絶望や虚無が存在するように
希望も存在する
それは確かに存在する
否定しても
否定しても
萌えいずる双葉のように
それはしっかりと根差し
生長する
むしろ
希望は
絶望を糧 ....
哀しみが河の流れのようだとしたら
流れはどこまで
どこまで続くのだろう
喜びの大海へと
流れこむ様が
僕には見えない
見えない程遠く
遠く
哀しみが大地にしっかりと
根付いている ....
悲しみもここに窮まるおらが冬
なめらかに暮れてゆくなりおらが冬
悲しみをえいっと投げておらが冬
しんしんと今日も一日暮れてゆく無事に過ごせた感謝があふれる
色彩が鮮やかに今日広がった青赤黄色夕焼け染まれ
こめかみを揉んで一日終わったよ心ならずも笑みがこぼれる
近藤さんその笑顔に ....
病にも負けんとする心あり悲しみ乗り越え火を抱いて臥す
体調がいつも悪くなるこの秋を今年も乗り越え喜びが湧く
さっぱりするかも知れない
いろんなことに決着をつけたら
でもさっぱりしすぎて
やる事が無くなるかも知れない
そうなったら
青空のもと
古書店巡りをして
掘り出し物の本を探そう
....
現実はゆっくり
本当にゆっくり変わっていく
良く変わっていくのもゆっくり
悪く変わっていくのもゆっくり
急に見えることにも
必ず予兆がある
良く変わっていくには
「法」に則って
努力し ....
真理と価値の二律背反は
死ぬことでしか証明できない
なら
生と死が不二であるとしたら
生きていること
生きていること
それ自体が
解なのではないか
生きていること
今生きていること
....
冬の太陽に向かって叫ぶ
生きたい
あれだけ死にたい
死にたいって
言っていた私だけど
今は
生きたい
私の中の一番強烈な欲望
生きたい
どうせ生きるなら
楽しんで生きたい
充実の ....
満足ですか
痛みと快楽に身を委ね
麻痺していって
満足ですか
ちゃんと身体は覚えていますよ
存在が耐えられない程軽いのは
そのせいです
やがて死が現世とその身をわかつまで
続くでしょう ....
心は 治るのでしょうか
身体は 治るのでしょうか
眠れずに迎えた土曜日の朝
雨は降り
雨は降り
いっそ私の泥も
流してもらいたいのです
心は 治るのでしょうか
身体は 治る ....
よみがえれ
俺ののどちんこ
生きたままの肉声をさらせ
よみがえれ
俺ののどちんこ
輝く生の眩しさに
思わず眼をつむってしまうくらい
野太い声を出せ
花壇のスイートピーに
ふるえるくら ....
生まれてきたからには
生きるしかない
生きるからには
闘うしかない
闘うからには
勝つしかない
一点突破
全面展開
最後に勝ち名乗りをあげるのは
俺だ
存在が耐えられない程軽いのは
存在が耐えられない程重いから
あんまり軽かったら
重しがないと
フワフワ飛んでいってしまうじゃないか
存在が耐えられない程苦痛なのは
存在が耐えられない程 ....
この世は終わりのないファンタジー
もしかしてミステリー
いやいやロマンス
しかしドキュメンタリー
この世を彩る様々な言説
万華鏡のように物語
夢まぼろしの伝説
虹かかる寓話
華開く ....
私が死ぬ時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が生まれる時と同じように
私が眠る時になって
永遠に解けない謎が解けますように
私が起きる時と同じように
私が夢から醒める時 ....
あなたには罪がありますなんて
うそぶく宗教が憎い
おまえには罪があるなんて
言うおまえの方が
何億倍も罪深い
人を意気地なく弱くさせてしまう
おまえの方が何億倍も
弱くおぞましい
....
今日も空は澄んでいる
何が悲しくても
何が嬉しくても
この空は僕だけの空
何処までも
何処までも
青く澄みわたり深い
今日も夜空は澄んでいる
何が苦しくても
何が楽しくても
僕 ....
輝いている 過去が
あんなに苛つく程
悩み 苦しみ 悲しんだのに
輝いている 過去が
煙草も吸えない程
疲れ果てていたのに
輝いている 過去が
それは一所懸 ....
野獣をおもわす原初のにほい
俺に生きる力が残っているなら
生きろ
精一杯の力で
暗い憂鬱など噛み砕くがいい
むしろ暗い衝動を
我が生きる糧とせよ
はためく力があるのなら
はためくがいい ....
さざなみが心を伝って
心へと還る
涼しい音色が青空を伝って
青空へと還る
「もう一度生まれてきたいと思う?」
「生まれてきてよかった」
あなたへと
届けたい
涼しい音色 ....
かなしみもここに終わるなり七月の朝
かなしみがはじけてとんだ「負けないで」はげましくれた面影が逝く
ここは世界の果て。
太陽だけが燦々と輝き
青空だけがどこまでも青く
海だけがどこまでも広がる。
ここは世界の果て。
ここからだと
世界の様子がよく見える
何もない
何もないからよく ....
毎日の生活の中で
悲しんだり
喜んだり
嘆いたりする
涙を流しても
笑顔で人と話しても
夏の太陽は
ギラギラと私を照らす
本当に大切なことは
生きていること
今 生きてい ....
せつないねあいではじまる五十音あいされたくてあいされなくて
過去の思い出は夢のように消えていった
未来への憧憬は夢のようにおぼろ
現在だけが夢のように輝く
この喜びをどこまでも青とするなら
私は灼熱する青と呼ぼう
この悲しみをどこまでも青とするなら
私は凝固する青と呼ぼう
青 青 青
おもいはみんな青空へと
溶けていく
一日が何事もなく過ぎていくその日その時感謝があふれる
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