中華屋喫茶室という店に来ている。窓から交差点が見渡せる席に着き、もう二時間が経っている。

大昔に恋人だった男から電話が入った。

きつねの嫁入りがあったので、瀬戸内の海辺にきている。せっかく ....
町田、下北、練馬、目黒・・・ホテルに、旅館に、誰かの家に、

家はないのか

一箇所に留まらないのはなぜでしょう?

家を借りないのはなぜでしょう?

毎日飲んでるよ、お金がな ....
お金が無いなら支援を受けよう

パトロンに見放されたなら、娼婦をやろう

合理的にお金を儲けよう

私にはやらなくてはならないことがある

時間と塒と休息が必要

我慢できることは ....
「頭がわりぃんだよなあ」

「俺の側に寄ってくるのは、いつも子供と犬だけなんだよ、」


「団地のさぁ子供はよ〜どんなに頑張って眉間にシワを寄せたってよ、無視してやってもよ、話しかけ ....
しなやかに雨

しなやかに現実


必要に駆られて夢を見てるのは数時間のみ

終わってしまえば、夢も食べ物に取って変わる



声が枯れる

煙草が不味い

 ....
メロンパン焦がして旨し朝ごはん

朝がくるのよ
夜が明けたら
―AM6時、人の少ない井の頭線の車内―

ガラの悪そうな細身の男がシルバーの携帯で喋っている。
靴下は赤と青のりんご模様。
茶色の便所サンダルを履き、
黒のパリッとしたスーツ、ハンチングを被 ....
ロマンチックなんていらねーよ

ささやかな秘密もいらないんだよ

全貌を早く耳打ちしてくれよ

パズルのピースの上に俺は立っているんだ

あんたが完成されてくれ
 ....
寝息が聞こえる

12時、目をあけている

ピンクの携帯は鳴らない

あなたからの安心をまっている

あなたの言葉を頭でくりかえし聴いている

あなたが触った頬の位置に手をおく
 ....
すぐに煙草に火をつける

うすっぺらの下着をさがす

うすっぺらの何かをポイとする

水をゴクンと飲む

目はあわせない

キスはもうしない

ラブソングが申し訳なさそうにかか ....
また忘れそうになる

朝のほんのわずかな時間だけ、星が猛スピードで動く

いつ死んでしまってもおかしくない

でも、いま死んでもいいと思える朝方の奇跡が起こる

落っこちるのならこちら ....
沢山の人をあいするあなたは、

私に使うじかんがないのではなくて

あなたにはじかんを贅沢につかいましょう

そう、言われたようで

勝手にですが、あんしんというやつをするのです
愛のこくはく

抱き合ってもいいのに、そうしないと決める

そうしないと言い放つ

体を共有しないことが愛しているということ

わたしと、あなたにとって
バラードが知らん顔をしている

白けたい私

白いシーツの隙間

白んだドレス

切ない食べ物の味

天井へとんでゆく意識

自意識が東京タワーまで飛んでゆく

慣らされた ....
ウィスキーを舐める

回想を重ねる

画像が荒れてゆく

煙草がスカートの端を燃やす

後頭部にあてがわれたあなたの手を想う

耐えられなくなり、誰かと営む

営みは儚く、 ....
ロジカルにこと細かなセックスは西日を誘い、推定の快楽が運ばれる。時計はいつのまにか半回転する。お決まりの味、しかし夕日の落ちた珈琲。何をしようが変わらない、雲がこちらを見つめている。薄い布団に背中 .... ひとりでくるくるとまわる

真夜中のダンス

女の子はもっと踊っていい

ターンする

真っ赤なスカートの裾がせせら笑った

振り向いてもひとり

少し跳んで

またス ....
朝がやってきてしまうことはあっても、
あなたとは夜にしか会ったことがない

外で会うと黒い帽子と笑顔で武装している

そこから見えるやわらかい髪の毛と、
少ししか見えない目を見つけたときに ....
なかったことにして、アルミ缶の中にポイと捨てたもの

もう二度と缶の淵で手を切らぬよう、上からガムテープを貼る

急いで貼ったので隙間からいけないものが漏れている

水蒸気になり、手で掴め ....
軽はずみに始まった関係が追いかけっこをする

慎重に厳選して始まった恋など聞いたことがない

お見合いか処女の発想

ハッとしてぐっときてやむにやまれずしてしまう

相手の気持ちもわか ....
行ったり戻ったりしながら、雲のような感覚に耳を貸す

触ろうとしてもさわれない

いま自分が人間であるなら見つめることしか出来ない雲

雲はふわふわと空に浮かび、なんでもない人たちが見つめ ....
回想もしていなかったから、寂しくもなかったのだ

あなたがしてくれたことが沢山あった

楽しい皿洗い

どうしてこうなってしまったのかなんて考えもしなかった
快感と苦痛の顔はそっくりだ

嫌でも寝るのは金のため

それはあなたに内緒の話
気が付いたってもう遅いよ

無知なあなたが夢中で見つけてきたことはもう他の誰かがやってたよ

一番最初に気づいてないと意味がないんだよ

あなたはかわいい白痴の子供

あなたはかわ ....
人殺しがいました。

その人殺しのことが誰よりよくわかる自信があります。私は殺されないように日々我慢を繰り返しています。壊してしまうと、大切なものを失うからです。

それは人殺しも大切にし ....
反芻し過ぎて擦り切れそうな程ささいな逢瀬

回想から想像に変わる

あなたの表情より手のひらの感触が伝えてくれる

淋しい言葉は口封じされる

甘く甘くいるためには2人は申し合わせない ....
気になる人がいる。

彼に恋をしているわけではない、私の好きな人は常に1人だけだ。彼は私が本気で恋に堕ちたところで、ちゃんと振ってくれもしないような人だ。とんでもなく優しく、そして勝手な人だ。 ....
世界で一人ぼっちの私は世界に噛みつく

ちっぽけな愛の中をほじくり返してみれば
綺麗な真実が一つだけ見つかる

しかし綺麗な真実も、幼い記憶も、言の葉一枚に過ぎない

勘違いを恐れな ....
一夜、一言で多くのことを知る。

愛とはレンコンの挟み揚げである

記号とはロックである

余計な付加イメージを与えた素敵な言葉だけの辞書


今朝、私が住む四畳半の庭に吸い殻が残さ ....
夢がお金に変わる

夢がやぶれたら灰になって
ぽろぽろぽろぽろと13階のベランダから舞い落ちてくるようです
猫のひたい撫でるたま子(220)
タイトル カテゴリ Point 日付
中華屋喫茶室散文(批評 ...207/4/9 18:25
高級浮浪者はどこへゆく自由詩107/4/7 22:07
嘗められるのは愛する男のみ散文(批評 ...2*07/4/7 22:02
ロマンスカーで隣合ったチンピラの云うには、散文(批評 ...107/4/6 13:12
フィクションのファンクション自由詩207/4/6 10:42
日のおわり俳句307/4/4 22:48
やらせろよ 1分散文(批評 ...5*07/4/3 14:23
井の頭線、向かい席の独り言が聞こえた散文(批評 ...307/4/3 4:49
電気をつける自由詩207/4/3 3:52
あっというま自由詩107/4/3 3:29
エイプリルフールの真実自由詩507/4/2 9:40
手紙をありがとう自由詩107/4/1 23:54
こくはく自由詩207/4/1 19:07
あらすじ自由詩207/3/31 2:15
コバルト自由詩10*07/3/30 11:12
踊り疲れて朝がくる自由詩307/3/30 10:23
てだしあしだし自由詩207/3/30 1:51
夜の住人自由詩107/3/28 11:09
あたしが捨てた缶の中自由詩107/3/27 17:43
ストーリーテーラー自由詩007/3/27 13:47
夜が落ちてくる自由詩2*07/3/27 10:37
ごめんなさい自由詩307/3/24 11:58
金が欲しいがセックスはいらぬ短歌007/3/24 10:34
アイ・ドント・ノウな君へ自由詩3*07/3/24 9:59
余計なことはしすぎるとどうなるの?散文(批評 ...1*07/3/24 9:41
もっとも甘い砂糖自由詩6*07/3/23 22:39
モーターが鳴る散文(批評 ...2*07/3/23 10:19
月みて笑う自由詩107/3/23 0:54
愛のある放置自由詩207/3/22 14:24
ロマンの使い道自由詩107/3/22 10:55

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