・まだなにも知らなかつた頃 まどかの笑顔まぶしき
・インキュベーター その澄んだ瞳になぜに邪(じゃ)はみあたらぬのか
・マミられし者よ 後につづく者たちの戦いが始まる
・音ゲ ....
雪。
雪だ。
雪が降っている。
道路が凍る。
つるつるだ。
別にカロヤンの話をしているわけではない。
そんなユーモアに浸っている場合ではない!
真剣なんだ。
生と死の狭間で、
生き延 ....
(2007年9月18日深夜、祖母倒れる。
救急車で病院に搬送される。
四時間にも及ぶ大手術の上、奇跡的に生還。
しかし今後の歩行ならびに常人としての生活は困難である、と医師に宣告される。) ....
血走った眼が目録を走る。
押し返す展覧会で奪い合う一冊の本!
われら古本マニア。
本に捧げた青春。
(なぜ求めるのか?
なぜ蒐めるのか?
なぜ生き続けるのか?
その答は ....
愛が欲しかったらねじりとるがいいのだ。
物が欲しかったらむしりとるがいいのだ。
幸福が欲しかったら奪いとるがいいのだ。
貴方よ。
貴方は「幸福になりたい」と言ってはならない。
そんな惰弱 ....
春五月、気持ちの善い日曜日、
昼食を食べ終わったわたしは街のヨガ教室に行く。
ガムランが荘厳に鳴り響く部屋に、
クール・ビューティな痩身のヨガ講師が現れる。
ヨガ講師と共に正座して ....
ゴルチィエのトーガ戦がせ夜を往く PARCO3宇を神殿として
十色のマニキュア十本の指に塗り分けて極彩都市の迷彩とする
ライダーズ・ジャケツ纏えば超都市の電光噛み切る黒豹となる
生臭 ....
冬は終わった。
輪転する季節。
陽だまりの中、わたしは想う。
春がきたのだ。
すべてが萌えだす春が。
わたしは青い空の下に広がる池を観るために庭へでる。
わたしの愛しい金魚と鯉 ....
戦後の前衛短歌界を塚本邦雄と共にリードした
歌人・寺山修司は第三歌集『田園に死す』(白玉書房)
のなかで「短歌」に対する「長歌」の試みを行っている。
その冒頭部分を書き出してみる。
....
〜〜『機動戦士ガンダムSEED』を愛するすべての者のために。〜〜
(西暦2002年。
わたしたちの21世紀は始まったばかり。
そんな時代の日本。
長期不況・社会混乱にあえぐわ ....
暗黒の司祭たちが黒い法衣を垂れ、
死んだはずの神の声が鈍く響く白夜の時代、
そんな時代がいままた再び到来しようとしている。
人々は生殖を強制され、
ただひとつの神の声によってコントロールさ ....
生まれる前の記憶の糸を
今夜 静かに紡いでみれば
狂った宇宙の青い砂
目覚める白い破壊の季節
飛び立つ呪の赤い鳩
切り裂かれてゆく
痛みのなかで
見上げていた ....
0.17sec.