【盲目】
 
何も見えない
 
だから
赤や青が
どんな色かわからない
 
モナ=リザの微笑みも
ムンクの叫びも
どんな絵かわからない
 
母の顔も
父の顔も
わからない
 ....
わたしはさがしているのです

この世に生まれおちる
その前の

母のナカで見た
あの光を



わたしはさがしているのです

わたしが生まれおちる
その時の

慈愛に満ち ....
朝露を
含みて光る
横顔に
心奪われ
夢に旅立つ
逢瀬まで
幾日ばかりと
数え上げ
吾が中ばかり
満ちゆきたるや


幾日が
長しと思ひ
指折りて
疾くと希ひて
逢ふ日を待てり
拝啓


やあやあ
初めましての方も
そうでない方も
こんばんは


梅雨特有の
湿り気たっぷりの中
いかがお過ごしですか?


じめじめの空気に
雨の日の
あの優しい ....
自分で決めれば
そこが
スタートに
なる



スタートラインは
つくるもの



誰かのつくる
スタートラインは
君の
それじゃ
ない



スタート ....
テストの当日。
学校に到着。
教室に入る。
元気よく挨拶を交わす。

普段の学校生活では昨夜のテレビの話などで盛り上がる。
しかし、今はテスト当日である。
会話に上るのは


テス ....
雨の中
白いドレスに
身を包み
虹に嫁いだ
梅雨の姫君
唾を飲む。
ごくり、と耳に響いてく。

目を閉じる。
あの日の空が見えてくる。

聞こえてる。
君の歌声今もなお。

声をだす。
浮かんだ言葉をひたすらに。

泣いてみる。 ....
曲げないように

曲がらないように

曲げられないように


ぐる ぐるぐる

  ぐるぐる ぐる



まっすぐに

迷わず

ただ、まっすぐに


固定する



腕も


思想も
晴れた空
熟れた唇
赤々と
染まりて人を
惹きつけやまぬ
     含むのは



      熱情
愛しさを震える左の手に込めて
あなたに届け我が恋文よ



かきくらす
闇夜に祈りて願いしは
あなたと逢えるその日を疾くと


逢はむとぞ思ひて歩く
遥かなる道のり越えていざ ....
喜びを悲哀に吸われ
その中で戸惑う心と変わらぬ顔


「おめでとう」
言葉が重くのしかかる
笑顔で返せぬ弱った我が身


無理をして笑顔を浮かべ悔しがる
風呂場で流す涙と疲れ
 ....
酒好き

ヘビースモーカー

パチンコ好き

ジジ馬鹿

親バカ

ハゲ

デブ



だけど、好き
だから、好き



優しくて
厳しくて

過保護で ....
この命を懸けたって

簡単に成し遂げられることじゃない
 

 
 
技術


練習量


体調


精神力
 


 
誰にも負けない意志
 
 

 ....
梅雨入りて
雨はすぐさま
上がつては
お天道様が
にこにこ笑ふ


この夏は
猛き日照りと
なりぬらむ
萎たることの
無きようにせよ
   吐き出したのは
 
 
   溜め息と
 
   嫌悪感
 
 
 
   抑えきれない息苦しさに
   もがき苦しみながら
   空を見上げてみれば




  ....
たしかに輝いて

儚く光る



生命のかがやきは

いつまでも



此処に



ある
ひとりきり の かえりみち
いつもと おなじみち なのに

なぜだか きょう は
ちがうみち のような きが した



あのこ と かえる かえりみち

いつもと おなじみち な ....
夜の川
仄かに光り
飛び交うは
源氏と名の付く
儚き命
 
 
螢火を
頼りに歩く
夜の道
昔の空を
心に浮かべ
 
 
月は照る
遥かな空から
地の果てへ
星は ....
 
 
 
悲しいわけでもない
嬉しいわけでもない
 
 
 
それでも涙が止まらない
 
 
 
 
悲しくなんてないのに
 
嬉しくなんかないのに



鼻ま ....
『おはよう』と
交わす言葉に
込み上げる
今日の愛しさ
噛み締め生きる


『また明日』
あると信じて
別れてく
沸き上がりくる
寂しさ隠し
雨降りて 蛙も宿りに 帰りたり


窓枠に 狭しと並ぶ 白きもの


紫陽花の 葉の裏見れば 蝸牛


長靴と 黄色い傘の 帰り道


水たまり  ....
朝露が
陽光を孕んで


(きらり)


輝いている
そんな六月の朝




梅雨の晴れ間
燕が低空飛行


(ぴぃぴぃ)


愛しい愛しい
雛のため

 ....
嘘で固めた
仮面を嵌めて
 
道化のように
飄々と
 
 
愛想笑いを
貼り付けて
 
表面上の
お付き合い
 
 
 
誰も仮面に気づかない
誰も嘘には気づかない
 ....
神哭きて
割れんばかりに
響いては
涙滴り
大地を濡らす


刻経りて
涙は尽きて
笑い出す
陽の優しさに
虹を返して
男の子になりたいと
今でも思うときがある


女の子でよかったと
今でも思うときがある



女の子だから
スカートが制服
男の子になりたいと思った


体力テストの持久走 ....
彼の人にアスパラガスの花束を
込めた思いは宣戦布告



風露草贈りし君から翁草
勝負終われば裏切りし君



勝利した君の頭に月桂樹
手には僕からその花束を
家も無く
吾を知る者も
今は莫し
根無し草とぞ
人は言ふらむ


風荒ぶ
夜の旅路に
光差す
命の灯火
いざ、行きめやも


黎明に
はためく翼は
輝きて
火の粉振り ....
秋桜(145)
タイトル カテゴリ Point 日付
盲目自由詩6*07/7/3 16:33
さがしもの自由詩8*07/7/2 19:17
朝顔[group]短歌7*07/7/1 18:05
七夕 贈答歌短歌4*07/6/30 14:23
手紙文自由詩7*07/6/28 23:29
スタートライン自由詩7*07/6/27 16:02
恒例散文(批評 ...3*07/6/26 23:07
六月の花嫁短歌4*07/6/24 11:43
生きている俳句9*07/6/23 11:14
固定携帯写真+ ...6*07/6/22 18:42
短歌3*07/6/20 20:11
吐息自由詩6*07/6/19 13:12
恋文短歌3*07/6/18 20:54
歓喜と悲哀に短歌6*07/6/17 20:10
父へ自由詩8*07/6/17 19:26
勝 克自由詩1*07/6/16 21:24
梅雨短歌6*07/6/16 13:21
吐く自由詩8*07/6/15 21:58
ほたる携帯写真+ ...5*07/6/15 19:38
かえりみち自由詩4*07/6/14 21:28
短歌8+*07/6/14 5:55
気儘な未詩・独白3*07/6/12 23:13
あいさつ短歌7*07/6/11 21:01
梅雨俳句4*07/6/11 0:12
そんな六月自由詩1*07/6/10 21:57
仮面自由詩9*07/6/9 19:55
かみなり短歌7*07/6/9 19:53
男の子 女の子自由詩7*07/6/8 21:32
花言葉2[group]短歌9*07/6/7 22:08
旅人短歌10*07/6/5 19:44

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 
0.16sec.