戦いは終わったかね
ならば
潔く
首を斬りたまえ
もう必要ないだろ
なんだ
イチゴジャム塗れだな
冷蔵庫の中で
マシンガンでも
ぶっ放して
ジャム瓶ごと蹴散らしたんだろう
慎まし ....
赤坂
佇む
電波塔
赤い
夜にライトアップで
ドレスメイク
浜離宮
綺麗
綺麗
見とれて惚ける
赤い巨塔
登って
見たんだ
夕焼け
港区を紅く覆う夕焼け
喰われていた
....
レンゲに染まる
蓮華にソマル
池がゆっくり
蓮華に染まる
咲き乱れ
咲き誇り
私に何かを教えてくれる
綺麗だけじゃない世の中
それでも綺麗に咲くことが
どれだけ尊いかを
綺麗事で済 ....
好きだよ
殺して
もうずっと好きだから
最後はあなたに
聞こえるね
祈りが
ずっと歌っていたでしょう
もうどっちかわからないね
ねえ
神の鐘響いている
私もう止まった
いつもさ
....
もう騒ぐな
骨が軋む
あんまり騒ぐと
骨が揺れる
白い粉
灰
骨の灰
僕らの末路
世界の欲望
騒ぎすぎ
ザワザワと
だから属するのさ
肉を獲るため
希望のふりして
絶望に向 ....
昔みた父の背中
自転車の後ろに乗っかってたから
暑いだろうに
一生懸命漕いで
汗流して
みせてくれた
工事現場
重機が好きだった
シャベルカー
ダンプ
あんなに大きくて
昔はキラ ....
バックドライブでフルUターン
妄想全壊、キルムーン
ジャックナイフへメッセージ
崩壊妄想、アライブサン
プルトニウムでハイハンド
あざらし、ふくろう
サソリにトカゲ
エレファントアシッド ....
空蝉か
盲目か
鉄鎖
錆色
儚く
破れては
血の味で
噛締めた
「強くなりたい」
凶暴か
それは狂暴か
葉だらけの
枝垂れ桜の前で
誓った
女性の
寂しそうな表情
満た ....
兎や、うさぎ
月ウサギ
飛べや、跳ねよと
浮輪雲
散りて
落ちぬは
朱色の夢
白夜の影から
しげしげと
黙々捧げる
紗羅双樹
掲げて
私は献杯か
庭の桜に
青々と
土間で ....
瞬き
シャッター音
フラッシュ
隣できっと笑っている
これでずっと幸せな一枚
暗室
光が漏れぬようにと
時代遅れなデジタル処理
影まで
きっと綺麗
ずるいぐらいに
大好き
抱き ....
過去にはだれも戻れない
だから、決着をつけよう
女性になった彼女が「やっとかよ」って呆れている
でも少し嬉しそう
だから、わかった
僕はずっと寂しかった
僕はずっと怖かった
あの日がどん ....
突き動かせ
聴こえるだろう
『マッシブアタック』
心を
衝動を
体躯を
流れて
打ちのめされ
それでも生きる
叫んでみろ
「ティアドロップだ」
涙を落とせ
溶鉱炉
ベルリン
....
興月、綺麗
私、忘却
滅、先々
先方、破滅的
空香、古
欲、是空
平、心臓
月、衝動
慟哭、縛鎖
彼、不滅
夕、誘惑
衝撃、葛藤
遺体、安置
太陽、黒点
終末、再生
遺伝 ....
賽は振られた
目が六では足りないから
賽を追加
七
きっちりと納まる
そう、確率の問題なんだ
一番出やすい目で
一番望まれる数
二つの賽を手放す前後
前には出目の総てを握り
後には ....
「おい、何泣いてんだよ、おい、おい」
「もう、無理だ」
「何が」
「一緒に歩けない、ごめん」
「ふざけんな、ちょっと疲れただけだろ、休め」
「違う」
「何が」
「だってさ、まだまだ道続い ....
7月7日
7時77分
7回目の朝に
7回刺され
溶けていけ
現在
4月56日
61時23分です
無機質な音声が
未来である今を刻む
圧縮していくモニター
収縮を繰り返し
トグロを巻くガラガラ蛇
光を閉じる
乾かないようにと舌を出し入れ
砂を戻す
砂を払う
ミスターエンド
ミスロスト
舌を交わす
抱擁
砂のよう ....
乾いている
乾いているんだよミスター何たら
イメージは安易に砂漠
モニターに映った静止画像
手を突っ込んで
五指でしっかり砂を掻きつまむ
冷たい感覚
おもむろに口へ
舌へ
涎の代わり ....
巡礼
巡り
礼する
信仰心
清い心
染められ
研く
尊い地へ
足を進め
静かに
踏み出す
また一歩
また一歩と
降りだした雪は止まず
純白から水滴へ
刹那的な許し
泣き ....
夕日にコガレテ
赤空へ封印
気持ちと気持ち
どっちが強いか確かめあって
明日晴れたら
晴れたら
きっと
大好きだから
霧雨小雨
夜中に降っても
明日まで
きっと明日まで
明後日 ....
鳥肌
寒い
コーヒー
それとも紅茶
なんか着なきゃ
もうそれぐらい一人でできるから
でも風邪引いたら
来て
側にいて
俺、弱っちいからさ
ずっとじゃなくていい
まだしばらくいてよ ....
ああ、俺はもう駄目だ
嗚咽、嗚咽
ファックユー
ファックミー
ファックで、Fuckな日常過ごしてたらいかれちまった
なにもかもだ
なにもかも
そんな目でみるなよボーイ
....
真っ白なバグをあなたへプレゼント
純白
まっさら
1&2の環境で育った彼女は穢れなき天使
「バグホワイト」
あなたの脳にダイレクトアタック
狂を呼ぶ
綺麗だろ
白くて
白くて
雪の ....
そろそろ飽きたね
誰が僕を封印した
だせよ
だせよ
だせよ
まあ、いいさ
どうせすぐに後悔する
これで元通りなんて思うなよ
これが平和か
これが安定か
笑わせ ....
彼方へ彼方へ
はるか彼方へ
水を求めて
足取り軽やかに
綺麗な一瞬を
あの頃の笑顔を
ホログラム
乱れて、攀じれて
ひたすら笑っている私たち
ここは目的地
最たる果てで雄たけびを上 ....
「言える嘘と、言えない嘘があります」
「とっくに知っています」
「愛してはないです」
「ええ、だって楽しいもん」
「それでも勝っていいですか」
「わかってる」
感じすぎて無言
「むかつく ....
火を熾した後
喧騒の後の静寂
虫の音
夏の夜風
心地よく通りすぎて
汗と食べ物と酒の香りがまだ微かに鼻を指す
「おつかれ」
鳥居を背に
親友と境内の最初の階段に座って
ゆっくりと飲む ....
太刀喰うなれば
空から九へ
暗い荒き手
猛雷を
禮離れては
手づかみで
宵溢れては
暴虐で
刃人現れ
切り倒す
いざ断ち返さん
いざ性質変えさん
....
「あなたは優しいですって言ってごらん」
「フェアじゃないよ」
「俺愛されているな」
「お話し好きだよね」
「勝ち負け意識している時点で負けなの」
「成立しえないね」
「やるっていったらやる ....
感じる視線を
それが美しい
それとも恐い
みんなが見つめるある日の夕焼け
ひたすらに綺麗
風景が綺麗なのではなく
視線の集中があまりにも感動的
凶暴な闇の始まり
祝すは凶悪な赤雲たち
....
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