きょうき
さあ、皆さんもご一緒に
メセン
ヤワハダ
カミソリ
キョウキ
大きな声でもう一度
目線
柔肌
剃刀
狂気 ....
俺は羅列で終わるのか
アブサン
シャンパン
アフターヌーンデス
一冊も読んだことのない
ヘミングウェイに思いを馳せて
バーからの帰り道
千鳥足
千鳥足
今、鳴った
たったいま頭の中で
走るもの
光るもの
駆け抜けていく閃きのようで
大きな音を追い抜いて
存在が破裂するよう
春を感じる
強烈な春を
今宵いずこに増します我ら
眠気を覚 ....
左に行こうか
右に行こうか
ど真ん中
道を自ら引く力もなし
そのうち着くさ地球は丸いし
ありきたりな言葉
いつか二人で道に迷った時
友が最高の笑顔でおっしゃった
平凡な僕には右が似合う ....
大局読めず
漂うかもめのように
風に揺られ
ふらりふらり
答えを求めるようでもあり
知りたくもなし
明日の天気はどうだろう
だいぶ冷えるようだ
二人の妙齢に達した会話
夫婦のようでも ....
選択肢が増えることは幸か不幸か

制限を緩めることで生き辛くなることもある
気づかないうちに

なんでもやっていいんだよ
色んなことできるね
好きなようにしていい
君は自由だ
何にだ ....
テス
テス
あー
テステス
テスト
在るためのテストをして頂きます
簡単です
途中で力尽きることなく
ここにいる誰よりも速く
あの球に向かって泳いでもらうだけです
先にスタートをき ....
ガラス窓から赤く染まる景色をひたすらに眺める
死ぬには早く
生きるには出遅れ
若干の憂いは
夕日と共に闇色に溶け
今日現在の私を構成する
口にチョコレートを含み
終わりかけの夕刻に甘い味 ....

飽きる

いつまで

うろうろ

駅の方へ

置き土産にタヌキ1匹
秋也(337)
タイトル カテゴリ Point 日付
帰宅慕情詩自由詩115/7/10 23:11
可愛くかに玉自由詩115/6/26 15:38
通りゃんせ自由詩115/6/25 0:42
誰のモノでもあり誰のモノでもない自由詩015/6/23 22:43
脇目もふらず海岸だっしゅ自由詩015/6/23 0:41
ロストタウン自由詩015/6/23 0:13
数えみだり自由詩015/6/18 20:39
不要論自由詩115/6/17 0:48
それでも走る自由詩115/6/15 23:22
詩人の赤自由詩415/6/10 2:30
グッドモーニングヒーロー自由詩115/6/8 21:52
デスワーク自由詩015/6/7 20:41
ふと思い自由詩115/6/6 21:20
たゆんぽらん自由詩115/6/6 0:25
冷やし中華始めました<幻>自由詩215/6/4 1:54
純性仕様自由詩015/6/4 1:33
下品な聖自由詩115/6/4 1:19
不文律自由詩015/5/31 4:03
老齢時代自由詩015/5/18 22:12
少年時代自由詩115/5/18 21:59
分からないけど助監督あたりかな自由詩115/4/20 2:18
オカルトリフレ自由詩015/4/17 23:30
カクテル自由詩115/4/16 3:28
ドどーんと自由詩115/3/19 4:08
選んで歩こう自由詩115/3/10 1:47
潮騒わずか自由詩115/3/5 2:08
禁忌崩し自由詩015/3/3 0:56
ミスター試験自由詩015/2/28 21:17
交わり溶ける自由詩015/2/24 3:07
気ままにあいうえお自由詩015/2/22 23:40

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