羅列することは
君の弱さだから
素直にだして
そのままでいい
弱くていい
弱くていい
投げ出さなければ
弱くたって構わない
諦めなければ
いつかきっと
弱いまま
強くなれるから
....
一日の
一実
果てぬ夕日
咲く火種と火百合
戦場
兵去りては
祭場に
久坊
ひたひたひたと
足音を刻み
弔い
やがて列となす
間隔と感覚
墜えぬ景色も
また然りで
長とな ....
知を持って牢ぜよ
豊かに生きて
ただ死んでいくは
櫻のごとく
抱いて抱いて
穢すは
宵名にあらじ
一睡に大輪咲かす
それは夢のごとし
破れども破れども
閉ざされぬ道
あかずの朝
....
そうかもしれない
正直に言えばそうであって欲しかった
認める
そこは認める
確かに物事や状況は
不思議なほど
揺蕩っていて
感情のようでもあり
感情そのものが事象にリンクしているからだ ....
半目で月をみると
遠い遠い
空に在る
金色の池のよう
淡い光を濁らせ
散らす
うすい金色の池で
手を洗い
兎に招かれ
あの月で酒を酌み交わしたい
お前さんどこからきた
私は青くて ....
眼帯をした少女
血も流していないのに
白い服を赤で汚している様が
目立って
頭をチラつく
多彩な色を持つオウムが
単色のコヨーテの背中にとまり
凍てついた空間に向い
遠吠えを連鎖させ
....
あんたは豊かになるため
何を燻らせ
何を吐きだし続ける
螺旋階段の真ん中で
上と下
二か所に出口がある
檻の中で
いつまで座り続ける
行動が停滞しているから
意識が混濁する
マリフ ....
螺旋階段の上から蹴り落とした靴
最後まで到達するはずもなく
外枠にぶち当たる
これは落ちていると言えるのか
あんたは豊かになるため
何を置いてきぼりにした
疲弊していく
精神が追憶を加速 ....
あんたが望むほど
世界はまだまだ熟しちゃいないが
ここで茶すすり続けているぐらい
暇でもなくなったさ
いつ動くのか
いつ動くのか
雲もみたいに
白くて巨大なあんたは
内に激しい雷を秘め ....
切れ端みたいなものだよ
それは貴方であり
私でもある
片刃が錆びたハサミで
切り離され
記憶
穏やかに
眩く
公園のベンチ
二人で
手をつないで
楽しそうにブランコを漕ぐ小さい子 ....
わたしは嫌いじゃないよ
その顔
最後の手がまったくのブタでも
潔くカード場に出す
あんたの顔
すごくスッキリしているもん
確かに
賽は投げられたかもしれない
それでも
最後の結果を見 ....
tomaranai
tomarenai
トマラナイ
トメレナイ
sakawo
ひたすら
korogaruyouni
止まらない
止まらない
黄色に滲んだ夢
止めれない
止めれない ....
狩っているのは
お前か
私か
破片
切なく
御仁に
大麻
壁に
喰い込み
カラカラ回る
瞳が大きく開く
グリーンアイズな
高層の大気
牙を剥いては
ご機嫌に
ただそこにた ....
黒い魔人が来て
いつか僕を喰ってしまうなら
僕はそれまで何をすればいいんだろう
僕はどこまで足掻けばいいんだろう
お母さん
食べられてしまうなら
なんで僕を産んだのだろう
寂しさと恐ろし ....
そっちが
あっちで
こっちが
あっちだからよ
境目で
コンダクターが
金糸
振り回して
ぶち狂ってるだろう
ありゃ、一週間は髭剃ってないぜ
「いいんだよ、それで」
オマエはどっち ....
願望の涙
荊
終始累々と線路のように
そこで止まった列車
鉄の轍と共に錆行く
秋雨
コスモス
花びら潤し
雫をおとし
歩いていく
それでも歩いていく
生まれたから
進む
押し ....
血ナマ臭い肉壁
変化
青白く冷たい石壁
交互
夕焼けのように疾走する赤い壁
弱く輝く
「ココはドコなんだ」
「御前はドコにいるんだ」
「神と母は何故ココを選んだ」
「オマエは何者なん ....
高度に発達した文明が
天使に犯されたいと
泣きわめいている
超高層のビルの上から
ふわふわの羽もないくせに
飛び込む
世抱え人
莫大な金は積めても
聖書の一部も拾えない
一枚の紙幣を ....
それは忌憚なく
はなはだ遠くの方へ
飲まれて溺れる
離岸流
フロイト
ソシュール
カント
ふろむ
レター
プリーズ
吐いて
吸う
数
意識
無意識
間と狭間
感性が重要 ....
蓋を開けたら
いい意味で
底がなかった
だから
蓋を閉めるのがもったいなくて
いつまでも、いつまでも
中に見える
星々を覗いて
呆けていた
でも
いつか
みんなと生きていくんだか ....
nakaの人は白く
外の人はkuroi
ヒット
景色がバイアスがかって
あははって笑われるんだ
いつまでもakaiままの横断歩道
テント張って
待ちぼうけ
向いの
ストレートヘア
....
頭の中で
小振りなモーター音と鐘が鳴って
時計の秒針が微かに唇をなぞったから
遊ぶのはやめにして
適当ではあるけど
生きはじめてみた
いつか絶対に
砂場に忘れた
スコップとバケツを取り ....
君は父を求めている
僕は姉を求めている
君は僕から父性を取り
僕は君から姉を存分に受け取る
僕は君より年下だし
もちろん父ではない
君は僕より年上だが
本当の意味で姉にはなれない
当た ....
部屋で音楽がゆっくり流れて
外で雷が鳴って
曲の切れ目に窓が光る
合図
音楽の方はシンバルで
私はどちらなんだろう
音楽も雷もどこか遠まわし
クーラのきいた部屋で
屋根と優しい音に守ら ....
そこからしか生まれない
ただ音を出すのは簡単だけど
誰かに気づかれるのは
とても難しい気がして
こぽこぽと
水中でピース
雑誌の中でダラー握った赤んぼが目見開いて水の中を飛んでいるから
....
最高でありたいことと
最低であり続けたい自分が同居し
今日もベッドの中で震えている
気づくと
電気を消した程度の闇に
飲まれて
抱かれて
溶けそうだから
いつも声を出さずに
泣き続け ....
体を絡ませれば溶けていき
心を絡ませれば映画のように終わってしまいそうで
ただ狭いベッドでずっと手を繋いで
起きたら
笑って
「おはよ」って言いあいたいだけなのに
朝も昼も夜も過ぎていく
....
ゆっくりと回転する火の輪が
時間を飲みこみ
星を凌駕し
空間を閉じ込める
彼は絶えず動き
絶対的であることを畏れ
凍えた完全停止を頭にチラつかせる
輪の中を焼かれながら這いずる
トカゲ ....
あの日の、あなたの言葉が刺さった
「やめだ」
私を独りにして去っていった
一緒に 連いて行きたかった
それがどんなに苦痛でも
やがて時は経ち
棘は抜けた
でも、塞がらない
今も癒えない ....
世界があんたを揺らして起こすなら
共鳴しよう
水色の液体を洗面器に注いで
空っぽの浴槽に船を浮かべて
30数えて
バスタブに亀裂
丁寧に
丁寧に
穴に潜りこんだ兎が
耳はいらないとい ....
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